夏過ぎて
名残の風は
漂泊の
想いで刻む
たむけ花
荼毘に付したる
骸には
五色に浮かぶ
懸想文
てのひらほどく
文様も
水底沈む
龍鱗に
染むる誓いと
思し召 ....
天国と地獄の門は開かれた
今と未来の狭間に漂う中に突き付けられた
そのナイフ
鋭く胸を抉るのは
君にだけ
与えられた手法であり
思想であった
僕はあの日のように
ひとしずくの水に戻った
水の精に魅了されたピア二ストは健在だった
瀧のごとく
怒涛のごとく
自由に偏在し
現れては消える
彼の日は今に
今は彼の日に
打ち寄 ....
150920
ねばならぬ
ねばならぬこと
それは読後感想文の提出
現国の夏休みの宿題
収容されて派遣された
敵国将校の部屋の隅で拾った
半分腐りかかったたまねぎ
もっ ....
障害と病気と性格を
区別出来ないバカがいる
性格的な欠陥名のつもりで
ある障害名を作品に使い
知らないうちに恥をかいている
アホ詩人がいる
さらに
そのカス作品にポイント入れて
高評価 ....
一人称についての
ダイアログをスキップして
夕日を抱けば恋をした
海で拾う貝殻に
耳を当てるたび頑なな自分を
否定した
ひりひりした
砂で顔を洗えば
いくつもの化粧は落ちていっ ....
下町を一人で
緊張せずに歩けること
夜 家の外を
気軽に歩けること
それらが当たり前のこと
ではないことに
外国で暮らすと
気付かされる
銃を持つ自由のある国で
出歩こうとす ....
「人々の砂漠」
かっては水に豊かな土地であったのに
人が去り獣も去り、見捨てられた土地に
再び水が返ってきて,潤い、草を生やし
木々のめが芽吹く時,それは人類の見捨てられた
社会に愛の ....
金魚の尾は
水を弄ぶように
青い世界を肯定するの
水面に映る鮮やかさを身に纏って
水飛沫を上げて妖艶に微笑んで見せて
蛍光灯に反射して煌めく水滴
自ら ....
友人のライブに
行ってきました
友人、とまでは言えないほどの
顔見知り、くらいの範疇の
ライブのタイトルは
何年か前の
大震災のチャリティーだ
本日の入場料の幾ばくかを
明日
フ ....
その木はずっと見つめていた
なにも言わずに見つめていた
荒れた土地が整理され
人や動物が住みだし
生活がつくられていく様子を
爆弾が落ちて
焼け野原になり
それでも息を吹き返 ....
嵌まる
虚の時空
実感無き生
ふざけるな!
鉄槌を打ち込む
固い硬質なビート
過去の影を蹴散らせ
執拗な愛着や温もり
脳髄を垂直破壊し
虚脱の生に力を
内在する何か
を賦活せよ
....
秋の雲が天女の羽衣
颯爽と自由に
五色を浴びて
あなたの未来永劫だ
豊かな風が乾いている
花の薫りなどもして
喉には懐かしい甘さだ
秋の雲が天女の羽 ....
由比ヶ浜は沈んでいくときいつも産声をあげて泣いていた。はじまり、の詩句が似合う、弾けた鞠なんだ、追いかけるように後ずさる。泡。僕らはどこまでも形骸と化した空気を追いかけて、空に跳躍、する。
イカ ....
怪獣がすきだった
一生懸命に敗北へと向かう
その信念がすきだった
破壊される街も
逃げ惑う住民も
どうせフィクションだから
心配には及ばない
それなのに
怪獣の優勢が劣 ....
さあ、あとは
いつ集団的自衛権を
行使する日が来るのか
ワクワクドキドキして
待つだけだな
沖縄米軍に
中国が攻撃してくるって
いうのがベストなんだけどな
うん、ベストだな
あおいそら
しろいひこうき
さかなのこぼね
よわいぼく
かわいたくうき
からすないてる
あきあきあきの
かなしいかおり
あおいそら
しろい ....
なぜいつも九千円しかおろさないんだ?
おれの問いに 長谷は
枚数が多いほうが安心するだろう?
と、九人の野口英世を
見つめながら
得意げに言った
そうやって
笑い飛ばせたあの ....
世の中には
こんなにも多くの
まともに働いていない人がいるのかと
非常に驚いている
何故なら私の周辺で
仕事をしている人みんな
平日の夜は9時ぐらいまで
残業しているからだ
それで ....
┌(┌^o^)┐
国会中継を消して
ホモォの世界に逃げ込む
だってそこじゃ
口の悪い攻め(突っ込む方)と
残念なイケメン受け(突っ込まれる方)が
高校最後の夏を
リリカルにエンジ ....
六十キロに満たない
体重を受け止めて、
滑らかに沈む砂地が
どこまでも潤ったまま
保存されている、
海だった土地に、
吹きつける風が
旱魃の
硬く、脆い
呆れ返ったような表情の
....
{引用=### #夢を見た
コンビニで
黒いシュークリームを手にとった
チョコクリームのシュークリームなのかもしれない
「おでん買っても良い?」
と
横山由依が言う
「好きな ....
わたしたちはうつくしい城にいた
記憶の赤い海の上にあり
そびえるさまは誇らしく
ひとつの羅針盤として分かちあっていた
それは夢だった
海底に白く折り重なった無数のひとびとのみる
夢であ ....
すべての店が軒を下ろした
真夜中の薄明るい街路を
ゆっくりとした速度でぼくたちは歩いた
その夜は12月みたいに寒くて
耐えられなくなるたびに
自動販売機で温かい飲 ....
風のない場所で汗をかく
獣の毛がなびくときは
いつ?
空から音の降る日
潔く浴びた方が良い
地にしたたり落ちた音符が
服を濡らし靴に染み込む
踊ろう
委縮した芯を揉んで
火照 ....
朝の光が問いかける
空ろを残して辿る海辺で
初めから抜け落ちた地図が飛ばされる
一日か百年かも分からない始まり
わたしは呼び起こす わたしを
塵ひとつ動かすこともない精神で
囚われた ....
のがれられない かなしみ と
おいてきぼりにされた 寂寥 と
わたしの手のひらに あるものは
ただ ただ ひとつの むなしさだ
わたしは おまえを 握り締め
遠い街へと ゆきまし ....
天空へ誓いを立てる
誰しものあらゆる未来は
どんなに辣腕な判事によっても
きっと裁くことは
難しいのだろう
大地へ疑いを晴らす
誰しものあらゆる未来は
どんなに敏腕な検事によっても
....
平和第一、生命第一の理念は
揺るぎないので
命の危険を犯してまで
運動することは絶対にない
従って
あっ、相手が本気で怒っているぞ
と感じたら一目散に逃げるし
ヤバい、このままでは
今 ....
今日は夏を思わせるような空だった。
薄い青と白と灰色の混じった雲。
伝えきれなかった言葉がすっーと昇っていくのを見つめていた。
不思議と切なくなかったんだ。
悲しくもなく、妙に晴れ晴れとした気 ....
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