ぽちゃりと音がした
呑気な頬杖をつきながら
夢を見る

楽しいこと嬉しいこと
誰かが喜び私も喜ぶ
私のとっておきの物語に
あなたが笑う
ころころ笑い
私も笑いころころ転げると

 ....
今日は素敵な漫画を読んだよ

新たな出会いが私を幸福にさせる

この世界の誰かが 言葉を 絵を 物語を 紡いでくれる

その事実がとても愛おしい
遠くから
様子を窺う

ゆっくり
じれったいくらい
ゆっくり

近付き
距離を縮める

こちらを向いたら
そらすことなく
見詰める

視線を絡ませ
指を這わせ
舌を絡ま ....
私はドラゴンフルーツと呼ばれて
なんとかこの世に生きてはいるが
私の生涯とはなんなのだろうかと
はたと考えることだって実はある。

もちろん私はまだまだ生きるから
真の意味は分からないのだ ....
かみつくことをくりかえす。
これがわたしの心の生き。
噛み砕くものが増えるたびに、
ささくれだつ感情は
上昇する海水になって目の前を超える。

(怖いのか)

己に問いただ ....
大量殺人の
大量に含まれたほうは
十把一絡げ感が半端ない
一対多対応だって言ってもね
もう少しひとりひとりを
大切に扱って欲しい

これは
仲良くしましょうと言ってすり寄り
鋭利な刃 ....
『可愛い人』

Busy busy busy
可愛い人が、いそいそとしている
私を二人足しても埋め合わせできない巨体をして尚
こんなに可愛い人は多分
この人を置いてこの世にはいない

 ....
生けるものはみな空の下
動物も花も人も
色や形は違っても
みんなおなじ
目には見えないけれど
喜びも悲しみも争いも平和も
いいことやいやなことも
みんなおなじ空の下
だから仲良くしよう
ちょうどいい

あつい
あつい
あつい

ちょうどいい

さむい
さむい
さむい
まだ 目覚めていない
血液のせせらぎを聞いている
群青の影が台所を滑り
頭の中 雀が何か啄んだ

フライパンに火を入れる
蓮の花が開くように
わたしは呼び覚ます
朝はひとつの卵から生ま ....
{引用=お隣りさんから伸びている皐月の枝に腹を立てて
お父さん、チェーンソーで切ったのよ
根元から


母の愚痴のほぼ全ては父のことで占められているから
電話はいつも父への悪口で終わるの ....
ジャガイモ一袋かごの中へ

ゴツゴツした日焼け顔が笑う

にんじん一袋かごの中へ

面長のすまし顔が知らんぷり

たまねぎ一袋かごの中へ

まんまる顔の泣き顔がうつむく

豚肉 ....
梅雨空の悲鳴
私の空はやけに立て付けが悪い
私は有無を言わさず空を閉じる
天国など空から見えるわけもなく
ただひたすら空は鈍色だ
君がどの辺(あたり)に上ってゆくのか
風が吹いている
ダ ....
自然にできたグループに分かれて
植民地時代のボストンの街並みを色画用紙で再現している
春陽に包まれた5年生の教室

その穏やかな空間に一瞬そよ風が吹いて
支援クラスに行っていた娘がひらりと入 ....
おれが息をする夜
この部屋の明かりは
林道にぽつりんと佇む
自動販売機

蛍光灯をカナブンが舞う
2ストロークのエンジン
ギアはまだ1速
目を閉じると
それはまるでチェーンソー
古 ....
ずっと孤独だ

解り合えないと思っていた
裏切られるぐらいなら
絶対一線は越えまい
そう決めていた
だから余計孤独になった

恋愛して
結婚して
子供が出来ても
変わらない
( ....
東京オリンピックの新種目に
セックスを加えたい

男子シングル
女子シングル
男女ペアに
男子ペア、女子ペア
団体

ショートプログラム(早い人にオススメ)に
フリーセックス

 ....
からまる2人の糸
ほどこうとすればするほどもつれ
紡ぎ方を知らない私たちは
このままどうなってしまうのであろうか

いつの日か紡ぎ方が分かる日がくるのであろうか
それともぷつりと音を立てて ....
真上からの視点
世界地図
鳥よりも
雲よりも高く
酸素は薄くても
叫ぶんだ
子供が水性絵具で描いた絵のように
クッキーみたいな大陸群
うねるような青さで分けられた海
愛さずにはいられ ....
網戸に身体を打ち付けて
羽虫が自由を欲しがっている
窓を開けてもいいけれど
他にも虫が入ってきそう

