人間としての純粋さは
美しすぎる少年のように夭折した
私はそれを補うものとして
社会という書物を解読する意欲に満ちて
純粋なサラリーマンになった
だが純粋なサラリーマンはあっけな ....
 朝夕と寒さの残る白樺湖のほとりの美術館で娘と戯れる。
 初めて間近に見る大きな影絵は色鮮やかに娘の眼前に聳え立つ。
 後往く月この戯れが続くのだろう。
 残された日々はあまりにも短く感じる ....
わかってますわたし毎日


   累 <………
   塁 <どっかーん


なんですけど外から見たら


   るい <………
   るい <どっかーん


なんですから! ....
 街角の雑貨店に流れるオルゴールの音色が心地よい。
 店番をしている若い雌猫のカフェオーレのような顔もまた楽しい。
 店の扉を押し開けてのっそりと入ってくる常連の猫は
 手入れの行き届いたひ ....
森が 畏れ
見つめる先
水に映る空が
巨大な骨に震える


暮れの原へ向かう径
何処から来るのか分からぬまぶしさ
何処からが原なのか
何処までが径なのか
分から ....
土砂降りの雨を見ると
あの日を思い出す

鮮明な夏の一日

雨の中
泥だらけになって
野球したよな

ずぶ濡れになるのが
めちゃくちゃ楽しくて
笑い死ぬかと思った

お前とは ....
お気に入りの
Tシャツの上で
猫が寝てる

どいてくれって
言いたいけれど
言えなくなった

ただの居眠りのくせに

そんなに
幸せそうな顔するなよ
「警告入るな」
木製立札のみ
ややペンキの匂いあり
鎖やテープで行く手を封鎖することなく
先はただ砂まみれ
やや起伏
何を阻むのか
私の身の安全か
あなたの安息への侵害か
大層な宝な ....
あ 夜だ
さらば
真っ赤な太陽よ
こんばんは
宇宙
数えられるほどの星
とうきょうの
わたしの真上
さらば
今日のわたしよ
時間は
何よりも脆い
と気づ ....
ぽちゃりと音がした
呑気な頬杖をつきながら
夢を見る

楽しいこと嬉しいこと
誰かが喜び私も喜ぶ
私のとっておきの物語に
あなたが笑う
ころころ笑い
私も笑いころころ転げると

 ....
今日は素敵な漫画を読んだよ

新たな出会いが私を幸福にさせる

この世界の誰かが 言葉を 絵を 物語を 紡いでくれる

その事実がとても愛おしい
遠くから
様子を窺う

ゆっくり
じれったいくらい
ゆっくり

近付き
距離を縮める

こちらを向いたら
そらすことなく
見詰める

視線を絡ませ
指を這わせ
舌を絡ま ....
私はドラゴンフルーツと呼ばれて
なんとかこの世に生きてはいるが
私の生涯とはなんなのだろうかと
はたと考えることだって実はある。

もちろん私はまだまだ生きるから
真の意味は分からないのだ ....
かみつくことをくりかえす。
これがわたしの心の生き。
噛み砕くものが増えるたびに、
ささくれだつ感情は
上昇する海水になって目の前を超える。

(怖いのか)

己に問いただ ....
大量殺人の
大量に含まれたほうは
十把一絡げ感が半端ない
一対多対応だって言ってもね
もう少しひとりひとりを
大切に扱って欲しい

これは
仲良くしましょうと言ってすり寄り
鋭利な刃 ....
『可愛い人』

Busy busy busy
可愛い人が、いそいそとしている
私を二人足しても埋め合わせできない巨体をして尚
こんなに可愛い人は多分
この人を置いてこの世にはいない

 ....
生けるものはみな空の下
動物も花も人も
色や形は違っても
みんなおなじ
目には見えないけれど
喜びも悲しみも争いも平和も
いいことやいやなことも
みんなおなじ空の下
だから仲良くしよう
ちょうどいい

あつい
あつい
あつい

ちょうどいい

さむい
さむい
さむい
まだ 目覚めていない
血液のせせらぎを聞いている
群青の影が台所を滑り
頭の中 雀が何か啄んだ

フライパンに火を入れる
蓮の花が開くように
わたしは呼び覚ます
朝はひとつの卵から生ま ....
{引用=お隣りさんから伸びている皐月の枝に腹を立てて
お父さん、チェーンソーで切ったのよ
根元から


