今日もくるくる地球は回るのに
みんなせかせか働くのに
わたしは今日もベッドの上で天井を仰ぎ
お昼にアイスクリームを食べる
むしむしとした鬱陶しいほどのこの湿度は
今もわたしを包み込む ....
雨が降ってきた
それに加えて午後からは
槍まで降ってきた
雨が降ろうが
槍が降ろうが
必ず行くよ
と言っていた友人は
終に来ることはなかった
窓を開けると
代わり ....
あなたの深い悲しみは
溝の奥の方に
入り込んでしまって
私の手では届かない
それでも強引に取り出そうとしたら
きっと壊れてしまうでしょう
そういう時は
塩を振り掛けるのです
昔から ....
国会議員も大臣も負っている
憲法尊重擁護義務
安倍内閣の人たちにとっては
鼻クソみたいなものだろう
日本の軍国主義化なんて
他国に言われても
笑っていられたのに
今はもう
笑えない ....
幾重もの自己が折り重なる
形のない「私」の輪郭から
おろす瞼と塞いだ耳の感覚
閉ざされた世界で生まれる
殻が丁寧に剥がされてゆく
張った膜の内側で目覚めた
足りない酸素と視界の中で
....
写真になった父が 昔よりよく喋るようになった
弘法大師ゆかりの寺で ボロボロのジャンバーに
白髪を風に舞わせながら 少し笑ってピースなんかして
誰もいなくなる家を前に大丈夫、だというふうに ....
――風よ
木の葉をさざめかせ
やさしく掻き乱し
花房にそっと触れ
散り際へと誘う
子猫の背を撫でるよう
湖の面を煌めき立たせ
風 おお風よ!
おまえが気まぐれに ....
禁色を懐に纏い透明なさらさらとした波打ち際
便りも海風の知らせもない 天に祈る日々に満ち潮が止まり
息が出来ない
慕い人は振り向かずに 船を陸に進ませた
瞳が朱に滲む
一太 ....
パパあれみて
ジャンボがあるいているよ
ねえねえ みてみて
けむりがおててつないででているよ
ようやくことばが使えるようになった息子ははしゃぐ
何時か
ジャンボが滑走路に ....
人のいないオフィスで
ただ一人沢山の暗号を受け取っている
私は組織からはぐれたかのように一人働いているが
その実は組織をつなぐ要となるために
組織により深く入り込んで一人になったの ....
革命家の雄たけびが群衆を動かし世を変革させるように
音楽家が奏でる音で聴衆を静まらせ割れんばかりの拍手をさらうように
宗教家が祈りと自他不二の行動で圧倒的弱者に笑顔を与えるように
芸術家の魂が創 ....
夜中に文字の束を積み上げていて
他の人が作った僕の知らない世界がそこにある
はずの本や紙を
積み上げていて
僕の目が時間を掛けて
解いていく
何ヶ月も掛けて
そこに
どれだ ....
夢ではない証拠に
あーあー
情けない声が出る
やれやれ
また朝がやって来て
先へ先へと急き立てる
子供のころ
夏休みのラジオ体操が地獄だった
あれさえなければ
永遠に子供のままで ....
わたしが
ものを思うあいだ
水はあふれ続けて
世界をしめらせていた
花は咲き揃っていた
腐りそうに甘い日陰で
決断も
選択も
もう必要じゃなかった
獣のていで眠っていたい青緑と朱色のなか昔々の
イギリスのサーカスの新聞広告ゆか一面バラまい
て六月は停滞するヒグマは玉乗りするリスだって
玉乗りすル?けもののけもの現実逃避はたのしい
ですもの ....
キミの笑顔が見れた日は、
見上げた空が曇っていても、降り注ぐ無数の滴が
宝石のように弾けるのを見て
街全体が、打楽器のようにリズムを奏で
耳を澄ませば、そこにもJAZZが流れて ....
ほんとうにこの夜は
つるつる光って石のようだ
そうしてあなたの目はそれより真に暗い
ほんとうにこの夜は光って
日々のゆく先をかけがえなく照らすだろうけど
そのたびにまたその目を思 ....
人が何かを信じるときは
その根拠を探して、探して
そうして見つけたその根拠こそが
その総てだと思う。
いや・・・思うというよりは、思いたいものだから ....
長い 長い 坂の上には
青い 青い 春の空があった。
坂の上の様子は見えないけれど
それまで切らしていた呼吸の事も忘れて
最後の数段を登りきる。
....
いい詩を書く為に
たくさんのことにとらわれながら
ただ書いていた
人の言葉に人の考えや
思いにとらわれながら
ひたすら詩を書いたけど
自分の詩なのに
人のことばかりで
自分がどこに ....
150609
死刑廃止の署名にサインして
いつも僕をリードする勝子が
A4用紙を突きつけた
住所氏名を手書きで書くのだ
署名の目標は100万名だと
少し ....
サーバーの移行にともない
おまえのクソコメントを
文字化けさせてやりましたが
文字化けした方が
魅力的になってしまったので
非常に悔しい思いをしています
何故今スカーレット・ヨハンソンなのか?
それは書いた本人しか分からない
実は書いた本人もよく分からない
強いて挙げれば
ゴッドファーザーPARTⅢを見ていて
コッポラの娘でなかったら
絶対 ....
雪降る夜を
ひとりぼっちで 歩いていると
白い狼が やって来て
きみの心を
咥えていって しまうでしょう
雪降る夜には
ひとりぼっちで 歩いていては いけません
雪降る夜には
....
わたしの好きな お花は
ね
フリージア
と
すこし 顔を
あげて
得意気に
あなたは いった
ふりーじあ?
ぼくは
そのふしぎ ....
愛情遮断症候群
情緒剥奪症候群
悶欲淫痴性辱恥液
{引用=X51.ORG : オナニーをやめてみよう! }
心に野村ゆうかを持て
{引用=X51.ORG : やっぱりオナニーを ....
手を洗うと指先が錆びていた
梅雨の湿度で錆がひろがって
ぬるい風が錆を塵土に変えた
あとに黒い墓標だけが残った
このところの長雨で
情報がふたたび洪水を起こし
人の街を飲み込んだ
だれもが溺れまいとして藁を掴むので
藁売りたちはひどく忙しい
原料の藁が中国でも高騰している上に
アジア経済の勃興で人件 ....
君には関係の無い場所で
とるにたりないことばかり
かんがえかんがえ生きていて
役には立たないことばかり
大事みたいに思ってる
僕のような役立たず
どこに転げてゆくだろう
でこぼこ道にひっかかり
今日もそこらで転 ....
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