清らかな小川の流れに言葉は産まれ消えてゆく。
 願いは祈りになりあの山の向こうへ放たれる。
 初夏の訪れと共にやってくる想像を
 使い古した手帳に書き留める。

 白樺の林の中で虫たち ....
ストローでふくらませる

その時必要な空気圧

188ミリリッポーメートル フーッのため息

虹色にきらめく玉

その時必要な光

288光年過去からの贈り物

いくつも連なり ....
            150710

ブラックウオーターなんて曲を聴きながら
NHKのFM局を掛流す
なんて刺激的な声なんだろう
異次元の世界に居るみたい
将に今からなにかが始まろうとし ....
私がコーヒーをブラックでも飲めることを、彼はまだ知らない。砂糖と牛乳がないと飲めないって言ってたあの頃のまま時が止まっていればいいのにね。一人の生活者の痕跡は、部屋中の壁に黄色い染みとなって残るから、 .... 帰宅して
両足がつったのは夏の太陽のせいだった
こんなにも痛くて苦しい夜はどうしよう
救急車を呼ぼうかどうか
戸惑いながら
どうしよう
何だかんだと考えても
どうにも恰好が悪すぎる
 ....
ガタンガタンガタンガタン
冬将軍はまだか
おーいおーい
誰にも聞こえてないとでも思っていたか!
白い人が抱きしめる
どこかにいってどこかにいって

しゅんしゅんしゅん
爆発しますね ....
太陽はみえなくなっても

月の光、あれは太陽の光

でも新月の夜

世界は闇につつまれる

光のない世界、その時が

ある

ドストエフスキーの悪意

聖性の幻を追いかける ....
夢を見た

君は泣いている
微笑みながら
右目ばかりから
2秒おきにトポトポと
それが君の鎖骨に溶けて
僕の手が解けて
遠浅な海を行く

朝が来た

日曜の朝は雨 枕に涙
背 ....
風をたくさん挟んで
送り出す
君への便り

いつまでも止まらない翼は
想い出を回し続け
空に漣を描いていく

今日あった小さなぶつかりは
すぐに修理できるから安心して欲しい

 ....
大きな風車がゆっくりと
ゆっくり ゆっくり 回って
大空の舞台の主役
晴れ男と雨女に観客になって欲しいと

今日も羽根を広げているよ
行きも帰りも満員電車に揺られ
疲れは楕円の周期
人が溢れ
昆虫を追いかけていた僕もすっかり大人
ニコちゃんマーク柄のネクタイを締め
ネクタイだけがポップな最後の砦
溢れる人の一部になる
 ....
次元のない町を 不特定多数のキャベツが行き交う
少しずつフォントが違う それが個性だと思っている
のっぺりした集団が 通り過ぎたあとに
数え切れない#が散乱する 通路に階段に


 ....
熱気動かず
もんわりした空気
掻き分け進むこの日、
個々人の好悪に関係なく
不断にその純度を上げ加速する
熱の光球よ、
この神聖なる存在よ

光の感覚に深い余韻を響かせつつ
苦痛苦悶 ....
くっきりと分かれた空に
あの日の私を垣間見る

別れて しまったか
白と黒は
もう 二度と
交じり合う ことは ないのか

グレーゾーンの狭間で
うふふと笑う若者を
横目で ....
♪床上手と呼ばないで
♪セックスが好きな訳じゃないのよ

貴女は床上手ですか?
「そうね・・・、そうかも知れない
でも、だからって
セックスが好きというのとも
ちょっと違うんじゃないかと ....
男のコちゃん
女のコくん

僕らはすなわち
君らである

 ☆

細胞どうしの
邂逅おそるる

見得ても見えない
螺旋形

 ☆

自分らしく
とはいうけれど ....
ピーチフレーバーが
すかっときた
街角のカフェで飲んだ
イタリアンソーダは
夏の訪れを感じさせたけど
パラソルの影の中で
一人の僕には
少し
冷たすぎたのかもしれない
虫は岩場にとまって夢を見ていた
夢の中では全く別のいきものだった
そのいきものは
仕事をし
妻をめとり
子どもをもうけ
家を建て
また恋をして
時には浮かれ
時にはもだえ
ケータイ ....
つばめはどうして
にんげんのうちなんかに巣をつくるのだろう

