南猫町駅前シャッター通りの裏道の角の隅にこじんまりと建つその名も高き「かねこでんき店」。
店主の金子タマ丸氏は電気起こしの達人猫でその燃料は「快感」。
タマ丸発電システムは消費者がタマ丸店主の ....
小さな小さな金魚鉢に入れられ
酸素を与えられて
エサはまだかと待ち
ガラスを叩かれては怯える

わたしから見えるモノクロの世界は
恐怖以外のなにものでもない

それでもわたしは
ひら ....
雨上がりのそら
草原に敷かれた鉄路
長大な貨車を曳く機関車が
ゆっくりと風景をよこぎってゆく

産業革命をささえた心臓が
風景のなかで鼓動している

そんないまではめったに在り得ないシ ....
僕は目を開ける
僕は目を閉じる
僕が見ていても
見ていなくても
それは起こっている
僕は目を開ける
サンタマリア
僕はただ見る
真っ赤な顔で
立ち尽くすその象を
あばら骨の隙間を
 ....
花咲か爺さん 灰を撒く

小さな島を照らしましょう

日本に花を咲かせましょう

鉄砲持って 海渡ろう

ハンバーガーを食べながら

見知らぬ人を撃ちましょう

大地を真っ赤に ....
今日も俺は社会の中で機能して
機能の回転を続けたまま帰途についた
街はみんな俺の味方だ
働く車、働く店に、働く街灯・信号機
働くこと、役割を果たすことについて
みんな平等で親しい ....
墓掘りの趣味は無いのに
目の前には

墓しかなかった

ちょうどそんな感じ
悪癖というヤツは

いくつも選択肢があるように見えて
どれでも選べるのだが

すべて
墓なのだ
金属を含まない猫は燃えるごみだから、透明の袋にいれてパッカー車が押しつぶす。

乾燥された糞尿と、二段ベッドと、聞かれなくなったCDと、硫化水素とかくはんされる。
クレーン操縦者の無慈悲で内臓は ....
ある古本屋に行きたまたま開いたページに
弱音が書いてあった

「苦しい」と

私はそれを買い、それに返事のようなものを書いた

「私もだよ」

それだけだったのに
なんとなく赤の他 ....
そろそろ、ね
白緑に
月は、補色を
暴走する。

身悶える
完熟

そろそろね
潤み、
空、が
表出して

未完、の
空豆ほろり
夕涼み、の
双丘
人生に勝ちや負けがあるのなら
僕は引き分けでいい
勝ったら笑えるけど
負けたら泣いてしまう
互いが同じ結果になれるなら
勝ちもいらない負けもいらない
人生に優劣なんてないから
半袖に変わった セーラー服の白がまぶしい
目を細めて見上げた空に 風は雲を巻いて
かすかな潮の香りが 広がる記憶に
連れていく 銀色の波が光る場所へ


裸足になって 寄せる波から逃げ ....
きみの瞳に隠れている世界のワナ
欺瞞の眠りを泳いでおれは
夜が明けるころには疲労困憊さ


キャロットとハチミツでこしらえるジュース
チーズを存分に溶かしたトースト
FM ....
別に嫌いな訳では無い
でも現実から脱却する上では
そうするしかなかった
そうしなければならないと思った

そして、
彼と別れて
3ヶ月
目の前にあるのは
でこぼこのコンクリート
常 ....
アメリカにはバニラスカイって空があるらしい。
姪と散歩していたら遭遇した。
「あんなにおいしそうな空(絶句)」
というのでスターバックスでバニラクリームフラペチーノを食べた。

家に帰って妻 ....
さかなの匂うまちから 黒い袋を抱えて
私は電車の座席にすわっている
黒い袋をおさえて
乗客の視線が私の膝の上に集まっている
おさえても おさえても 黒いゴミ袋が飛び跳ねるのだ
まだ生きている ....
君は猫舌だから
猫語しか話せない
だから大抵話が通じず
そのせいでこれまでも
ずいぶん痛い目にあってきた
けれどどうだろう
それでも頑として
猫語を話すことをやめなかったら
次第に話の ....
花咲け大地

叶わぬ夢も

素知らぬ顔で

天まで昇れ

いずれは雲に

やがては雨に

今日もどこかで花が咲く

色とりどりの花が咲く
零をさがした朝に目が覚めると
太陽がたったひとり寂しそうで
誰もがこどくを噛みしめ針の痛さに怯える
ことばの痛みを恐れる
決して優しいことではないけれど
幼い頃何も知らずに踏みつ ....
映画がいう。

It's no use crying over spilt milk.
What's happened is happened.

