犬が寝息を立てている
ラジオから軽快なJAZZが流れる
コトコトと白ワインでトマトを煮る

犬の隣に座って
本を読む
それはとても奇妙な小説ではあるが
これと言った内容が無い物語

 ....
いついつまでに、なになにを

どこどこいって、だれだれと

なぜなぜときき、どうしても

 いつもこうやって生まれる
  いつもこうやって生まれてくる

いついつまでに、なになに ....
私は高校生の頃
誰がケンカが強いのかをいつも考えていた
卒業するその日まで 考えていた
そして 最後の日にいつものように校門をくぐると
それは 終わった

あれから 私はどこを歩いてき ....
隣の山田さんちの奥さんが
近所の人を集めて
犬神様の会というのを
定期的に開催していると
妻から聞いて知った
何でも、山田さんちで
飼っていたコッカースパニエルの
ナサニエルが死んだ後
 ....
この世を渡り歩くには
涙は欠かせない存在
広大なこの世に対して
涙の粒はあまりに小さ過ぎる
この小ささであの広大さに
対峙するには どうしたらいいのか

悲しみ 喜び 絶望 歓喜 不条理 ....
壊れたラジオぶら下げて
鼻唄まじりに歩いてく
壊れたラジオは聴こえない
修理もたぶんやってない

探してまわるよ
電波入る場所
見つけたいね
電波入る場所

ノイズ交じりで鼻唄歌え ....
3Pで異父二卵性双生児誕生!

このニュースを聞いたとき
私は自分の耳を疑った
耳を疑ったのは
佐村河内以来だ
(もちろん、そのとき疑ったのは、佐村河内の耳だが)

こんなことが起きる ....
君は一杯着飾っていたね
着けるだけ飾るだけ幸せになれると

友達も言っていた

君には複雑な鮮やかな柄が似合う
肌着はもっと暖かい真っ赤が良いよ
もっともっと着飾った方が

君はいつ ....
音よりも
光よりも
もっと速く

始まりの地よりも
思い出の地よりも
もっと遠くへ

過去を
振り切り
引き離し

追いつかれぬよう
取り込まれぬよう

もっと速く
も ....
俺はあと何度騙されればいい
悪魔に招かれた食卓にゃ
自分の肉が乗ってるとも気付かずに
貪れるだけ貪って
空腹感は薄れずに
でも悪魔に失礼のないように
その場しのぎで笑ってみせんだ

 ....
真昼のビルディング!
光があかるく暴くすべてのものを熱として放射し
時刻がリズミカルに告げる難問をその構成で反駁し
太陽の地上への君臨をその巨きさの中に摂り込み
青空が拡散していく ....
愛は儚い

愛は尊い

愛は

愛は

美しい

真昼に見る夢の様だ

一輪の野の花を

撫でる少女の指先に似ている

どんなに形容出来るだろう

愛を

愛は ....
口から出る言葉が
毒ガスのように思う
君に毒ガスを吸わせているみたい

身体が痺れて
脂がたぎる
眼鏡が曇る

夢の中で
君のお腹が大きくなる
喉の奥がヒクヒクする
吐く

 ....
人を好きになると世界の色が違うように見えるらしい。
そんな嘘みたいな話を信じては息をする毎日を繰り返して繰り返している。
泣いて笑って落ち込んでは救われて、
さっきの彼は今日の彼で塗りつぶしては ....
感傷的なジジイから順に
人間魚雷にするというプロジェクト案は
偽善者を標榜する団体
全偽連に阻止されるに違いありません、ヘンダーソン長官
心配には及ばんよ、神和住くん
捕らえた2000万人の ....
なんかおもしろいことない
投げだすことも許されない
と言って死ぬ気はさらさらない
うつむいて歩くランドセル見た
まぁ気持ちはわかるよ

世界も大変なんだってね
手伝えることは何もないけど ....
誰とも喋りたくないとき

メールは便利だ

日々を繕うことが出来るから

喋ってしまって

交感神経優位にならないですむから

活動・緊張・ストレスこそが

生きてる証拠みたい ....
先っぽからもれていく大切な溶き

手をつないだ最後。

大声で、名を呼ぶ。

指と指の間の夢を覚えている。

一回り、墓参り、誕生と加齢と。



何故、君と泣いているの。 ....
白痴の路線、水っぽい血の後。

騒ぐ人の反応のなさに不安がり、

鼻緒のもろい無表情のあやし。

垂れた足、子の叫びに足を止めて。

無理をして笑顔。声を止めて。
  父さん、母さん
  くさむらで鹿が跳ねています
  団栗がそこらじゅうで黙っています
  西陽に つらぬかれた 海馬の影が
  フィドルの調べにさそわれて
  妖しくはしります… ....
  赤い皿に
  老夫婦が座っている
  男の穿くすててこは膝が破け
  女の手に握られた琥珀色の数珠には
  結び直したあとがみえる
  うつむいて目を閉じ、かれらは
  眠って ....
翼ある憂鬱が
私を浮揚させている
薄明でも薄暮でもあるような
ブルウグレイの空間に

