もしも 奇跡が 誰か
生き返らせれるのなら
択ぶ順序がそのまま私の罪になる
この人か あの人かその人
決めなくてはならなくて
想うことすらしない人もいるのに
あの日 涙を拭ってくれ ....
身体なんか 要らなくなって
心なんか 戻らなくなって
私の百年へ 声花かに
ぐるぐる ぐるぐる茹でられる繭
さらさら さらさら
坂道を駆け登ってくる落ち葉
風の中で交わっている
....
あなたを好きでいることは
光のなかにおちるくらやみを
しずかに見つめることでした
あふれ出そうな言葉が
皮膚のうらでさかむけに流れ
光にのまれるのか
くらやみがのみ込むのか ....
身の回りには
癒やしがいっぱいある
それを探すのは楽しい
家の中でゆっくり過ごすのも
音楽を聴くのも癒やし
好きな場所を歩く
自然の多い場所を好む
自然体になれる
どの道を ....
○「先送りの哲学」
解決の難しい問題は
先送りして
目の前の利益だけを享受しようという考え方が
一般化しているような気がしてならない
核兵器の問題
原発のゴミの問題
国債依存の問題
遺 ....
まあるい命たちが
ぽんぽんぽんと
軽やかに跳ねるように駆ける
陽だまりのなかで
艶々とした瞳
揉み合って取っ組み合って
じたばたとひっくり返る
小さな手足を伸ばして
ころんと横 ....
居酒屋で隣り合ったおじさんは
おらぁ故郷を捨ててここまできたんや
なんて自慢気に言う
よっぽど話しかけやすい感じなんかな
どうでもいいけど
捨てたんじゃなくて
捨てざるを得なかったとい ....
おはよう
こんにちは
こんばんは
おやすみなさい
いただきます
ごちそうさま
ありがとう
そんな言葉を素直に言えたなら
争いなどは無いはずだ
人類が生まれて500万年だと言われて ....
{引用=
打ちあげられたように、青白いシーツの砂浜の上で晒されている。まどろみ。おだやかな白い波に晒されながら、そよと吹く風に晒されながら、あるいは無数にきらめく石英質の砂塵に晒されながら。そして、 ....
できるだけ川の流れも春を迎えた、問題は何も書かれていない湿度の、花の高低差をなくすよう推測する、そのほつれぐあい。硝子球ごしの芝生に着地する夢を生涯見る
白く染め抜いた便箋はおだやかな午後の遺物 ....
私の思惟、
ある思惟内容の
別の思惟内容に結び付き
その思惟内容の
また別な思惟内容に結び付き
それら必然的な連関を持ち
次から次へと接続され
やがて私の思惟、
巨大な思惟運動 ....
日本と同じくらいあなたが好きです。
日本はいいところです。
四季がはっきりしているし
銃犯罪は少ないし
秋葉原のメイドは愛という名のケチャップでASMRしてくれるし
温泉に落ちている砂金で、 ....
AI生成 私なんです
かわのそばに たたずんで
この前できた 私なんです
ずっと生きてる 気がするだけで
20年前 お湯切り橋で
あなたは 鴨を撮りました
カップラーメン 待ちなが ....
伊藤さんからお手紙が来た
「二次審査通過のお知らせ」在中
あらま、ご丁寧にありがとうございます
ことしは二回目の応募だった
二月に六句書いてネットで投稿した
昨年は一九〇万句余りの応募が ....
目覚めたての君の唇が
なんて動いたかは
わかったよ
生きるって
素晴らしいと想うんだ
好きはものを
好きなだけ
好きって云えるしあわせ
そこにはすこしくらいは ....
幼い頃は骨格模型が怖くて
理科室に入ることが嫌だった
火葬場という言葉も怖かった
今年はオーバードーズで逝ったきみと
幼なじみの岳父を弔って
真白い骨を拾った
そしてまた
父母と ....
威風堂々、
大したもんさ
薄ピンクに照り輝く花々、
次々と咲かせる
アンタという創造力動
創造力動として在るアンタ
威風堂々、
物質というマーヤ創り
駆使し薄ピンクの花々、
高貴 ....
その時その時に
一つ一つを
していくだけだ。
目をつむり
感謝をする
これも運命 天の自由だ
と思うことにより
世界は自然であると
この目に映る
影は光あっての影
あの街で降っていた雨が
今 私に追いついた
雨に流れる景色は心地よく
今の私には申し分なかった
このまま
静かにゆだねようと
シートを倒す
3分ほどして
車内のアナウンスが
....
いつもある世界の終わり
肩をぴたりと付けながら
ひたり、
と
湿り気帯びた皮膚で囀る
また 今日も一つの世界が終わった
また 今日も一つの再生が始まった
日の入りと日の出のそ ....
いつだって
けさが始まる坂の上
春と一緒に光かがやく
夜の影に隠れて
起き上がった朝が
ゆらゆらとゆれている
やさしく微笑みながら
今日もあたらしい ....
雲が木の枝の頂に突き刺されていて
その傷口から青いものが覗いている
ひとりで歩いていると
常に何ものかから斥けられているように感じる
もう終りかもしれないと思って
低いところにあつまる枯れた ....
アロンアルファでとめた政権交代
劇的に、ただひたすらに演出過剰に
太鼓を叩く
千年前のUFOの文献を探している
探偵は一人
リズミカルに推理をする
餃子の王座にかけて
ロジックを解体する ....
ケーキについた蝋燭の明かりを、今でも妙に覚えている。初めて友を殴り飛ばしたあの日の夕暮れを、今でも鮮明に覚えている。自分の正体が分からなくなる程に泣いて、ふと、床に目をやると、自分の影がユラユラ揺れて ....
0
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雨に濡れた日傘を差して歩いていると、情緒がぐんぐん押し寄せてくるようです。街でも孤独になれるイヤホンは、私の防護壁にして武器です。私はひとりでなければ決して生きられない。あらゆる場所に孤独 ....
ポコチンの先端に
マシンガンを取り付けて
撃ちたいだけ
撃って良いよと
きみに言ったとき
きみは空を見上げて
「もう、そんなに撃てないんだよ」
と笑いながら答えたよね
きみの夢だった
....
なんてしずかな境涯だろう
気が付けば 、
母も父も妻も娘も息子も
もはやなく なのに
にぎわう北の戸口より、
遥けき陽光突き抜け射し込む
黄金
....
花吹雪よ
鎮守様おそうじを
人は見ていないけど
神さんたちは見ているし
私自身も見ているよ
悲しみを
無視して
世界に届けよと
歌を歌ったヨウサギがいて
どんな正しさが
その
歌声に宿っているかは
だれも
気づかないのかなぁ?
どうしようもなく
....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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