火の酒を冬の海に呑ましてやる {引用=

鳴らなかった、管楽器の空洞に、落葉や、

発語されなかった言葉をつめている最中に、

妻はかえってきた、わたしはなんだか、

気まずい気持ちになって、ベランダへ煙草を吸いに ....
私は日本では貴重
天然記念物扱いよ

どうした早く言ってしまえ
デカイ団子虫にしか見えない

タイ旅行者からの
土産話に時たま聞く
私の話
少し卵抱いた私を蒸し焼きにして
甘い卵だ ....
手を繋いでも

一緒には 歩けない


さよならも言えない

弱虫な私たち


立ち止まっては 見て見ないふり

柔らかい匂いだけ 楽しんで


蜜を舐めつくして 空に ....
道の真ん中に
消しゴムが落ちていた
試しに道をこすってみたら
道がそっくり消えてしまった
ついでに空もこすってみたら
空もやっぱり消えてしまった
おかげで雲は行き場をなくして
おろおろし ....
世界が沈むことを早くしている
今日を忘れないようにしよう

魚は寒くないの
だいじょうぶよ

鳥は寒くないの
だいじょうぶよ

並木道には自転車と五十代と思われるジャージの夫婦
 ....
 チャレンジが与えてくれるのは

成功と失敗だけではない

それは、

チャレンジせずに

成功した者の不幸を願い、

失敗した者を笑う

という下衆に

ならなくてもい ....
しにたい!しにたい!
そう願いつづけるのも慣れて
死にたさはもう日常で
これが異常なのだと知ってはいるものの
それが普通なのだ

このまま死んでしまえばいいのに
生にしがみついているよう ....
すり抜けて通すのは 藍色の液体
なぜに アンタはいつもそうなの?


ソンナこと アノ人に聞いておくれ


いやいや 責めているのではないの
ヒトリ歩きは・・・
できないのよね?
 ....
人生に設定した目的に向け 
一直線に生きていける人はあるまい
散歩先に目的地を設定しても
一直線に歩いて行くことはない

前方の橋
大型犬を連れた女性がこちらに来る
わたしは 当然の ....
様々なモノ達がきみを常に誘拐して行く
TVや学校であやしい人にはついていかないように
言い含められてはいるのだが
国家がすでに誘拐犯でもあるので気をつけよう
つのる想い
 枯れ葉落ちて

積もる舗道
 落ち葉踏みて

音は乾き
 騒ぐ心

音に紛れ
 心隠す

つのる想い
 今日も明日も

幾度掃けど
 積もる落ち葉

 ....
一度止まってしまったはずのあなたの時間が
僕や多くの人の中で発光し続けている
美しい言葉を遺すということは
あなたがいつまでもあなたを証明し続けるということだ
そして僕とあなたの間 ....
天使なんて 居ないんだよって
笑いながら 君が言う

見たことも ないのよって
聞いたことは あるよねって
私も 笑う

その唇からこぼれた
白い歯 キラキラ
太陽に 照らさ ....
路面店で捌かれている

ありきたりな大小の不幸を

幼児が悪戯に組み立てた

誰彼も気に留めない

灰詰まり未完成トンネルが

散霧に紛れて姿を現す

きっとそれが

僕の ....
きしむ胸を金平糖で満たす 砂漠砂漠きみを分解した償い 喉が潰れるほどビルの谷間 ゆき ふる まち
色がきえゆく、きえ ゆく、ゆく、ゆく、
ぼくの指がそれをなぞるまもなく
きえゆく、ゆく、ゆく、ゆく、


きえ。行ってしまう。
「いってしまう。」





 ....
Friends

仕事帰り去年と同じジャケットを着ているのに今年は何故か中綿抜けたみたいに感じる
画鋲が外れて空に舞っていた無数の広告に自分達を重ねるなんて
笑えよ 僕は弱気になってる

 ....
あんたはそうやって
頭を下げていれば
気が済むのだろう
だがね
あんたの娘(蛍)が突然
股間を朱に染めて
パパ!血が出てきた!って
泣きながら言って来たら
まさか「生理って何かね?」
 ....
ソフトで細やかなタッチ
おまえが望むふれあいは
俺には出来ない
俺に出来るのはコレだけだ

