薬で角を削り取られた鬼
心の尖りを均された鬼

鬼は
みんなとおんなじ見た目をして
一日の大半を寝る
世界に耐えきれないから
薬で弱った心を抱えて寝る
寝床を整え
みんなとおんなじよ ....
自分が生まれた日から
今に至るまで何日経っただろう
10日や100日なんてもんじゃない
それなのにたった1週間が
気の遠くなるほど長い
たった7日間が自分の歩んだ
人生以上に思えるほど
 ....
ドライアイスの冷たさが

置いた手の感覚を奪ってゆく。

触れていれば・暖めていれば

父は目を覚ますと考えた。

指先の感覚が無くなった手を離してタオルで包み

霜で覆われた父の ....
人気のキャラメルポップコーンは
不自由だ
冒険したくはないのかな

百貨店の特設コーナーに 閉じこめられたり
駅のコンコースで 長い長い列を作られる
待ち伏せされ囲われて

私の作るポ ....
タマキンに話し掛けるのを
日課としている
私とタマキンとの
関係を円滑にするために
必要なことだからだ

数年前
私が卒業した小学校で
女教師が生徒に
水槽の金魚に
毎朝挨拶するこ ....
いつかは
あなたも
わたしも
この世界に別れを告げ
宇宙のように
果ての無い
時の流れに
溶け込んでいく
それが
この世界の


わたしの
生きる時間に
あなたがいた
 ....
大きい眼鏡をかけた女の子が
眼鏡を外したら可愛いなんて
幻想は
余計な心配だから
とりあえず胸でも見とけ
この野郎。

路地裏で
そう言いながら
胸ぐら掴まれたもんだから
勃起しち ....
今きみは何をしているの?

ぼくは
2時頃起きて
から ずっと
まとめサイトの「SPEED島袋の悲惨な末路」というリンクを
たらい回しにされているよ――。

なぜ こんなにも
都タク ....
激しい夕立は
突然やってきて
落雷で鉄道が遅れている
小さな駅舎で
雨宿りをしながら
駅の改札で恋人と
待ち合わせをしていて

豪雨は短いうちに
まるで屋根を
ひっくり返したように ....
早朝の闇と静寂の中で、私は迷子のように灯りをつけて読書をしている。まだほとんどの人が眠りに就いている中、私だけが朝の闇の中に迷い込んでしまったかのようだ。孤独というものは青春の終焉とともに .... 都市計画は順調に推移している。雨降りの数は規定に収まった。
君たちは小麦のことを心配しなくてもいい。
好きな天気を書けと問われて
君は曇り空だ。
都市計画は順調に推移している。
水位は規定の ....
忘れ物をした
こんな歳になって
そう気付いた

忘れてしまった
像は
砂漠の陰影

丘の影

陰に目を凝らして
木も見えず森も見ず

紋切り型さえ形も結ばない

砂漠は砂 ....
 
あなたは、今もあなたで

わたしは、今もわたしで

それでいいんだけどね、でもなんだか、なんだかね


 
装飾のない地下通路
が真っすぐに伸びている

それはかつては
駅と空港を結んでいた通路

まるで現代アートのようだ

観光ポスターが貼られていた掲示スペース
には何も貼られず

 ....
深々と星降る夜に
闇に浮かんだ森歩く
青い月光
銀色の狼
歌うように吠える
哀しげなMelody

月の浮かぶ湖へ
朝日が照らすその前に
見えすぎるのは怖いから
見つかったら終わる ....
いつの間にか
君と僕は
違う道を歩いてた
あの時じゃなくても
たぶん
いずれは訪れる時だった
だから君を憎んではいないよ
ただわかっていても
寂しくなっただけだよ

離れていく後姿 ....
あまりに多くを求めすぎて
多くのものを失ってきた気がするけれど
多くを求めないと やはり
失うものがある気がする

少し肌に痛い初夏の日差しは
駅までの道はあと少しなのに
ずっと彼方に広 ....
花びらを覚えるよりも続くのは そこに木がある、という認識
あの散って、地に伏している花びらは 私なのです ご存知ですか
風情とは縁遠いほど呆気ない 軽はずみだと呟く思い

