あばずれ女が10万ルーブルの札束を
暖炉の炎に、投げ込んだ。

自らの純愛を置き去りに
去りゆこうとする女の狂った有様に
身を震わせる白痴の男の
頬にはひと筋の涙が伝い…

暖炉の周囲 ....
細々と清らかな
自我を削ぎ落したような声の集合

僕らはみんな生きている
生きているから歌うんだ・・

なにかもっと
違う歌を歌えばいいのに
コミュニティセンターの廊下に
西日はさし ....
古ぼけたルノー
牛久のロングブラック
夢乗せたバンの500%の駆動は
5年経ち
とうとう銀河鉄道の軌道に乗った

遠く手を振る私に
ホゼさんはピンクの宇宙ステーションで
星屑を煎ってい ....
剛力に人差し指を
舐められて
その匂いを嗅いで
臭かったら
ちょっと、いやかなり
興奮する
それに対して
ビヨンセだったら
かなり引くと思う
ドン引きだと思う
この違いはいったい
 ....
空を飛ぶ 夢をみた

子供のころから あこがれていた
空を飛ぶという 夢だった

鳥のように かろやかに
大空を 自由に 翔けめぐった

でも それは やっぱり ただの夢

あ ....
傾いた地軸
偏った陸地
青い皮膜の
かなしい星

辿りついた{ルビ宇宙=そら}の墓場で
焦げ付いた岩山
焼け落ちたジャングル
壊れた玩具のような都市の欠片
積み荷を降ろし
今はすっ ....
夜な夜な隣の家から
変な呪文と甘ったるい匂い

お化け屋敷に住むのは
お婆ちゃんに化けた女の子

大鍋に入れるのは
吸血鬼の冷蔵庫から盗んだ
ラズベリージュースと
人魚と取り ....
 太陽が寝ている ジュースを零している
 仮面を被った人たちが畑を耕している
 汗が落ち 汗をぬぐう
 音なく鳥の群れは水平に空を滑ってゆく
 風の囁きが過ぎる
 白い砂と黒 ....
目立たぬようにまとわりついてきたあなたたち
こんばんは
眠れないので話そうか

寝返りを打つたびに首の汗を拭う
空腹
泳ぎくたびれた金魚
月の無い窓際
控えめな秋の羽
消えゆく蝉 ....
セロリくん
臭いから苦手だっていう人
あんがい多いんじゃないかな

触感はシャリとして蕗みたい
いたって淡泊な味なのに
強烈な野菜臭で
やたらと自己主張している

漢方薬みたいなあの ....
多摩の春は立ち
梅の便り
雪の予報
氷のうさぎをせがむこども
声は眠らず
温もる床を抜け出る
もう未明なのに
待ちわびている

あなたが呼吸を恐れ
感じすぎるのだと胸を震わせる
 ....
平面に示された
ネジは回り
夕焼けを締める
オレンジ色を背景に
立体的な歯車を動かすと
連動して
月が登りはじめる
夜も来ないのに
固定された夕焼け
胎動する世界
現れる月
半分 ....
寒くて蒼く光る冷たい夜に
ちらほらちらほら
白い雪が舞う
冷たい風なのに
浮いたり泳いだり
跳ねて回ったり楽しい気分

消えるのは一瞬だけれど
溶けてなくなる白い幻は
きっと叶うだろ ....
大概のことはできない
中でも勉強が一番できない
ダイソンに
失礼、正直に言って
頭が悪い
だからテニヲハがおかしい

そんな私の書いた文章を
進歩派教師は
彼には詩的才能がある
と ....
かなしいことでも かなしいとわかることが うれしいことであったり
かなしい と かなしい が じつはちがうことが わかってしまったりする

かなしい映画をみて かなしい家路
かなしい道には か ....
囲まれて
絆(ほだ)されて
抱きしめる

おいで おいで
その言葉を 信じたら
ごま塩頭の あの人が
ニヤリ 笑った

何も 悪いことなんて してないよ
怖いことなんて ....
気持ちを、大きく放つ。

砲台を唇に

爆弾代わりの言葉をセットして。

(囁いて・問いかけて・叫んで・・・・。)

零れ落ちる感情を

受け止め切ることが出来ない。

あなた ....
物を落とした日

探しても見つからないと

諦めて無かった事にした。

(心の針を一巻きして、出会う前の私に戻ってゆく・・・・。)

