風で鳥になっていた。

京香の両手首をつかんで、ぼくがうしろから広げていた。

強い風がしばらく続くと、京香はあたまを前へ前へと落としていった。

そのたびにぼくは手首を強くにぎりしめ、腰 ....
モザイクのかかる鼻だ オレの歌がカラス避けCDにされている 「求めてるものは何ですか?」
テレビレポーターが
街の人に訊いていた
「求めてるものは癒やしです」
街の人は答えていた
コングロマリットなんだ
この世はコングロマリット
人と人は
同志 ....
とある船乗りがいて
心に窓を持っていた
長い航海を終えて
陸に上がると
海の上はもうこりごり
これからは陸の上で
のんびりと暮らすんだ
なんてぶらぶらしていたが
しばらくすると
窓が ....
あなたの名前が好きだ

あなたが生まれた朝
どれだけの人が喜んだかがわかる
あなたの生まれた世界で
どれだけ幸せでいてほしいかがわかる


あなたの思い出が好きだ

まだ陽が高い青 ....
ウォチマン

広いガソリンスタンド
車のトラブル
なかなか、解決できぬ
頼むと、ウォチマン
駆けてきて
直してくれた
人のために働くことは良し
そう思って
そっと書いておく
ついつい、
人を殺したくなるので、
伸ばした黒髪で、
十本の指を縛りつけ、

あの街角には、森の声、
花の咲かない街では、
ささやかな、比喩を分け合う、
蝶々たちの、いじらしさ

 ....
木々があいする木漏れ日のこと
川がめでるせせらぎのこと

雨が求めるつちの渇きのこと
太陽がほしがる水溜まりのこと

夕日があこがれる水平線のこと
朝陽がのぞむ暗やみのこと

 ....
人は
どのように生きてきたかを子孫に知らせたいのだ
知らせなければならないのだ
どのようにして人間は生きてきたかを

私はきのう見た夢の事を思い出していた

海岸に乾物のように干からびた ....
(あを。あを。あを。彼らを)
(僕らとは呼びたくない。海を見た事の無い僕)
(たったさっきまでひらがなを綴っていた。)
(塩水を海水と呼びたくもなる。瓶が卓上に敷く陽光の)
(シートの下に掌を ....
パソコンは
増えて
一台に
一匹
ゴキブリを
棲まわせる

これで
終わり
清潔な
世界へと
増え過ぎた
ゴキブリは
一匹に
一台
パソコンを
用意され
出荷される
 ....
心の中の言葉
感情の形
実像との差異

何が本当かわからない
気持ちが溢れて
流れる涙が
現実に沿っているのか
ドラマを踏襲したのか

浮かびあがる気持ちが
首を締める
目の前 ....
きみの真っ直ぐな眼差しに あたしは
耐えられなかった 大人のふりをして
夢みたいなこと言っちゃだめ なんて
夢を見たかったのは あたしのほうなのに


あたしは臆病だっただけ
子供か ....
迷子みたいにブラつく
空っぽの大地
足取りおぼつかないけど
歩けないわけじゃない

どこへ行けばいい
道なんてないのに
どこまで行けばいい
果てなんてないのに

名も知らぬ花のよう ....
そうしてすべてがすり身となるのだ
肉も魚も豆も米も野菜も一切合切
ミンチよりも細かくなめらかに
均一のペーストに
そうして型成される
ソーセージのような蒲鉾のような
なんとも名状しがたい食 ....
どこか霞んでく明日に
目を細めて笑うそんな日々
何も無いと思ったって
それだけじゃないことわかってる
どちらかと言えばね
あの日に戻りたい
でもね戻ったって何も始まらない
さらば愛しい日 ....
ないものを
あることにする

あるものを
ないことにする

私たち姉妹は嘘つきだった

なんでも切れるナイフのように
いつも嘘を手に持っていた姉

風船のように嘘をつき続ける私
 ....
寺院で騒ぎがあったらしい
昨日から兄貴が帰ってこない

女を手引きするだけの簡単な仕事だと
銃を置いたまま出ていった

雨が上がった裏庭で
濡れた望遠鏡が星を落としてる

対岸を覗く ....
らぶ

へいと


行ったり来たり。



100パーセント
傾くから。





いつだって、
アナタを困らせることが出来る。





 ....
目が霞む
カスミンだ
これから
私のこと
カスミンって呼んでね❤

じゃねえんだよ!