静けさの遠くに
ほの白く小さく浮かぶのは
船の帆のようでもあり
君の面差しのようでもある

い ....
なんでも一気にやっちゃおうとする

この国のいけない癖で

来年、広島遷都が発表されるという

2025年、終戦80年を目指すのだそうだ

これによって内需を拡大し

世界へは平和 ....
先へのばすか
 後にまわすか
  日々の暮らしの行列にあって
他愛のない愚問で
   脳細胞の弛緩をもてあそぶ

遠くで一一九が唸っている
 近くでチンが吠えたてている
  中空からは ....
時間を つぶすと言うのか
やっと生まれて来た この
小さな 幼気な時間をあえて
つぶす と言うのか

梱包材のつぶらな可愛いプチプチを
訳もなく指先でつまんで破裂させるように
このささや ....
2015年4月
アメリカ合衆国連邦議会で
安倍首相が演説をした

新聞やネットには
身振りを交え
いい表情でスピーチをする
首相の写真

なかなか立派だ
内容にさえ注意を払わなけれ ....
朝の半蔵門線の車内で
赤い傘を差す女性がいた
「危ないから傘を閉じなさい」
と言いながら近づこうとする
会社員風の男性に向かって
女性は
「やめてえ!触らないでえ!」と叫んで抵抗した
社 ....
まだ若い老人であったころ
同僚と紅葉の山麓へドライブ旅行にでかけた
秋空のもと 静かな集落を抜けるとき
前方遙かに 背をかがめた人が横切るのを見た
同僚はスピードをやや落として言う
「老人は ....
なぜか漫喫にいるam2:45、神田は東京から目と鼻の先さ、寝てしまいたいのに眠れないのは心配性だからです、だって昨日のこと嘘だったみたい黒光る机

立派な髭たくわえたおじさまとバイオリン弾きの奥さ ....
不惑など疾うに過ぎた初老の男にとって
忘れ物に気付いたことは
捜し出すべきものが
茫漠たるサハラやゴビの砂粒の中に埋もれた
小さなダイヤモンドの様に思えた

とりあえず砂漠をイメージしてみ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
World of sorrowopus115/5/7 8:04
いついつまでに、なになにをクローバー4*15/5/6 23:23
歩道橋の上から番田 215/5/6 23:22
「自称詩」犬神様花形新次015/5/6 21:35
地球内生命体小川麻由美4*15/5/6 21:01
radio-man捨我115/5/6 19:12
「自称詩」確率花形新次015/5/6 18:42
幸せは物足りない宣井龍人16*15/5/6 17:42
「SPEED」ともりん115/5/6 15:19
リバティ・ベルIMAGAM...015/5/6 12:43
真昼のビルディング葉leaf315/5/6 6:50
美しいドクダミ五十...115/5/6 6:40
毒ガスopus115/5/6 2:50
眠れない夜ときたまこ315/5/6 1:20
「自称詩」人間魚雷花形新次015/5/5 23:09
do you alive?捨我015/5/5 22:10
世直しが好きだから吉岡ペペロ415/5/5 22:06
「笑えないから」宇野康平0+*15/5/5 21:46
「癒えない」015/5/5 21:32
人生[group]草野春心215/5/5 21:23
赤い皿215/5/5 21:07
翼ある憂鬱塔野夏子3*15/5/5 16:58
Aloe吉岡ペペロ215/5/5 16:24
丘肌の淋巴腺信天翁115/5/5 15:09
ツブスナカレヤただのみきや14*15/5/5 13:22
拍手喝采眠り羊115/5/5 12:52
「自称詩」哀れだった花形新次115/5/5 12:31
年を取る取るとはこういうことかー振り返るーイナエ11*15/5/5 9:50
マジックテープを貼り付けてこうだたけみ3*15/5/5 4:15
心まかせにN.K.5*15/5/5 0:30

Home 戻る 最新へ 次へ
1694 1695 1696 1697 1698 1699 1700 1701 1702 1703 1704 1705 1706 1707 1708 1709 1710 1711 1712 1713 1714 1715 1716 1717 1718 1719 1720 1721 1722 1723 1724 1725 1726 1727 1728 1729 1730 1731 1732 1733 1734 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.37sec.