きっと君は悪くない
たぶん僕も悪くない
誰のせいでもないけれど
僕らは静かに不幸だ ....
今は動かない家電が動いていた頃、きみは子どもだった
今は子どもじゃないきみが子どもだった頃、きみは子どもだった
いらなくなったものは捨てたはずだけど
引き出しにとっておいたおもちゃは今でも必要な ....
            150623
迷子の迷子のこねこちゃ~ん
一部屋で開催されているのに迷子になるなんて
でも、あの子にはスマホは早過ぎます
どんな使い方するか分かりませんからと
こねこ ....
『難破船』        あおい満月


(書きたいなら、食べなさい)

誰かの声に瞬きをすると硝子の壁の向こうに、
肉や魚や、
色とりどりに切り刻まれ、
煮込まれた野菜たち ....
始めたことを終わらすのはとても難しい

なにをしてなにを考え生きていけばいいのだろう

心は体に引っ張られ 体は心に引っ張られ

お互いをすり減らしながら伸張を繰り返し

伸張の隙間か ....
光は5感を解き放つ
闇は5感以外を育む


いつでも どこでも 受け止められる
いつだって どこでだって 受け入れられる


愛   風   色   音
感覚  欲望  感情  思考 ....
どうしてわたしと
出会ってしまったのだろう

わたしのこの気持ちは
どこへ向かっていく

貴方には彼女という
存在がいるのにも関わらず

抱いてはいけない気持ちを
抱いてしまった
 ....
きのう
電線の張替工事があって
声が途絶えた
それからというものの
すずめの親鳥が
トランスのあたりをちょろちょろしている
巣は
除去されていたよ
それから
ふだんはこの街にいないは ....
最後の日に神がのたまわり文字を走らせる
全ての血と肉や
まだ見ぬ命はあらゆる予言を生むだろう
すべては若者となり
すべては具現化し
すべては老いぼれとなり
やがてふやけた夢を見るだろう
 ....
わたしは貴方の名前を知らない
貴方はわたしの名前を知らない

週に5日は顔を合わせるのに
そのスーツで凛とした姿は
毎日わたしの目を釘付けにする

貴方の待つバス停と
わたしの待つバス ....
森を歩くと静かになる
−緑に包まれ落ち着いて
静かになると森を歩く
−落ち着き緑に包まれて

森を進むと暗くなる
−緑に覆われざわめいて
暗くなると森を進む
−ざわめき緑に覆われて
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
呑気な頬杖灰泥軽茶315/6/24 22:49
紡ぎ雲留みか215/6/24 22:45
りり115/6/24 21:30
ドラゴンフルーツは考えるブルース瀬戸...5*15/6/24 21:05
マンホールあおい満月3+*15/6/24 20:58
大量殺人花形新次015/6/24 20:25
『カード』他きりえしふみ015/6/24 20:16
みんな仲良くリィ1*15/6/24 19:49
四季Honest...0*15/6/24 18:20
『目玉二ア』  卵から始まるはな詩④[group]ただのみきや13*15/6/24 17:52
チェーンソーそらの珊瑚15*15/6/24 14:28
買い物かご佐白光4*15/6/24 12:50
挽歌[group]……とある蛙10*15/6/24 5:11
ものさし夏美かをる36*15/6/24 3:22
777もり5*15/6/24 0:23
何も変わらない花形新次215/6/23 23:57
新種目115/6/23 23:24
青い糸じまさん215/6/23 22:56
誰のモノでもあり誰のモノでもない秋也015/6/23 22:43
不幸青井215/6/23 22:21
動かない家電のスケッチ中川達矢215/6/23 21:43
ポエケットの迷子あおば8*15/6/23 21:42
難破船あおい満月8*15/6/23 21:35
いつもの雲留みか115/6/23 20:58
いま、ここ、すべて。komase...3*15/6/23 20:15
叶わぬ恋心じまさん115/6/23 14:46
亡くし仔凛々椿415/6/23 14:38
アセンブリ315/6/23 14:26
片想いじまさん015/6/23 14:23
律動遡行たけし1*15/6/23 13:38

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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