橋の上に
  貴方以外の人が居ない
  只、雪と泥ばかりが撒かれ
  汚れているところを引摺っていく
  ながく、頑是ない、貴方の靴



 
細やかなことでいい
すごくすごく
細やかなことでいい
見間違わずに
真っ直ぐに

一つの間違えも
一つの罪悪感も
素直に見つめて
その素直さで
細やかなことでも
一つの幸福に
 ....
海と空の狭間
その素晴らしいグラデーションの上に
神様が気まぐれに置いた白

ああ、なんで、こんなに美しいのだろう
ああ、なんと愛しい世界なのだろう
この、奇跡の青い星
光陰矢の如し
またはキングクリムゾンの如し
テレビに映る見覚えのあるワンシーン
今年の正月特番の再放送だった

子供の頃は毎日が満たされていたから
一日一日が長く感じられるんだとか
そん ....
生きるも死ぬも自分次第でありますが
死んでくれと言われるよりは
生きてくれと面と向かって言われた方が
わたくしは嬉しいのであります

わたくしには愛しい想い人はおりません
わたくしには守る ....
泣いて謝るくらいなら最初からするな

礼節をわきまえろ

自己満足の罪悪感ほど迷惑なものはない

堂々としていろ

そしてあいつに礼を言え
陰茎と陰核の
勃起比べをするのなら
今夜がいい
今夜こそいい

税務署員が
訪ねて来た

この忙しいときに!

「あなたは一年の
勃起回数の割に
納税額が多すぎます」
そんな ....
世界がひとつの終末へ向かって集約されて往く時代
世界はひとりの詩人の透明多面性により屈折分散する

時空を超えた鳥瞰図は迷える自我を慰めても
空腹に泣く赤子ひとり救えはしない
言葉は時に力  ....
ジェラシーという球根から咲いた仇花


自他の羨望を浴びたいと想っている 花


夢 とは 絵に書いた幸福




はじめて描けた納得のいった


ドラえもんを大切 ....
気づいていないなんて
言わせねえぞ
おまえも
おまえも
ゴミなんだから
年末に処分されなかったら
良い新年は迎えられねえぞ
ああ、わかってんのか
今年一年大量に
発生させた
おまえ ....
僕はとどまりませんこの場所に
常に風化してさらさらと崩れて行く足元

時間というものが上下にあるいは前後に
はたまた螺旋状にきりきりと流れるものかなんて
ぜんぜん解らないのですから

空 ....
読書をしていると
知らないうちに
黒猫が膝の上に
男は一瞬たじろぐが
撫でてみると大人しくしている
そのうちに猫の毛並みは変化しはじめ
白い猫へと変わる
白猫はひょいとテーブルに飛び移り ....
父の三回忌の時、兄弟から空き家となっている実家の処分が持ち出された。小学校1年まで実家の近くで遊んでいた私としては売りたくはないのだが、それが私の感傷であることはわかっていた。そう兄弟姉妹それぞれが .... みんなけちだ

あたえられたことなんて

あたりまえだとおもっている

そう

あたりまえのことなんだ

みんなけちなんかじゃないんだ

あたえられてばかりいるだけなんだ

 ....
三島が天皇陛下に殉ずるのと

宮本輝が池田大作を信奉するのは

抒情が観念と同一であるのか

それともまったくの別物であるのか

それとも人間はそのふたつを希求するのか

春は桜に ....
地下街には流行っていない歌が流れている

カレーライスのにおいぐらいの湿気がある

あと何度ぐらいすれ違えば許してくれるのか

さっきから同じ暗い色をした服が歩いている


列から離 ....
頬をなでていった、風を
振り返った遠い背後の道で
独りの樹は嬉しそうに、葉をゆらし
無数のみどりの掌は
こちらに合図している

この足もとに伸びる人影が、口を開く
(見エナイ世界)を呟く ....
僕はひとりじゃない

何でも話し合える友がいるから
僕はひとりじゃない
僕を必要としてくれる人がいるから
僕はひとりじゃない
互いに好きと言える恋人がいるから
僕はひとりじゃない
僕を ....
わたしくやしかった
おもしろくなかった

おとうとばかりかわいがって
おかあさんもおとうさんも!
なにさ!

