空から雫が降ってくる
そんな日がすきだ
同じものがからだのなかにある
こわれた玩具の痛みをしらない街に棲む
風に翻って反転する記憶の陰翳を編む
この電話も壊れてるんだ
だから意味を ....
そんなに多くではありませんが
本に囲まれていさえすれば
わたしは幸せでした
読む本がそこにあるというだけで
わたしは穏やかな気分になれました
それ以上の何も望むものはないと
わたしは少 ....
というわけでわたしは最近
今までにない集中力と戦力をあわせ持ち
真面目なうんこを辞めて
柔軟なうんことして
戦うことを
ここに誓います。
大教室は後ろのドアから入ってなるべく前から見えなさそうな席を確保した睡眠時間は大切にねって学生時代の話書こうとして過去形でしか書けないのはなぜだろうか現在進行形が入り込めなかった思い出に鍵かけられた
....
期日前投票が許されてんなら
期日後投票だって許されんだろ
と役所に今から行くって
電話したら、病院の電話番号を
教えてくれた
さすが行政サービス行き届いているねえ💃
仕 ....
コカ・コーラの缶とペプシ・コーラの缶が
深夜
ゴミ箱の底で睦言を交わしている
互いの肌の色を褒めそやし
互いのバーコードの形を讃え
標準化されることのない個別の愛 ....
雲ひとつない夕闇にこだまする
いくらもないたったひとつの夢なのに
悲しかったのはなぜだったのか
砦になりたいと思ったのはなぜだったのか
相殺されるような気がしたから
....
頭では 理解している つもりでも
心では 理解できていない よしなしごと
あなたの 言う事が
大変非常に至極最も最高最上級ですと
何が何だか分からない程の賛辞を重ねれば
あっと言 ....
貴方の皮膚を通して
内臓の間から
みえてくる
景色がある
物語のある景色が溢れ出す
その景色を
私は綺麗だと思う
貴方でさえきずいていない
太古の景色だったり
コタツの中 ....
一人暮らしの私の家に
奇妙な動物が紛れ込んできた
害はなさそうなので
飼うことにした
白くて丸くて
わりと愛嬌がある
たてがみは赤く
瞳はつぶら
私は日中この動物を
なでて
だきあ ....
触れるたびに焼けていく
純な雨が焼ける雨が
焦がしていく
生きて、生きて
柔らかな気持ちをぱりぱりに
それはきっと苦しみに満ちたもの
心の奥底に触れる手は焼け焦げ
神経は崩れ落ち ....
晴れない思考
陽射しの強いあちら側
古新聞を朝あさり
塀をよじ登る
他の景色を見ようとして
#あいうえお作文詩
昇進の日に丸いものを食べてはいけない。あるいは、昇進の日には誰にも挨拶してはいけない。私が通勤していると、電車の中で誰かが「昇進」と呟いた。するとその呟きはたちまちに感染していき、通勤電車 ....
{引用=
八雲から落ちてくる
天粒を集めて
もう一度そのか弱い胸に
小さな灯が点れば
ワダツミへの道は開く
ココロの消えた後にも
美しいタマシヒは残るから
(Wa
古い名 ....
学校で
話しちゃダメよ
うちでどんな
新聞とってるかなんて
話しちゃダメよ
お父さんとお母さんが
どこの党に投票したかなんて
どうしてお母さん
戦争は人が殺されるから
反対っ ....
春を待つサフィニアに水をやりながら鼻歌を歌う君がカスミソウに見えたので
僕はささやかな幸せが壊れないように
そっと玄関のドアを開けた
哀しく広がる空と冷たい空気は
春を迎える頃
君たちを ....
誰かを責めることは
何かを為すことではないと
知っていながら
思っていながら
それでも
こんなにも難しい
ここでは
わたしには
まだらの夜に一声
鳥が鳴いた
かじかんだ足が
....
もっと上手く生きられたら
傘も飛ばされずに済んで
水溜りも避けて通れた
気づかないふりをして
痛みに触れてみても
生温かいものがあるだけ
きっともう動かない
ねえ、用意は ....
噛んだらだめだと思いながら読むことを 朗読という
噛んだら謝る ごめんなさいと
謝るために読んでいる
謝りたいから
噛んで ごめんなさいと
....
海がみえたあとは
歯のかけた歌だけきこえた
ぼくをわらっていたのだろう
あなたがここにいたなら
朝靄のなか、踊りながら
「もしも」や「けれども」を蹴ちらしなが ....
陽の当たらない玄関の
下駄箱の上に置かれたガラスの水槽
その中に金魚が一匹
夏の宵
太鼓の音や提灯に囲まれた広場の
入り口で掬い取られて
運ばれてきた
たくさんの兄弟と泳 ....
ずっと前から
大きな壁があって
私は背が小さいから
ジャンプしてもなかなか届かなくて
今はそれをも超えるような
大きな声が欲しくて
気持ちを伝える勇気が欲しくて
どうも上手く ....
こぼれた言葉が夢を覚めさせない
月を指差して とても綺麗な言葉を吐いた少女がいた
それはそれは綺麗なもので
真黒の風呂敷の中心に浮かぶ 銀にも負けぬ輝きだ
あたしは とてもとても聞き取ることに難儀し
とうには諦めてしまっ ....
もうずっと遠い昔に
絶望から一歩を踏み出して
歩いてきた僕だから
これ以上裏切られることもないし
やけのやんぱちにもならない
光りあふれ
花咲く道の途切れる先に
真っ暗な口を開け
....
各界で今年大活躍の皆様に
お集まり頂きました
先ずは
世界初全盲の画家
サムラ&ゴウチのお二人!
続きまして
だっはあああああっ
でお馴染み
号泣県議野々村与太郎さん!
そして今年の ....
金属質の
部屋に座って
わたしが数をかぞえている
歯や髪や肌は
ただの歯や髪や肌であるのに
女 がぴたりとはりついている
脚にも喉にも唇にも
これより先は
数えるだけ失う ....
彼女が住む耳をふさぐ
パニュヤミンスクの湖には
水上に暮らすサナクマ族がいた
サナクマ族は湖で採れる
キャビアを売った
年800億ドルにも満たない
お金で生計を立てていた
しかしその僅かばかりの
キャビアを狙 ....
もうただの人なんですから
何でもやって
飯食って行かなければならないでしょう
昔みたいに
チンペイにくっついて
朝の番組に出るわけにもいかないし
そこで提案です
すべてをなげうって出直す ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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