今宵は音のない水槽の中
静寂に沈める鼓動
四方を水で囲まれた国
100まで数えて
泡をふく

あれ
遠雷がきこえる
こんな静かな夜のはずが
地平線の向こうは昼
昼と言っても暗い ....
(この手が壊す為にしかないと言うのなら従うよ,
愛しいおまえの望みを叶える為に.


人が定義した“醜いもの”
それは悪魔だ疫病神だと
まことしやかに吹聴している
血の流れない戦争を繰り ....
1.
流星群のニュースを眺めながら、キッチンテーブルにほおづえをついている人。
窓の外は曇り空。明日は雪の予報。その涙がはやく乾きますように。

映画館のロビーで、美しい少女が
父親といっし ....
いいえおじさん心の
じゃなく
心は闇なんですおばさん
そこに光は射すでしょう
頭蓋骨の中
風さえ入って来るでしょう
明るい気分が領します
色彩がこぼれ温度がながれ
音声がはずみ意味がお ....
ありふれた優越感も
たわいもない世界征服も

全部彼の中だけで
巡っているものだとして

君が今握っている誰かの右手が
ぼくの手であってほしいと願うばかりだ

誰にだって
世界を救 ....
芽吹いたばかりの
彼女の傷を
生まれたばかりの
蛇が舐めている
いつか尾を噛み
不死となるのか
だけどこの利き腕に
円形を描く事はない
かなしき運命の反目だ
飢えつく皮膚に花ひらく
 ....
       冷血漢なしののめに
 よだれを垂らすカーテンを開ける
   おいぼれきったおひとりさま

  「時」がうつつを抜かしていた
  「空」はうつつに拡がっていた
「風」と「光」を ....
ジェイソン・ゴールドウィンの最新作
「夜のとばり」を読んだ
ジェイソン・ゴールドウィンと言えば
ビュリッツァー賞を受賞した
「魔の刻」が有名だが
本作はそれに負けず劣らず
壮大なスケールで ....
あるとき
金色の服を着た
金色の不具である
イッパシの
ヤクザきどりのあいつが言った

自己保身と
私利私欲は大切だ
大事にしろよ
ただし使い方には注意しろ
ヘタをうつと
自滅す ....
冬空のした
光と遊ぶ子供たち
ベンチには杖をついた老婆がひとり咳払い
あどけなさの残る主婦が
砂場の縁で公園デビュー

この場所はもう古い
ブランコは規則正しくきしみ
ジャングルジ ....
誇りを失った鷹は
何処に住めばいい
いや
何処にも住む所はない

だから高く
高く飛べ Fly high
誇りを取り戻せ Fly high
人智を超え
宇宙まで届け Fly high ....
壁をものともせず
しゃべり交わすひびの塹壕の中で
牢屋に閉じて
羽のありかも忘れれば
静か静かと誰の言葉もうつろう影のさんざめき

見つけた見つけたと
小人の声こそやけにでかい
壁 ....
2014.7.28.

事件を漁ってみると 食い散らかしてる自分が見えた
救いたいのは君の命なんかじゃなくて
救われたいのはきっとこんな僕の心さ

もしも孤独の先には死刑台というものがある ....
遠くまで行く途中
だから気にしないで
時に狐の目をすることや
雲の形につまずくことを
大事なことは誰にも聞かない
大事なことは口では言えない
あといくつ黄色い蝶がいれば
韃靼海峡を渡れる ....
すべてのものを等しくするために
雪は降り積もった
道路も畑も建物も樹も
すべて等しく白の諧調に集束する
想像もつかないほど遠くにある白さが
具体化した永遠のようにすべてを覆い
 ....
珈琲の匂いを逃がすように
少しだけ窓を開けた