とくにおかあさん
おかあさんはおとうとのほうが
かわいいんでしょ
ふん ....
殴り合い、貶し合い
解り合い、手を取り合い
合い合い合い

俺が私が僕がミーが
自己中心的自己主張
顕示欲丸出しのケンジ

ネバーエンディングストーリー
ネバーランドに連れてって
 ....
重力に囚われた
F5連打
扉は開かない

避難所はどこだ
スレッドは停滞
居場所が無い

海を彷徨い
やがて溺死
吐き出したい想いは気泡に

魚の鰓に飲み込まれ
巡るO2
 ....
世の中は SとMだけで なんでも説明がつくなんて思ってる占星術師がいて

月とこの星の関係も SとMだという


男と女


雇い主とアルバイト

アルバイトと客

客と少年ジ ....
あの空を 飛んでいるのは
UFO?

あなたには 見えません。

見ようとしない あなたには
けして 見えません。

あの空を 飛んでいるのは
人魂?

あなたには 見えませ ....
ホテルの朝
女はパンツも穿かずに
うつ伏せに寝ていた
夏になる
少し前のこと

昨晩
勢いにまかせて女を抱いたが
避妊を忘れた
女の中には
俺の残した
幾つかの忘 ....
彼女が玄関で
クマの着ぐるみを穿いていた
世間で言う
「バランスを保つため」
なのだそうだ

後ろのチャックが閉まらないと
長い黒髪を掻きあげ

中腰でせがむ
「早くしてちょう ....
会社の上司が死んだので
葬式に顔を出した

式が済んだあと
住宅地の真ん中にある屋敷で
同僚と飲んだ

「世の中 何が起こるかわかりませんね」と
誰かが言ったので
あからさま ....
理念よ 重き翼の理念よ
寡黙な唇を割って 朝日のように
白く眩しい また凍る泉のように
透明で穢れのない 声を

足元で戯れる記憶の娘たち
どこへでも歩いていく軽薄の子供たち
いまはすべ ....
挫いたかもしれない足を雪につけて
痛みをとりだそうとする
できるような気がする
染み出した汗が白い雪を痛みの色に染めて

  (それはきっと緑だ
   濃い緑
   深く昏い海の底
  ....
にきびを潰すように
かさぶたを剥がすように
傷んだ記憶を
わざわざ夢に見る

治りが早くなる、だとか
嘘ばかり教えられた
何度も傷付けては
垂れる液体を拭う

意味の無い反復行動
 ....
      たけだけしい北極圏で
 つむじかぜばかり描きたてている
        鼻息の荒い牧童よ
  どうしてそんなに意固地なんだ

       青い春のおもかげが
白い秋の顔立ちに ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
草野春心314/12/31 20:57
細やかなことから小日向 ココ014/12/31 20:02
空から無限上昇のカ...014/12/31 19:02
歳の所為たいら114/12/31 18:41
五文字ながらもふわふわ2*14/12/31 17:23
ありがとう014/12/31 17:14
勃起合戦花形新次014/12/31 16:40
年末年始のご挨拶に変えてただのみきや17*14/12/31 14:43
ただいま求愛星団 高...214/12/31 14:30
ゴミ捨て花形新次3*14/12/31 12:55
2014の残骸梅昆布茶15*14/12/31 10:20
猫撫でやまうちあつ...3*14/12/31 10:13
絆の終わり秀の秋214/12/31 9:49
あたりまえの唄吉岡ペペロ514/12/31 0:27
114/12/31 0:25
地下街の喧騒214/12/31 0:23
服部 剛1114/12/30 23:59
ひとりじゃないリィ1*14/12/30 23:52
ふたりきり弓夜3*14/12/30 23:45
あたたかいたたかいたいら114/12/30 23:40
超重力014/12/30 23:27
AとP SとM求愛星団 高...214/12/30 19:43
UFO南無一014/12/30 19:03
忘れ物オダ カズヒ...0*14/12/30 18:59
着ぐるみ同盟1*14/12/30 17:45
喪服の街3*14/12/30 17:43
扉より瀬崎 虎彦214/12/30 16:52
冬野マチネ414/12/30 16:32
いたみのあとたいら114/12/30 16:10
芥子色の北風が吹いて③信天翁214/12/30 15:48

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