花びらを拾い集めて再 ....
沙漠の果てから次の果てまで
転がすべき風の球体が勢いよく破裂した
対象のない欲望だけが残り
内容のない意志だけが残り
沙漠は砂嵐で荒れ果てていった
そもそもここは人間の戦場
必 ....
祭り太鼓の音があちこちの集落から
田面に流れ出すと
こどもたちたちは宿題も魚取りもすっかり忘れて
祭半纏をはおって祭宿に駆けつけ 
出迎える獅子頭を連れ出して
集落内を練り歩く 

ぼく ....
顔に張り付く髪の毛を
うっとおしげにかきあげるあなた
その横顔に見とれ
私が霧ならば良いのにと
思う

その霧ならば
うっとおしげにされても
あなたに影響を与えられる存在でいれられる
 ....
みなさん、いいですか
フィルターには
2つのタイプしかありません
要るものだけを通すか
要らないものだけを通すかです

でもみなさん
世の中をよく考えてみてください
いい学校入っても
 ....
私に敏感でいるか


これはいやなこと
これは好きな事


私に敏感でいるか


今日の体調
今日の気分


私に敏感でいるか


やるべき事やったか
今日をどう感 ....
そんなに孤独で どこへ向かうんだい
ため息を道標にして ここまで来たのに
胃がきりきりと痛むから
今日はここまでって声に出した言い訳は
先を行くあの人には聞こえなかった

孤独に寄り添うあ ....
裏山
空き地
ガラクタの城
ビール片手に登るんだ

三日月が近づき
てっぺんで気分はKing
届きそうで手をかざすと
かわされるんだ
まいったね

積み上げた罪もまだ
月までは ....
夢かもしれない
春の夜に輝く
何万光年彼方の光も

夢かもしれない
目の前にある
海を染める夕日も

夢かもしれない
あの子に恋い焦がれて
舞い上がりそうな気持ちも

時た ....
舌まできらきらひかる宝石生みの話をして。



異物混入屋さんで手をべたべたにしてポテトを食べているきみは、
三秒に一回はおいしいっていってるのに表情が全く変わりません。
異物混入 ....
貴方なんてだいきらい
みんな不幸になればいいのに
つらい
めんどう
やってられない

一番捨てたいのは私
部屋のドアを
開けた途端
異臭が漂ってきた
変死体発見か?
そんなわけない
今朝は俺以外に
誰も居なかった
何故だ?
ゴミ箱か?
いや、ゴミも捨てたばかりだ
臭いのする方をたどって ....
股座に飼い猫が入り込んで来た。
年老いた猫を、ひと撫ぜした。


母を思った。


今度はもう少しだけ優しく、
年老いた猫を、ひと撫ぜした。
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
私鬼這 いずる115/5/4 18:29
日曜日リィ0*15/5/4 18:02
枯れ枝。梓ゆい515/5/4 16:57
キャラメルポップコーンの冒険とよよん5*15/5/4 16:07
「自称詩」危険領域花形新次0*15/5/4 12:55
この世界で緑かな215/5/4 10:43
shakesopus015/5/4 9:22
えふえふnemaru3*15/5/4 8:20
水滴を巡る追憶には[group]りゅうのあく...10*15/5/4 5:56
小石葉leaf215/5/4 3:15
ボックスアンドコレクトネスDebby315/5/4 1:16
忘れ物N.K.2*15/5/4 0:16
なんだか殿上 童11*15/5/4 0:09
アートとは何かkauzak2*15/5/3 23:48
suicide forest捨我015/5/3 20:21
願う文字綴り屋 ...3*15/5/3 19:05
初夏大島武士215/5/3 18:37
春なく、春生きる暁 文目215/5/3 16:09
過労葉leaf115/5/3 15:45
村祭と従妹イナエ7*15/5/3 15:38
霧雨這 いずる415/5/3 14:33
エゴフィルターイオン015/5/3 10:56
私に南川きま015/5/3 3:00
孤独迷亭うさぎ015/5/2 23:43
smoky mountain捨我015/5/2 20:33
ある春の日の推測瑞海4*15/5/2 19:54
宝石生みの話初谷むい615/5/2 18:42
ごみばこ中村葵215/5/2 18:40
「自称詩」羞恥花形新次015/5/2 17:10
望郷xxxxxx...2*15/5/2 12:36

Home 戻る 最新へ 次へ
1642 1643 1644 1645 1646 1647 1648 1649 1650 1651 1652 1653 1654 1655 1656 1657 1658 1659 1660 1661 1662 1663 1664 1665 1666 1667 1668 1669 1670 1671 1672 1673 1674 1675 1676 1677 1678 1679 1680 1681 1682 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.99sec.