カチッ
ウイーーーーーーン

もう少しやさしくは出来る



(ハードボイルド・スタ ....
【見えない力】

桜の葉が
秋の雨に打たれて
石畳や道は艶めいている
やがて すべての葉は落ちてしまうのだろう
しんやりとした風に心を寄せると
桜の匂いがした

たとえ花はなくとも桜 ....
紳士が帰宅した
トレンチコートの内側に
あらゆる苦悩を抱えた顔して
ただいまも言わず
リビングに突っ伏して
苦悶に入る
うめき声すら上げそうな
夫の姿を
妻は横目で眺め
そういうこと ....
Lonely

二つの水晶体を通して世界を見る
受刑者がアクアリウムの板を挟んで面会人と向き合う気分になる
おでこを付き合わせて熱心に話し込んでみても
どこも触れていない
頭に固定された ....
うーん、と
背伸びをした
うなった、のも
少しだけあった

ふわふわしたものは
予想外に予想以上に転がっているから
わたしは口を大きくあけて
酸素がほしくて

どろ ....
どうか、私を弄んで下さい
その熱く燃える掌で
私の輪郭を全て辿って
白く滑らかな肌に頬を寄せて
息を吹き掛けて
どうぞ、私の中に入ってきて
わき腹を鷲づかみにして
何度も何度も私を翻して ....
安泰なるしあわせのふわふわに
横たわり神を呼ぶ
神の音よ
神の言の葉よ
神の姿よ

それはわたくしに永遠に等しい眠りをもたらす
それはわたくしに暗澹たるしあわせを呼び起こす

神よ、 ....
無から生まれた訳ではない
原因があって生を得て
所在もない風来坊だが
ひなたぼっこの猫とあそんで暮らす

世界が仏頂面の上司だけで
構成されている訳でもないので
とりあえず仕事は好きだ
 ....
絵の具のにおいの
血の味の白湯に
夜を映して呑みつづけている


光の奥にあるものに
触れたとたんに移動する
人のものではない矜持がある


熱すぎて近づけない
翼と ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
火の酒を冬の海に呑ましてやる北大路京介314/12/3 2:00
喉の痛みについて、mugi6*14/12/3 0:46
カブトガニ[group]花形新次014/12/3 0:41
がらんどうスカイゴウ014/12/2 23:24
消しゴム青井314/12/2 22:52
冬、はじめました。クローバー5*14/12/2 22:43
チャレンジすることしょだまさし0*14/12/2 19:55
救世這 いずる014/12/2 19:48
鉄筆芦沢 恵17*14/12/2 15:08
橋・渡らないイナエ10*14/12/2 12:12
誘拐犯梅昆布茶714/12/2 11:46
秋の終わり花咲風太郎614/12/2 11:30
証明する人葉leaf414/12/2 4:58
四番目の歯を見せ笑うシッシッシ藤鈴呼3*14/12/2 3:07
Men at workボロレシート1*14/12/2 2:08
きしむ胸を金平糖で満たす北大路京介514/12/2 1:04
砂漠砂漠きみを分解した償い714/12/2 1:04
喉が潰れるほどビルの谷間314/12/2 1:04
それからしばらくきみの吐息をきいた吐水とり3*14/12/1 23:50
Friends014/12/1 21:21
誠意って何かね?花形新次114/12/1 20:36
ハードボイルド・スタンリー「ふれあい」114/12/1 20:18
星の王子さまによせて るるりら1514/12/1 17:01
帰宅やまうちあつ...3*14/12/1 16:22
Lonely314/12/1 16:15
命に音を刺すかの2*14/12/1 16:02
私を閉じ込めないで夏美かをる24*14/12/1 15:29
眠りこけた国と神 ろ這 いずる014/12/1 13:57
畏敬する詩人達へ梅昆布茶1414/12/1 12:55
ひとつ 篩木立 悟314/12/1 11:41

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