違う。


指のあいだをすり抜けてい ....
いつの間にか 
誰かに訴えたくなってる
自分は幸せだと

いつの間にか
誰かに言い訳したくなってる
自分は悪くないと

愚かなことだ

もしそれが本当なら
誰に伝える必要があるだ ....
幼なじみ
ってくくりたくない
ボーイフレンド
はベタベタしてて恥ずかしい
彼氏
なんてもちろん呼べない

最初にあの娘のことを相談された時
こいつバカじゃないかって
思って
そ ....
命 淡雪 散れ、桜
人 夢見て 儚いや
俯くな俯くな 寂しさで
忘れるな忘れるな 皮一枚さ

花 女 紅を差す
欲 男 仇を為す
壊れるな壊れるな 切なさで
忘れるな忘れるな 悲しくな ....
さあ 嘘で塗り潰した世界を僕に見せてよ
真夜中に漕いだ船が向かうは 銀河の果て
なんちゃって本当は ただの湖で 鳥たちが羽ばたいた
幻想を装うかのように夏の雪が降る

夏の雪が降る

桜 ....
いよいよ私の出番が来たようだ
民よ、今こそ私の指し示す方向へと
向かいたまへ
今この国に最大の試練が訪れようとしている
5月31日に何かが起こる!
もっと言うと、真の鋼の勇者が
府中の森に ....
  
ファミリーレストランで食事をしていると
同じ形をしたファミリーがやって来て
西の方角から順番に着座した
 
ブラザーはシスターに
シスターはマザーに
マザーはファーザーに
それぞ ....
NEKOも夢をみるのかしら?

幼いころからの 疑問

死ぬまでに解きたい 謎

腹這いになって本を読んでいると
いつの間にか 背中にのって まるまっている

夜、寝るころを ....
月のあんまり紅い夜
迷い猫が 迷い込んで
あばらの透けた その躰
夕食の煮魚の匂いを
ぼくの唇に 嗅ぎつけて
しきりに 顔を おしつける

煙草の先に 火を点けて
欠けた小皿に ....
情けないことを
口走りたくなったら
大声で女性器の名称
(それぞれの地域に合った)
を叫ぼう
どんよりとした
きみの心象風景も
スカッと爽やかに晴れるし
周囲の人も楽しい気持ちになる
 ....
夜が瞼を開く瞬間、こぼす水の、まるさ
破水された、と誰かが告げている

       ※

胎児が泣き出す前に 夜に流す青白い炎
足跡もなく川を渡ってゆく男に
胎児と同じ重さの ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
NEKOTALGIA・Ⅶ <かねこでんき店>南無一115/5/27 17:38
金魚とわたしじまさん415/5/27 16:15
ロコモティブ梅昆布茶1215/5/27 15:28
夢闇やまうちあつ...115/5/27 12:54
花咲か爺さん〜三好達治「灰が降る」から60年を過ぎて花咲風太郎115/5/27 6:57
働くということ葉leaf315/5/27 6:45
墓守ガト015/5/27 2:39
死猫セメントじぇいぞろ015/5/27 0:22
私もだよ斎藤 九215/5/26 23:13
草野大悟2415/5/26 22:18
勝ち負けリィ015/5/26 21:44
海へ藤原絵理子415/5/26 20:54
With 「Forty Licks」ホロウ・シカ...0*15/5/26 20:39
LEMONADEopus015/5/26 19:32
バニラスカイじぇいぞろ3+15/5/26 18:31
黒い袋島中 充5*15/5/26 15:30
猫舌やまうちあつ...2*15/5/26 13:32
花咲け花咲風太郎315/5/26 6:53
自我像/十七歳かんな8*15/5/26 6:35
既死感じぇいぞろ115/5/26 5:42
ガト2*15/5/26 1:58
男友達[group]アンテ215/5/26 1:22
忘れるな雨の音215/5/26 1:15
頭の中の靄、表現すべく綴る即興の詩ねこ歩き315/5/25 23:40
大予言花形新次015/5/25 23:28
ファミリーレストランたもつ815/5/25 22:57
NEKOTALGIA・Ⅵ <夢みるNEKO>南無一215/5/25 22:32
NEKOTALGIA・Ⅳ <月のあんまり紅い夜>015/5/25 22:31
情けないことを口走りたくなったら花形新次015/5/25 22:15
一滴の水為平 澪8*15/5/25 22:01

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