固い財布の紐を緩めて
スタバの二階から見下ろす
足下をオシャレな人たちが
てくてく てくてく歩く

ぶち壊れたMacをストアに
ボロいキャスターに載せ運ぶ
黒いTシャツを着たお兄さんが僕 ....
地球の最も深い場所には
信じられないような形をした
魚たちが住んでいる
しかし非常に暗いので
その姿は
お互い知らないままである
春の海はまぼろし
蜃気楼の楼閣さえ彼方に浮かんでいる
わたしを呼んでいるように


遠い海鳥
緩慢な波
割れた貝殻
ただ砂にうずもれて


あの子のか細い肩甲骨はもうさびしくなか ....
ビュツフェ


ビュッフェの絵
左右に見て
4月の長閑な日

テレビに映る
婦人いとよし
庭の植物いきいきと

今日も明日も
ビュッフェと
テレビの婦人

床に散る
花 ....
心と身体が離れている
その隙間に不安が滑り込む

いちいち手足に呼びかけないと
動作しない人間型ロボットみたいで

いろんなものを詰め込んだ
底の抜けた南京袋

唇から直腸まで
排 ....
良い薬を取り混ぜて
頭を平均化していく
世界に耐えれるように
人に耐えれるように

平均化された脳みそで
ピッキング作業をし箱にひたすら物を詰めていく

きっとその人には巨大なだれもの ....
真新しいパンプスを
履きながら歩く
晴れわたる春の路地裏
靴づれはひりひりとして
ドラッグストアに立ち寄る
店員へ傷跡に貼る
ばんそうこうを下さいと云う

    *

少し無愛想 ....
閉められないままの真夜中

瞳孔が少し開かれていて
部屋の片隅まで見えている

隣の君は
無音で横たわる温かい肉塊

言葉もなく
思考もない

閉じられた身体の内側で
ひたすら ....
歌いはじめまして
花が咲いてますよ
野辺の生き物たちも忙しなく動き出しました
道端からはみ出る雑草は強いですね
そうか、 春なのか
、もう衣替えの季節がやって来たんだ
(え ....
人は悲しみを忘れるから生きていける
人は苦しみに慣れるから生きていける

でも人は恥を忘れるから失敗する
でも人は日々に慣れるから失敗する




人は喜びを忘れるから形に残し
人 ....
むこうの木々が 影になり
すべてのものが 暮れなずむ

なにかをみることを忘れて 
貝のようにとじたまぶた

ずっと ずっと まっていた
やさしいひかりの ふるのを

地表を背に ね ....
本当に
忘れられないのは
あの人ではなく
あの人以外の
すべてを無視して
恋をしていた
私の姿
遠いベッドで寝転んでいると

小窓のカーテンの向こうから

おいてきぼり喰らった僕の声

銀河鉄道の夜を見送っていた

この世の悪も善も乗せてゆく

悲しみも退屈も希望も喜びも
 ....
いつもきみがそばにいる
振り返っても
両手を差し出しても
鏡を覗いても
分からないけれど
気配と洗った髪の匂いがする
僕の周りの空気が
温かく澄んでいる
それはきみがそばにいる証拠でし ....
周りの人が震え上がるほど
残忍なのに
テクニックは一級品
そんな玄人受けする
タイガー・ジェット・シンのような
国を目指したいと思います
梅俺杏桃桜の順で君から遠い 桜色のありがとうを最後の言葉に 見えなくなるまで手を振れば初櫻 バックでしているとき
スマホでエロ動画を見るという
戦法を考えた
これなら妻に知られずに
小向で抜くことが出来る
俺って天才かも知れない
ぷちん
なにかが切れた
音がした
いつもの会話
悪ふざけの途中

短い言葉を吐き捨てて
出ていく君

そんなにも
いっぱいいっぱい
あふれそうな苦しみを
少しずつ少しずつ
育 ....
ゆらゆらと
陽炎の向こう側
君の瞳が揺れる
青いベルベット
嫋やかな夢の渚
淡い空気の香り