庭の木立から
ザクザクと音がする

雪を掘って
ドングリを食べてるのよ

起きてきた姉が言う

私たちが戻らなくなったら
ここも ....
今年は喪中の葉書が多いねと
年賀状を印刷しながら姉が言う

時々色を滲ませながら
古いプリンターがウィーンと動いてる

すこし早めのクリスマスケーキを切り分けて
マシュー・マコノヒーの映 ....
凍って開かない窓を
ぬるま湯で拭く

掃除機が編み針を吸い込んだ
冬眠を急ぐ熊のように

予定通りにしないと気の済まない姉たちが
雪の中で車を洗い
居間にツリーを飾りつけてる

 ....
鳶色の花が部屋に
投げ込まれた朝

夜から立ちこめていた
幾層もの霧が晴れ

テーブルに置かれた
皿やコップの上に
日の光が溢れて流れた

音楽はコップに溢れる水の音か
それとも ....
すっかり冷たくなった手に息をふきかける

霜の降りた道路をあるいてゆく

昼間だというのにとても日は低くて

息は白く 凪いだ空へとたち昇る

凍て空を見上げてみる

ひこうき雲を ....
子供の時に母に愛されなかった僕は
赤ちゃんプレイのAVを見る

学生時代に青春を謳歌できなかった僕は
JKモノのAVを借りる

ホワイトカラーの職業に就けない僕は
OLモノのAVを借りる ....
種を蒔け
たくさんの葉や花や
実をつける種を

種を蒔け
君の愛した人に
君を忘れさせないように

種を蒔け
君の生きた証を
残す旅に出た時に

種を蒔け
いつか ....
前にテラリウムが入ってた二段目のひきだし
あいたんだ陽に当てようとして風の強い日に
窓辺でひらいておいたらレースのカーテン風
にひらひらして棘からまってバラなんかじゃ
なく多肉植物の棘々がひっ ....
盲目の蛇が一番古い脳の皺から這い出るような一日の終りの時間に、意味を成さない膿の中から拾い上げた唯一の希望は真っ暗な色をしていた、眠る前から夢を見ている、本当みたいな夢を、まぶ .... 形を無くそう
手に手を取ったなら
千切ってしまえ
ところで
今日のおまえはやけに笑うね
窓越しに光を含んで
飴色にぼやけだすんだ
そこにいるのか
不安になって
唇をなぞれば
相変わ ....
帰りたい
家にいるのに帰りたい
どこかに早く帰りたいと
いつかからか、思ってた
いつの日からか、思ってた
長く長くかかった疑問
ずっとくすぶってた感情
その答えに

僕は
さっき
 ....
僕が一晩中ついていれば
サイドギャザーなんか要らない
僕がいれば、多い日だって安心さ!

いや、だからさ、こういう感じで、両手で
受け止めてさ
出来るわけない?
何でだよ、おりものシート ....
エンディング月
シェリー酒にどっぷり浸かった午後3時
頭の中でひしゃげた低気圧なカレ
にょろん
耳から抜き出し
42℃の風呂にいっしょに入る
ぷちん
弾け
「おはよう」
大きく延 ....
うまれた
ねむった
たべた
わらった
うずくまった
ないた
しゃぶった
さわった
つかんだ
なげた
こわした
ゆびさした
おどろいた
どもった
ならした
あゆんだ ....
病魔というやつは
いつも不意打ちで
宿す者の人生を蹂躙する

誰も悪くない
だからこそやり場のない怒りを生み
理不尽さに苦しめられ
それは時に病気自体の苦しみを凌駕する

180度変 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
潜水keigo214/12/20 6:18
ある男に捧げる簡単なピリオド衣 ミコ2*14/12/20 6:05
チョコレートにとって基本的なことカワグチタケ...214/12/20 1:10
アノミーちゃんsalco1114/12/19 23:45
パラディンは箱庭にて、ときたまこ114/12/19 23:40
蛇は夜を伝う北井戸 あや...114/12/19 21:26
しわぶきとなみだ⑧信天翁214/12/19 20:44
ジェイソン・ゴールドウィン「夜のとばり」を読んで花形新次014/12/19 20:32
金言浩一3*14/12/19 13:08
タイムカプセルkeigo1*14/12/19 12:36
Fly high渡辺亘214/12/19 12:33
おしくなればおしいものよ竜門勇気2*14/12/19 11:30
救われたい余韻2*14/12/19 9:21
世界旅行やまうちあつ...114/12/19 7:42
葉leaf314/12/19 7:18
鹿mizuno...314/12/19 5:42
20年前みたいに414/12/19 5:04
_314/12/19 4:31
聖誕祭の朝Loch L...314/12/19 2:10
銀麗高原漣1*14/12/19 1:45
性行為一 二414/12/19 1:42
種を蒔け瑞海13*14/12/19 1:17
ひきだしあいた/即興ゴルコンダ(仮)投稿こうだたけみ5*14/12/19 1:06
頭蓋の空洞は囁くホロウ・シカ...1*14/12/19 0:37
定形の愛と非定型の型枠北井戸 あや...3*14/12/19 0:21
かえりたいなきり414/12/18 22:51
おりものシートインブルー花形新次0*14/12/18 22:26
ひきだしあいた阿ト理恵7*14/12/18 22:18
少年よ我に帰れ4*14/12/18 22:16
すべての騎士へkeigo1*14/12/18 22:14

Home 戻る 最新へ 次へ
1739 1740 1741 1742 1743 1744 1745 1746 1747 1748 1749 1750 1751 1752 1753 1754 1755 1756 1757 1758 1759 1760 1761 1762 1763 1764 1765 1766 1767 1768 1769 1770 1771 1772 1773 1774 1775 1776 1777 1778 1779 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.32sec.