近くも遠くも見えねえし
その上霞んでちゃ
どうしようもねえだろ!

亀戸  ....
皆、同じことをやってる

 けれど、君のオカリナは
 君だけのものだ

皆、同じことをやってる

 けれど、君のためいきは
 君だけのものだ

皆、同じことをやってる

 けれ ....
日々のおおまかな動線や微細な素描に
こころの絵の具の淡彩で色をちらしてほっとする

ビュッフェのようなリトグラフの陰翳の鋭い世界も良いが
ちょっと太陽のぬくもりをもらったような
なにげない淡 ....
君に触れるということ
忘れられた空にアクセスするということ
君に触れるということ
これから記憶する海をダウンロードすること
君に触れるということ
再び希望が芽吹くということ
君に触れ ....

父の投稿した詩を
唐突に思い出す

家族で
TVニュースを観てて
(浅間山荘事件、だったと思う)
(歳がバレるね)
そこに自分が登場して
ウルトラマンがくればいいのに
と のた ....
 心の奥底を見つめる眼は誰もが持っている。
 心の奥底には見つめるべきものが眠っている。
 見つめてみるがいい。
 それを目覚めさせるのはあなた自身なのだから。

 目をそらしてはならな ....
 黄金色に輝く草原で再び感動する我が魂を見た。
 草を食む馬の群れは善と美に満ちており、
 ドヴォルザークの傑作のように力強く、
 限りない優しさを天空に放っていた。

 草原に散らばる ....
もし――凸凹な
パズルのピースである、僕等が
舞台の上でスクラムを組んだら

明日へ光を放射する
一枚の絵画になるだろう  
ざらりとした皮ペロリと剥ける薄い茶と濃い茶のまだら色して餌をつつくよに掠め取るおちょぼ口は肝まで美味なのカワハギ

固くて小さな鱗は指のはらに刺さるくらい剥いでも剥いでもなくならないから出汁はよく ....
今日は一日山登り
家に帰り片づけて
お風呂に入り
布団に横になる

目を閉じるとたくさんの
光が溢れてくる
身体が温かい
こぽこぽと生まれてくる
弾けて飛んでいく

私は
風に ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
春に吹く風吉岡ペペロ215/4/30 22:06
モザイクのかかる鼻だ北大路京介415/4/30 14:07
オレの歌がカラス避けCDにされている915/4/30 14:04
コングロマリット・アイスエイジ[group]ゴースト(無...1*15/4/30 13:37
船乗りやまうちあつ...115/4/30 12:12
ラブコール寿1*15/4/30 11:58
ウォチマン生田 稔115/4/30 9:36
あなたが明日も日本語を読めますように竹森415/4/30 7:58
君に触れるということかんな24*15/4/30 3:43
からす島中 充1*15/4/30 1:38
あを。あを。あを。竹森415/4/30 0:37
君に触れるということ0*15/4/29 23:18
信じたくないのは、自分が楽なだけopus015/4/29 22:13
個人教授藤原絵理子415/4/29 20:51
wander walker捨我115/4/29 20:12
ショク文化大革命ただのみきや17*15/4/29 18:58
ぽたぽたこいち015/4/29 18:47
世界は二度mizuno...415/4/29 18:32
lies215/4/29 17:58
過ぎた日を思うのは、どんなに幸せでも不幸でも忘れずあるから世江015/4/29 16:37
「自称詩」衰え花形新次015/4/29 13:47
きみのもの(エピタフ)やまうちあつ...315/4/29 11:50
迷子のうた梅昆布茶15*15/4/29 11:33
君に触れるということクローバー3*15/4/29 9:42
スイート・テンダネスuminek...7*15/4/29 7:57
強い心ヒヤシンス6*15/4/29 3:48
創造する魂7*15/4/29 3:28
Vision 服部 剛515/4/29 2:24
君に触れるということ/即興ゴルコンダ(仮)投稿.31こうだたけみ2*15/4/29 1:01
山登り灰泥軽茶915/4/29 0:40

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