水を溢した
お気に入りのワンピースが濡れた
足に触れて 冷たい
冷たい 青
つめたい あお
青が蔦る足
それしか
そんなことだけしか
思えなくて
モノクロの雑踏
乾い ....
ほんとの友達ってこわいね
ずけずけくるし
ぬけぬけいうし
でも
いなくなると困る
憎めないのは困る 安心して
あたしになにがなくても
あっても
あんたにも
つきあってやる ....
スーパーで
冷凍餃子を手に取るとき
あなたは
製造国を確かめていますか?
まさか、気にせずカゴに
入れたりしていませんか?
それどころか、あたしは
最近ネット詩サイトのオフ会で
知 ....
ありがとうを言わない手が僕の頬を斬った
がんばれと言おうとした口から二酸化炭素が出る
黒鍵の影にメゾピアノの妬み
わたしのなかには
百獣が在る
ねむれる獣とあらぶる獣
したがう獣といたわる獣
あなたのなかにも
百獣が在る
おびえる獣とひきいる獣
あてなき獣とみすかす獣
どこから ....
ゆらゆらとゆれる木々
まともでない視界
ぶら下がる猿
無意味だと言ったら、
そう
それはそうなんだ
空気の振動
衝突する合図
ドーパミンの噴出
ビジュアルビジネス
ノン ....
ライオンはついに浮気がばれたらしいね
バッファローは闘牛士の夢を捨てて
先月の見合い相手とついに身を固めるそうだ
キリンは未だに国の補償をあてにしていて
役人が来たときすぐに取り出せるように
....
ヌードになった 庭木の梢に
涸れた寒気の 往復ビンタをくわせ
そのうえ 独り暮しの老残に
重い散策さえも 強制するのか
にびいろのマントをまとった
年積 ....
先生のために歴史の敗ける北を食べて貼られています
よく海外の興味の事の募集をしていたのがあった
それは日本人の並べる資格で決裂する不利な条件
まるで責任に長い間続く性を授与していません
両者と ....
甘い鎮痛剤が内側を
流れる音を確認し合う
肌は仄暗い光で隠れ
生ぬるい海の感覚と
月の体温のやさしさに導かれ
高揚がお腹のあたりから立昇ると
記憶はもやのようにおぼ ....
黄と橙色は
とてもよく似ていて
それはおそらく
同じ季節を生きているからだ、と
ふと思う
遠い山並みを眺めれば
それは混色されて
日び
上書きされていく
油絵のようだ
厚塗りされた ....
かれは
祝福とおめでとうの違いが三文字分でも分からなくて
葉の色が変わる季節
落ち葉を靴の下に踏む
森林のなかの一樹になりたかったですか?
山のなかに立っていたかったですか?
名 ....
だれかの奥歯で噛み砕かれた絵本を
きもちわるいおじさんがいつまでも舐めていたの
わたしにもすすめてくるからバッシュで殴ったら時限爆弾のスイッチ「かちっ」っていって
ガール、吹っ飛ぶ。完。で起きた ....
遠い世界の音
聞かせて、僕の耳に
失われた、古代の
あるいは、未来でもいい
遠い世界の音
聞かせて、僕の耳に
無理矢理に心臓を
捻じ曲げるような夜中
薄暗が ....
明日もくよくよ悩むだろう
まもなく虫歯が痛み出すだろう
カレーフェアが開催されるだろう
素敵なシャツが見つかるだろう
仕事はどうにかなるだろう
カキ氷にはカルピスが合うだろう
結局全部幻だ ....
目頭が熱く
震える夜は
ひとりで居る事に
慣れてしまった
同じ涙で一緒に
濡れたのは
あなたとの最後の
思い出だけど
この胸の中 ....
夜みたいな朝を
自転車で駆け抜けて
太陽みたいな君に
真っ直ぐ会いに行こう
僕みたいな君が
にっこり笑ったら
地球上のみんなに
朝陽が降り注ぐんだ
やあ、やあ、おはよう!
剣が
命を奪う為に存在したらお終いだからと
あの日
あなたは重いペンを持ち上げた
数十gの万年筆の先から
深い碧のインクが垂れて
その先に果てしない
一面の海が広がった
万 ....
まだら模様のその生物は
実はとんでもない起爆装置なんだ
体を直角に反り
顔をこちらに向け
目を合わせた人を爆発物に変えてしまう
その姿を思い出すだけでも小さな爆発を繰り返して
体にどんどん ....
病院で次誰が死ぬか
5番目までを予想する
WIN5を始めたところ
最近のじいさんばあさんは
なかなか死なないので
10回連続キャリーオーバーで
25億円になってしまっている
もう寒いから ....
前を見て歩けば先が見える
後ろを見て歩けば先が見えず
いろんなものにぶつかってしまうばかりか
気分が暗くなってしまう
だからちゃんと前を見て歩けと
小さい頃親によく言われた
自分の足を一歩 ....
らしくない空が青く見える
珈琲牛乳をください僕はブランコ
手切れ金で玄関を照らす
さみしさよ
あんたのことが大好きで
魂の伴侶みたいに思ってますが
あんたの脚をぶったぎり
火にかけ
じっくり炙りながら
しみ出すダシでニコニコと飯を食う
そういう気でいることを
....
Era
惚けたように突っ立ってたら
怒鳴られて 渡されたトンカチ
わけもわからないままに
今に釘を打ち込む
手の平にできた血豆が潰れて
放り投げたトンカチ
通りかかった先輩が拾って ....
雲を取り払った空は青い平面
落ちてはこないアクリル板
そこに涙はなかった
そのさらに上で霞んだ声が聞こえる
降りてくることのできない渡りは
濯がれる術もなく
啼きながらその ....
空は曇ったり晴れたりしている
けれど
心はその奥は
透明で彩って染まって 穏やかに陽だまりが続いている
この世界で小さく大きく
囁いたり 叫んだり
時の流れは愛その ....
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