病魔というやつは
いつも不意打ちで
宿す者の人生を蹂躙する

誰も悪くない
だからこそやり場のない怒りを生み
理不尽さに苦しめられ
それは時に病気自体の苦しみを凌駕する

180度変 ....
罪を背負ったまま台車で運ばれている 涙ふかないままフルスロットル 振り返ると
無数の屍が
横たわる道
眼を凝らすと
紛れもない
それは自分だ

爆弾低気圧がもたらしたものは
天気が悪いと何故か上がる
爆弾高血圧

低気圧と高血圧の
無意味なせ ....
鳥が飛んでいる

だれに教わったわけでもないのに


魚が泳いでいる

だれに頼まれたわけでもないのに


花が咲いている

だれに急かされたわけでもないのに


 ....
柵から いろんな花が 顔を出すから
錆びた 柵でも 大丈夫
咲いた花びらが あなたの夢を 裂くことなど
決して無いと 信じて いてね

生成りの色合いは 安心感
白いペンキに 蒼い ....
とんとんとんとん
すり鉢で

ぐるぐるぐるぐる
潰して

がしがしがしがし
裏ごしまでする

 上手にごっくん出来るように
 私はこの愛情を楽しんでいる
 
 食事と愛情

 ....
胸に巣食った小さな影が
あなたの時を刻み続ける
砂時計のオリフィスを
いつの間にか歪めていたのかもしれないと
あなた自身が気づいてから
あなたはきっと違う風景を見ている

そう、残酷な告 ....
わたしに
ひとひらの
あかいろをにぎらせて
とおくなっていく
ちいさなはね

ぼんやりと
薄青い影色をみていた
ときたまうねり
わたしはちょっと
こわくなって
拠り所を探す
あ ....
立ち尽くす交差点
違う、ここはどこだろう
詰めこんだばかりの新しい考えで
詰めの甘い、詰め甘い世界に失望する
手の届くはずだったのに
どこだろう、いったいどこにあるのだろう

#あいうえ ....
しゅんしゅんと音を出すヤカン
熱のこもった部屋
薬瓶をシャカシャカ振る
飲もうか飲まないか

この症状を誰に伝えよう
熱をあげている
証明できるせっかくの機会。
教えようか教えまいか
 ....
待っているうちに、
背筋がちりちりしてきた。
正面の壁には食屍鬼の絵。
出されたコーヒーはいやに薄くて、
いつもは入れない角砂糖をひとつ落としたが、
ぜんぜん味がしない。
窓のむこう風がフ ....
綺麗かねぇ

見てみてん

ドヨンとした曇り空の隙間から
チョコっと朝陽が見えよるよ

ほら
見てみてん


綺麗かろぉ
灯台の光がようやく
私を見つける
こんばんはなんて言わない
くるくると回転するのに
忙しそうだ

道を失った巡視船達が
遥か沖の水平線に吸い込まれてゆく
まるで落ちて行くように
 ....
ダイオウイカもクジラも
大きなものが傷付き
浜に打ち上げられている

私たちの乗る小さな船はどうだ
豪華な客室はすべて金持ちのもの
貧しいものはみな
薄暗い船底の食料庫で空な目をして ....
ガラスの葉っぱに滴る雨水が甘い匂いを放っている。
この街の横顔が、夜明け前の薄青い静寂に包まれている。
店を閉めたジャズバーの管理人が、暗い色のコートを着込み、
メインストリートの奥へと消えてゆ ....
石が
雪に沈む

生命が付着する
月明るい夜に
世界から脱走してみる
夜の追い風が吹いて
海までひとっ飛びする

懐かしいこと忘れないように

海の底に眠るあなたは
いつ起きるのでしょうか
さっぱりわからなくて
 ....
夜の寂寞に
つめたくなった血管を
気紛れに溶かす、ぬるい血流
xxxxxx
押し付けられた
拡声器の声に
日常を遺棄し耽溺する男
羊小屋の傍らに伏す
三つの弾丸で飾られた女
絶え間な ....
堆く積まれた 書物は昔のままに 
午後の斜光に 照らされた埃の層は
舞い上がることもない 部屋は死んでいる
窓ガラスは乾いた風に ことこと揺れる