母の愚痴のほぼ全ては父のことで占められているから
電話はいつも父への悪口で終わるの ....
ジャガイモ一袋かごの中へ

ゴツゴツした日焼け顔が笑う

にんじん一袋かごの中へ

面長のすまし顔が知らんぷり

たまねぎ一袋かごの中へ

まんまる顔の泣き顔がうつむく

豚肉 ....
梅雨空の悲鳴
私の空はやけに立て付けが悪い
私は有無を言わさず空を閉じる
天国など空から見えるわけもなく
ただひたすら空は鈍色だ
君がどの辺(あたり)に上ってゆくのか
風が吹いている
ダ ....
自然にできたグループに分かれて
植民地時代のボストンの街並みを色画用紙で再現している
春陽に包まれた5年生の教室

その穏やかな空間に一瞬そよ風が吹いて
支援クラスに行っていた娘がひらりと入 ....
おれが息をする夜
この部屋の明かりは
林道にぽつりんと佇む
自動販売機

蛍光灯をカナブンが舞う
2ストロークのエンジン
ギアはまだ1速
目を閉じると
それはまるでチェーンソー
古 ....
ずっと孤独だ

解り合えないと思っていた
裏切られるぐらいなら
絶対一線は越えまい
そう決めていた
だから余計孤独になった

恋愛して
結婚して
子供が出来ても
変わらない
( ....
東京オリンピックの新種目に
セックスを加えたい

男子シングル
女子シングル
男女ペアに
男子ペア、女子ペア
団体

ショートプログラム(早い人にオススメ)に
フリーセックス

 ....
からまる2人の糸
ほどこうとすればするほどもつれ
紡ぎ方を知らない私たちは
このままどうなってしまうのであろうか

いつの日か紡ぎ方が分かる日がくるのであろうか
それともぷつりと音を立てて ....
真上からの視点
世界地図
鳥よりも
雲よりも高く
酸素は薄くても
叫ぶんだ
子供が水性絵具で描いた絵のように
クッキーみたいな大陸群
うねるような青さで分けられた海
愛さずにはいられ ....
網戸に身体を打ち付けて
羽虫が自由を欲しがっている
窓を開けてもいいけれど
他にも虫が入ってきそう

きっと君は悪くない
たぶん僕も悪くない
誰のせいでもないけれど
僕らは静かに不幸だ ....
今は動かない家電が動いていた頃、きみは子どもだった
今は子どもじゃないきみが子どもだった頃、きみは子どもだった
いらなくなったものは捨てたはずだけど
引き出しにとっておいたおもちゃは今でも必要な ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
かなしみ葉leaf415/6/25 6:01
湖畔にてヒヤシンス6*15/6/25 3:46
内部崩壊nemaru1*15/6/25 3:30
愛というもの~永遠と呼べる一瞬ヒヤシンス10*15/6/25 3:04
降る日  昏礼木立 悟215/6/25 2:31
夕立ガト115/6/25 1:32
Heaven315/6/25 1:20
通りゃんせ秋也115/6/25 0:42
夜だかの1*15/6/25 0:32
呑気な頬杖灰泥軽茶315/6/24 22:49
紡ぎ雲留みか215/6/24 22:45
りり115/6/24 21:30
ドラゴンフルーツは考えるブルース瀬戸...5*15/6/24 21:05
マンホールあおい満月3+*15/6/24 20:58
大量殺人花形新次015/6/24 20:25
『カード』他きりえしふみ015/6/24 20:16
みんな仲良くリィ1*15/6/24 19:49
四季Honest...0*15/6/24 18:20
『目玉二ア』  卵から始まるはな詩④[group]ただのみきや13*15/6/24 17:52
チェーンソーそらの珊瑚15*15/6/24 14:28
買い物かご佐白光4*15/6/24 12:50
挽歌[group]……とある蛙10*15/6/24 5:11
ものさし夏美かをる36*15/6/24 3:22
777もり5*15/6/24 0:23
何も変わらない花形新次215/6/23 23:57
新種目115/6/23 23:24
青い糸じまさん215/6/23 22:56
誰のモノでもあり誰のモノでもない秋也015/6/23 22:43
不幸青井215/6/23 22:21
動かない家電のスケッチ中川達矢215/6/23 21:43

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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