風の音が響く
遠くで山の木々が揺れる
広がる田園を分かつ小道を
ゴールデンレトリバーを ....
まだ重みもないから

勢いがあるから

縦に沸き立っている緑

あの山もこの山も

緑が縦に沸き立っている


山の道は狭いから

緑ばっかりなんだろう

山の斜面は広い ....
朝靄の中
白い影が一歩また一歩
呟く声の方向は
白い視界の中の山脈
吹雪いている心の中の
一線の黒い帯赤い線

ほんの三ヶ月前には
仄かな暖かさのため
身を寄せ合って生きてきた
そ ....
 四月の終りの西都の原は
 空の青と雲の白 
 陽光に映えた一面の緑の間に間には
 ミツバツツジの赤が美しい

 ゆらゆらと若草の間を歩くと
 目の前に左に右に草をまとった程々の墳丘が現れ ....
コンビニに蛾が集まり
一人一人つまらない買い物をしていく
煌々とその姿を照らしあげる

灯りはどこから来てどこへ行くのだろう
ほとばしるエネルギーは
灯りは
なんのためにそこまで明るい
 ....
軒先のんきな風鈴が
遠くの空を眺めてる
空だか海だかわからない
水平線を眺めてる
子どもたちが遊んでる
白い浜がお気に入り
いったりきたりする波を
にやにやしながら眺めてる
ばかにきれ ....
草原にはいつも雨が溢れている。草原は強く風を受けるから魚のようにビッチビッチと手招きをする。傘なんかさすと一斉に喜んでビッチビッチとお腹まで吹かれ耳障りなほど銀色に光る。男の人が入り込んでしま .... 私の中にいる
魂が
何度生まれ変わろうと
私の心は
一度だけ

私と共に生まれ
死んでいく

魂には
私の生きた時間が
記録され
心は
私と一緒に
消えていく

決して ....
久々に一人で実家に帰る、晩
何処か名残り惜しく
幼い息子の肩を抱きつつ
嫁さんに少々草臥れた足裏を揉んでもらう。

  *

久々におふくろの味で腹を満たした、朝
何処か名残り惜しく
 ....
これから幕を開ける
旅の予感を胸に
玄関のドアを開き
月夜の散歩に繰り出す

路面に照らされた
我が影は
我であり
我で無い…誰かのような

いずれにせよ――宇宙に只一人の僕
で ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
シブヤ体験まきしむ115/4/22 16:46
深海魚やまうちあつ...3*15/4/22 16:17
春の海の変容石瀬琳々12*15/4/22 13:23
ビュッフェ生田 稔315/4/22 12:19
地図梅昆布茶1215/4/22 11:36
平均的脳みそ這 いずる615/4/22 9:23
傷跡は春に包まれて[group]りゅうのあく...9*15/4/22 4:23
ミッドナイト・チャンバーまたたび八寸115/4/22 4:13
ナマケモノアラガイs5*15/4/22 3:19
記憶について刀刃子215/4/22 3:08
星見ケルリ115/4/22 2:49
残像緑かな315/4/22 1:31
今日という日に吉岡ペペロ715/4/22 0:34
「自称詩」こんなにも愛しい花形新次315/4/21 23:13
「自称詩」政府談話015/4/21 22:44
梅俺杏桃桜の順で君から遠い北大路京介715/4/21 22:27
桜色のありがとうを最後の言葉に015/4/21 22:27
見えなくなるまで手を振れば初櫻115/4/21 22:27
「自称詩」天才花形新次215/4/21 21:48
ぷちん Dear.O森川美咲1*15/4/21 21:45
かたちのない世界opus015/4/21 19:08
新緑の唄吉岡ペペロ015/4/21 17:51
狐夫婦[group]……とある蛙11*15/4/21 14:43
西都原古墳群秀の秋415/4/21 9:12
誘蛾灯這 いずる315/4/21 8:45
風鈴花咲風太郎615/4/21 6:49
習 銀色の草原ズー2*15/4/21 0:11
私の心緑かな215/4/21 0:08
名残り・・・について服部 剛415/4/20 23:59
月夜6*15/4/20 23:38

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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