紙魚が食べた詩集には 空洞になった ....
見よ 夕焼けを照り返すほの暗い進化の井戸に化石した都市はうずくまり
たわわな花火をしげらせ枝はしなだれて
反転する視界に渦巻く積乱雲のふもとの石の階段
奈落の淵にさえずる木の実の色のように君の思 ....
以前雪おんなは物悲しいのに
雪男は直立猿人なのが
どうしても解せないという文章を
書いたところ
多くの読者から共感のメールを頂きました
そこで今回私の方で新たな企画を考えました
題して、物 ....
そうして物語の行間
壊れた時計から逃げ出せない二人は
互いの体臭を帯びた愛の上澄みのやるせなさが
ゆっくりと肺を満たし魚に変わるまでの昼と夜を
ナイフのような耳で削りながら冷たく灯していた
 ....
ひとこと ふたことで
かたづいてしまいそうで怖い
そんなつもりも 
はずもなかったけど
あー どうだろう
スカトロりんのクライマックスが
脱糞だとすると
それは、やはりウンチクライマックスと
言って良いと思います
しかし、限界まで我慢しないと
やはりクライマックスは盛り上がりに欠ける訳です
そ ....
鯖になりたいんだ、と言ってコラジャコフは居なくなってしまった。彼のことを覚えている人がどれだけ居るのだろうか、と想像するとぼくはスペースデブリになったかのような気分になる。学生時代の友人、昔の恋人、親 .... 色んな人が立候補して
活発な議論が行われることを
期待します
とのコメンテイター的
決まり文句は聞き飽きました
我も我もと党員全員が立候補したら
ジャンケンかアミダで
決めるしかないっし ....
あっと言う間に 
瞳を釘付けにする 存在 

大抵は 物事の中央に 
鎮座している 

芯の有る 位置ならば 
本物の 中心地 

光が見えたなら 
もっと 輝ける 筈だか ....
木枯らしが黄の葉っぱを掃いている

このまえ歩いた道が逆走する

みんなに優しくなれそうな気がする


優しさは引き出しのようなものだ

創造力ではなくて

想像力の引き出しのよ ....
風ががなりたてて
俺の顔に針をばら撒いて逃げていく
夜の奥底で
妊婦の腹の中を撫で回して
気狂いが舌を垂らす
側溝を鉛と血が混ざっては
冷たく流れていく
俺はそこに花を落とす
煙草で焼 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
すべての騎士へkeigo1*14/12/18 22:14
罪を背負ったまま台車で運ばれている北大路京介514/12/18 21:17
涙ふかないままフルスロットル314/12/18 21:17
もうどうでもいい花形新次014/12/18 21:11
鳥が飛んでいる青井114/12/18 20:20
白い柵 塗り絵ほどこす ダイアリー藤鈴呼0*14/12/18 19:39
食事と愛情朝焼彩茜色16*14/12/18 18:41
隣に住む人夏美かをる28*14/12/18 16:20
鬱血北井戸 あや...114/12/18 15:54
ボクの理想論[group]這 いずる1*14/12/18 12:50
熱病3*14/12/18 12:46
アーカム・ハウスの詩の小部屋[group]佐々宝砂2*14/12/18 12:45
見てみてんhiroto...1*14/12/18 10:28
明け方の夢keigo0*14/12/18 6:08
エイハブのこうかい衣 ミコ4*14/12/18 5:03
街の風景ヒヤシンス7*14/12/18 0:36
stonedmizuno...114/12/18 0:29
すらり ふわり瑞海2*14/12/18 0:18
不明瞭の憂詩北井戸 あや...1*14/12/17 23:23
冬の午後藤原絵理子714/12/17 22:52
秋の階段Lucy1514/12/17 22:33
雪男小説大賞花形新次014/12/17 22:08
イメージだけがひとり歩きだす場所でただのみきや17*14/12/17 21:26
はなこいち014/12/17 20:34
ノーリラックス、ノークライマックス花形新次014/12/17 19:42
コラジャコフ1【トマトの奴は昨年蔕をもぎ取られてしまった】114/12/17 19:26
スーパー岡田「代表選の盲点」花形新次114/12/17 18:53
降り注ぎの刹那藤鈴呼014/12/17 18:47
木枯らしの道吉岡ペペロ314/12/17 17:48
その青銅北井戸 あや...214/12/17 16:16

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