顔と名前がちぐはぐで

「あなた、誰?」すらも ....
死を待つ女が一人

手を組んでいる。

これまでの歩みと

関わった人々に感謝を表すかのように。

父が死んだ日は声を殺し

読経が響く斎場の前列で

ひたすらに泣いた。

 ....
そうさ目が覚めて朝が来るただただただただ
そうか気づいたらどこにもいないなんでなんでなんでなんで
貴方はふたつ結びが良く似合う
幽霊船に乗っかっていた少女に似ていた
バイバイ幽霊ガール思い出す ....
 数え切れない
 手に負えないくらいの
 幾千枚の白いはなびらが
 ほとんどいっせいに
 枝という枝を離れて
 舞い踊る
 まるで蝶のように
 儚げであるのだけれど
 或る意志を持って ....
絶対零度につつまれたぼくの体は
凍えているけど僅かな温度がある


 たれもいらない
 煙草20本 酒一升あれば
 一日は堪え忍ぶことができる


  泥酔し煙草を手に取ると
   ....
神様は0(ゼロ)を

均等に2分割して

皿の上に置くことができれば

あなたたちの関係を修復させようとおっしゃいました。


私は答え探しの旅に出るので

少し時間を頂けますか ....
息ができるはずもないのに
水に飛び込み 泡を纏って
そのまま底に沈んでしまった

かえりみられない寂しさよ
裏付けのない悲しさよ
私の身体よ

波の少ない底の 底の色
そんなにも ....
あの空の美しさは
水辺を走る少年なのです
太陽からの贈り物を
ぴちゃっと反射させて小さな粒となり
輝きをふやして
恩返しをしています

あの海の美しさは
汚れなき少女なのです ゆうくり ....
息を殺して真夜中ミノムシになる ごはん多めに炊いて誰も来ない 合コンに白装束で行くのか      
       あの日の空は青かった
       夏が終わろうとするほんの手前
       夕暮れ迫る束の間の時刻
       受話器の声が世界の音を奪い去る
      ....
錆びた赤空 夜に向かう悲しみ
あたしの通る道は ブリキの硬い道
薄桃のリボンをつけた猫が先導する

「どこまで行けば 巡り会える?」 

訪ねた声もかき消して 人の波の濁流
もう ここに ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
幸福の秤  服部 剛315/2/13 23:37
コーラスサークルLucy11*15/2/13 23:29
流星5光年とよよん5*15/2/13 23:23
舐められて花形新次015/2/13 23:14
空を飛ぶ夢南無一215/2/13 23:12
Lucy7*15/2/13 23:02
セイント瑞海5*15/2/13 22:50
臓器に咲くヨルノテガム015/2/13 22:30
残暑たちばな ま...615/2/13 22:29
【 セロリくん 】泡沫恋歌9*15/2/13 22:28
黎明たちばな ま...8*15/2/13 22:12
不夜見 秋也1*15/2/13 22:02
白い幻ちらりほら灰泥軽茶515/2/13 21:45
勉強もできない花形新次115/2/13 21:41
かなしいこと佐藤伊織115/2/13 21:07
夜の光と雪や海藤鈴呼1*15/2/13 20:53
○○。梓ゆい215/2/13 18:52
封印。015/2/13 18:50
死の間際。215/2/13 18:49
バイバイ幽霊ガールこめ315/2/13 18:10
墓所にてそらの珊瑚2215/2/13 11:18
酷寒の孤独鵜戸口利明015/2/13 11:03
別れhiro115/2/13 10:39
溺れの海這 いずる415/2/13 9:48
辺野古城黒木アン3*15/2/13 9:16
息を殺して真夜中ミノムシになる北大路京介315/2/13 2:33
ごはん多めに炊いて誰も来ない5*15/2/13 2:33
合コンに白装束で行くのか115/2/13 2:33
青い夕暮れ石田とわ12*15/2/13 1:40
暮々空クロヱ2*15/2/13 0:50

Home 戻る 最新へ 次へ
1702 1703 1704 1705 1706 1707 1708 1709 1710 1711 1712 1713 1714 1715 1716 1717 1718 1719 1720 1721 1722 1723 1724 1725 1726 1727 1728 1729 1730 1731 1732 1733 1734 1735 1736 1737 1738 1739 1740 1741 1742 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.89sec.