艶消しブラウンで
厚塗られた感情が
仕切られた容器に
整然と並んでいる
精製砂糖の甘味類
お行儀の良い愛は
ガラスの香水瓶と
純白のミニブーケ
に迎えられ微笑む
誰かと同 ....
森の中で 本を読むなら ハンモック
ロッジみたいな 丸太小屋を 立てて
枝垂れ柳みたいな
かりそめの幽霊に おびえる夜、
暖炉で 温まり
全てを 忘れながら
名も知ら ....
僕らの言葉はいつもすれ違い
間違い
時に伏せられて
それでも繋がりがあった
まあるいもの
尖ったもの
取り留めのないもの
それぞれが何処かを侵し
引き合い
奇妙なこの街を支えてい ....
夜の速い渦の中で、私は突然の出会いに見舞われたかのように混乱している。電車のホームに鳴り響く様々な声のあらゆる細部に巻き込まれて、夜空高く昇っていくかのごとく混乱している。これだけの複雑な ....
みずのね
さらさらとね
ながされる
ひとのシやセイが
たいがになって
いつかのよるの
うみみたいなばしょへ
みずのね
ちゃぷんとね
りゅっくのなかの
つつのなか
ゆれるた ....
メール送信するたびに「よいしょっ」と言うのか
体験入門で奥義教えられた
泳げない魚だじっとしている
雪に寒さしか
感じなくなったら
完全に
老いてしまったと言える
のではないか
品川駅のホームで
横須賀線を
待っている間
そう思った
まだ少しだけ
そわそわしている
自分 ....
蛙三匹高笑い
路肩で干され涙涸れ
同情誘い
日暮濃く
蛇に喰われは
蚯蚓干し
ただ1匹
我は知る
麦藁帽
髪は蒸れ
神は群れ
日差し強く
ゆっくりと
中身
柔く
立ちあが ....
何も考えられなくて
何も考えたくなくて
調子が悪いのに
調子が良いことばかり言って
疲れてしまう
梅酒と炭酸水
コンビニのおでんだけが
あればそれで今日はおしまい
炭酸水の ....
教育バカは
教育と言えば
大概のことは許されると
思っているので
性教育と称して
アメリカンハードコアを
Xvideoで見せたり
ラブドール相手に
自らズボンを下ろして
挑む姿を見せ ....
可愛い
女の子は
オナラをしない
オナラをしたら
きっと嫌いになる
確かに
僕も若い頃は
そう思った
しかし、いつの頃からか
まったくと言って良いほど
気にならなくなった
結 ....
寝れても練れても寝れても
眠れず
明けどもあけども明けても
暮れず
ネズミ1匹
通さず
回る
対なる車輪
終に鳴る
天秤
両翼
鈴二つ
軌跡を画いて
横たわる
高い音
低 ....
白いタイルに
赤いハイヒール
君はそれを眺めて
気持ち悪いね、と笑う
靄に伸びる拳銃を
差し出されて
殺してしまった花を
覚えている人はいない
君は僕を睨んだ
嘔吐した ....
地球は青いのに地球に住んでいる
生き物達はなぜ青くないのか?
なぜ空と海だけが青い
ここから先は立ち入り禁止
ガードもなくエリアラインがなくても
分かっているさ そんなことは
向こうのエリアの熟れたリンゴが
極彩色の芳香を漂わせてくる
閉ざされた花園には
咲き乱れる虹 ....
パスワードとんとん
スライドスライド
届いたメール
昨日のつづき
悲しいはなし
とんとんとんとん
打ちつけることば
スマホちゃん、痛い?
ひらいたゲーム
スライドスライドスライド
....
揺れる
風に揺れる
響きに揺れる
そして内なる震えに揺れる
君の瞳に映る光が揺れないように
そっと抱きしめていよう
選ばなかった未来
無数に分岐していく現在
覗くことはもうできないけれど
過去になれば
想像することはできるから
時々、気晴らしに思いを馳せる
「無数のチャンス」
振り返るとそ ....
鏡のような雲
合成樹脂の丘
クリームのついた唇
曲がり道から木製自転車
オレンジ色のスカーフ
スティールウールの指先
てんとう虫がよじ登る背中
固まりから花びらが散らかって
頬 ....
朝目が覚めたらクリームシチューのにおいが
したんだどこからするのか鼻をひくひくさせ
てぼんやりしてる間に二度寝したら昼が来た
おなかがすいたよおなかがすいた
きげんがわるくなっちゃうよ
....
なけなしの五百円玉がアスファルトの割れ目
社長が大切にしている壺を割ってちいさなメダル
財布を持たず行き先不明の電車
電子の雨は音がしないけれど
それはボリュームを縮めているだけ
身体はだんだんぐっしょり濡れていく
黄色い雨合羽を着た子供たちが
二列になって歩いている
どうしてこんなにちっちゃいのだろう ....
日本のバロウズ
はたまたジャニス
あるいは
日本の清水健太郎って
日本人じゃねえか‼
それはさておき、小向が捕まった
最近ではアナルをはじめとする
過激エログロ路線に足を ....
ザ・シークあたりが
ロープにもたれた状態で
相手が襲ってきたとき
振り向き様に粉振りかけて
目潰しするってのは
よく見た光景ですが
女子高生がタリウム入りジュースで
同級生を目潰しするっ ....
みんなが寝てる間に地球なくならないかな?
そうしたら消える痛みも
別れの悲しみもないのに
あなた、まるでけもののように
身も心も捧げた私から
ついに命まで奪おうとした
どこまでも欲深い、そのこころ
窓の外の細い柊の枝に
積もってゆく白い
雪の綿が視界を埋め尽くしたら
....
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