きちんと 信じるべき唯一のかみさまを持たないわたしたちは
そして争うこころがわからない
殉ずるなら何に
死して何処へ行くのか
それはいつも朧気で
知らないことが
いつも対岸を火事 ....
統計上の誤差の範囲内に
隙間な く詰め込まれた宇宙の素体
橙 黄土
地球が双曲線状に裏返り
境界の反対へと反転を繰り返すときだけ
影がはっきりとみえる
衛星の発光
球体の宇-宙と ....
遠い海の向こうから
ようやくニューヨークに辿りついた
そして東京にも雨が降ったよ
うれしい
広島から長崎へ
ビルとビルが手を取りあい
血管と血管が結ばれて
無数の灰色の弾 ....
虫と花を行き来する羽
雪に重なることなく降りつづき
ひとりの食卓に積もりゆく
線の笑みに埋もれる部屋
まばたきのはざまの火と光
冬からあふれる冬の息
五人の ....
夜が飛ぶという
鳥が飛ぶという
何も飛ばぬという
石の灯だという
鉄柵の窓だという
誰も知らぬという
紙に埋もれた言葉を
砂に埋もれた言葉を
....
一月の波を 波を照らす陽を
信じぬほうがよい
言葉への畏れを知らずに言葉を書くものの喉を
すべてすべて 掻き切ろうとしているのだから
....
肩が凝って仕方がないので
ビックカメラに行って
最新式の肩を買って来た
ポイントを使ったので29800円だった
今の肩を簡単に外せる工具が
付いているし
要らなくなった肩は無償で
リサイ ....
肩まで出すことがない
だから処理することもない
それでいいのか?
お目当てのイケメンが
酒の飲み過ぎで
間違って誘って来たら
どうするんだ!
荒れ果てたワキのために
見す見す
チャン ....
みんなが思う命ってなんだろうな?
好きでもない人との子供が生まれた いらない
結婚した夫婦に子供が生まれた うれしい
アリが死んだ どうでもいい
ネコが死んだ かわいそう
雑草を ....
いそぎ足でやってきた
冬が
粉砂糖みたいな
パウダースノーを
街中に降りかけていった
私の黒髪にも白く積って
ガトーショコラみたい
綿菓子みたいな吐息が
凍える指先を温める
北風 ....
世界のくずれ
荒野をくぐれ
いずれの道も
はずれの行先
落ちゆくしぐれ
生きてるまぐれ
ひずむ宇宙
しずむ星々
非自己のきづき
無自我のねづき
とざす窓 ....
初めてチンコを
触った日の
あの感覚忘れないで
いい気持ち過ぎて
チンコのこと
包んでいた皮剥いてた
遠い夏
人目忍び
エロ本買った
もう一度
あんな気持ちで
白い液を出 ....
朝の光を呪うなら寝床の中で、積もり積もった夜の逡巡に埋もれて震えながら
妙にかすれた猫の鳴声が聞こえる、目を覚ましたばかりなのかもしれない
大型の車両が集まり、道を掘り返す準備を始 ....
カッとなってたまるもんか!とカッとなる
天井が月面みたいに見える
またあの発作が来るのかな
布団にくるまり待っている
カッとなってたまるもんか!とカッとなる
慣れるこ ....
名前も知らない女の子
バイクで事故って死んじゃった
警察に追われている途中
無免許だった事は分かってる
ヘルメットは被ってた
ネットでは
自業自得だ
警察は仕事をしただけ
価値 ....
誰もがあなたを甘やかすから
気づけばすっかりぜい肉がつき
顔の周りの
柔らかな毛をつまんでみる
味気ないドッグフードだけ食べて
長く生きるのと
体には良くないけれど
美味しいものを食べて ....
ぴょこん ぴょこん
君は 全くの 別物
尻尾でも ないし
唇でも ない
好き勝手に 遊びまわっているようで
ちゃあんと 仕事 してるんだ
だから 人望も 厚いんだね
....
哀しみを終わらせたい
だが何処に行けばいい?
どの思い出も
哀しみを終わらせることはできない
生きている以上
哀しみはつきまとうから
それ以上の強さを
強さを下さい
いや
私の中に強 ....
素直になろう
ぼくは素直になろう
生きることに謙虚になろう
どんなさみしさも受け入れよう
日々の暮らしに誠意を持とう
やさしい歌に聴き入ろう
きれいな人を好 ....
僕が語りかけているのはあなただ。
そして、あなたはこの詩を読む必要はない。
なぜなら、この詩はどこを探しても
詩ではないからだ。
詩でないものを、あくまで詩として掲げているだけだから
詩 ....
差出人の欄には
「海」としか書かれていなかった
指紋の上に指紋を重ねて
いつか返事を書くものだろうと
まだ躊躇わずに口づけ出来た水たまりの
波紋の上に波紋が重なり
触れてはいけない気がして ....
だんだん消えていく
僕が昔旅行した場所
北海道の洞爺湖の風景
テントを 張ったことを 覚えている
温かくて白いお湯の出る
温泉があった そして アイスを食べた
素敵なログハウスの天井の ....
押し引きをして
思うような音をみせてごらん
ひらいて ひらいて ひらいた果てに
あるのが
かなしい蕾だとしても
つかれるには まだ早いから
思うような色をみせてごらん
できるよ、 ....
だんだんと
忘れたように
白くなる手足をして
朝 晩 かまわず
ひとを待つのは
あさましいことと思いながら
紙のような心に
置いた石ひとつ
どうにも平べったくて
転がることも ....
誰かの心に寄り添って
ただ
静かに手を握ろう・・・・。
ほんの少しだけ立ち止まり
ひとまわりした視界の先で
こぼれた涙を見たならば・・・・。
「声を聞いて欲しい。声 ....
旅に疲れて透明になる夜
エアコンのごーっという低い音で部屋はゆらめいて、またたき、のような、わたしたちは、いつもまたたいて、細いろうそく、生まれたての火のよう、なにもかもつけっぱなしで、スイッチも ....
わたしにはあなたの手首が
細ながい棺にみえる
柔らかいなにかに火をともし、
それを投げいれずにいられない
だが燃された闇の何処かで
ひとしれず花をつける
....
セーターの袖
靴下の親指
カッターシャツのボタン
私たちホコロビガールズ
チロリ
ナロリ
テロリ
あの子もこの子も嫌いなの
その子とあっちの子は好きなの
心 どっ ....
また生き延びて春の匂い
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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