だれも住んでいない家にはつくらないんだってよ

わたしはひとりがすきだけど
つばめがいるからひとりじゃない

えさをはこん ....
うそみたいなほんとの世界には
油っこい湯気が立ってて
空ばっかりは複雑なうそみたいで
みあげる余裕なく午後五時半
いつものあきらめがまた

かならずあしたも東京の夏です
と念を押されて泣 ....
旅立つ日はついに来なかった
お前はいつでも準備はできていたのに
旅立つ夢を抱きながら
こんなにもボロボロになってしまった
My Bicycle
チェーンは錆びてあちこち傷だらけ
 ....
誰にも混ざらず
誰とも交わらず

このまま
凍ってもいい

凍っててもいいんだ

お願いだから

再び凍らせるなら
私を溶かさないでくれ
泣き疲れても
帰る場所すらない
信じる人に
裏切られたら
後はひたすらひとり
こんな遠くまで来て
どこへ帰ろう
暖かい家は
電車で1時間半の
地球の裏側
家族みんなの
笑顔を思い ....
出逢ったのがいつだったのか 
はじまりがいつだったのかなんて憶えていないんだ 
ずっと一緒だったような気がするし 
それとも独りだった時間を忘れてしまったのか 
このままどこまでも一緒に行こう ....
ぼくは宝物によって支配される

さまざまな伽羅や沈香
ナイフ、鉈、小刀、包丁、鑿、鉋
剣鉈、巨大な砥石
使わない電動工具
何百の食器
茶道具
香水たち
四十種類の生豆の珈琲
四 ....
           150709
小河内地貯水池なんて済ましてやがって
てめえ昔はダムと言われていたんだろう
ダムよ
返事が無いのはどういうわけだ

蜘蛛の糸を伝わって降りてきたのは
 ....

罪深い朝よ
おまえはそんなにはりきってどこへ行くというのか
時空を超えて宇宙の滝まで行くというのか
俺を待ってはくれないだろうが
朝よ、おまえは嫌いじゃない

おまえが夜に吐き散らか ....
わからないという虫を
見てみぬ振りをして
僕の中で放っておいた

奴等
増殖し巨大化し
脳の子葉を穴ぼこにした

食べ後からは
血と膿がにじみ
葉脈の鼓動は
カラスの鳴き声になっ ....
薄暗い部屋の奥に、
くすんだ肌色の布が掛けられた祭壇が設置され
(段の上には、
大小無数の古びた細長い金属製の小物類が重ね置かれている)
そのすぐ向こうの仕切り障子窓は、
両端がわずかにあけ ....
 嘘を重ねるたび丘の雲は地表を露わにする。
 それはどうにもならないくらい現実で
 自分の歴史の中の恥を上塗りしてゆく。
 自責の念は何の解決にもなりはしない。

 穏やかな音楽も今は音 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
蛍の光ヒヤシンス14*15/7/11 4:40
シャボン玉佐白光0*15/7/11 2:52
Coffee & Cigarettesあおば4*15/7/11 2:26
Coffee & Cigarettes/即興ゴルコンダ(仮) ...こうだたけみ2*15/7/11 1:49
うづくまるレタス1*15/7/11 1:46
ぎんいろせかいのなかで沢田萠志015/7/11 0:51
月もない夜吉岡ペペロ215/7/11 0:27
遠浅の夢瑞海2*15/7/11 0:02
風車乱太郎16*15/7/10 23:52
マリエ415/7/10 23:34
帰宅慕情詩秋也115/7/10 23:11
@Apple藤原絵理子715/7/10 22:52
太陽たけし015/7/10 21:23
スッキリイミテーション藤鈴呼2*15/7/10 21:00
床上手花形新次215/7/10 17:49
シホ.N115/7/10 17:38
イタリアンソーダあさかみ015/7/10 17:28
夢虫やまうちあつ...115/7/10 15:29
つばめたちの家朧月715/7/10 12:56
風車もっぷ815/7/10 12:29
My Bicycle葉leaf215/7/10 6:30
融点ガト015/7/10 4:19
夜蝉115/7/10 4:01
私の美しいひと文字綴り屋 ...115/7/9 23:57
玩物喪志レタス2*15/7/9 22:14
ダムあおば8*15/7/9 20:58
小さな 五つの詩篇山人5*15/7/9 19:52
椰子の実和田カマリ2*15/7/9 15:35
境界域たけし1*15/7/9 14:48
疼きヒヤシンス11*15/7/9 10:41

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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