夏はいつでもなつかしい
ここではないどこかに
いってしまった
ぼく
永遠の夏休み
こどものままで
ここではないどこかに
ずっといる
ぼく

さびしい遊びをしているようだ
家の ....
口がぱっくり開いていては 無様極まりない 故
嫉妬と憧憬を繰り返し腹式呼吸に整えてゆく 否
めない惚れ

火の打ち所のない情熱 つまらぬ炎の揺れ
非が天へ掻き消されて 冷静霊的にのみ或

 ....
雨に濡れながら
この先のゆく先を思う
その角を曲がれば
なにか見えてくる
ぼんやり思う
いつも
ぼんやり思うだけ
考え過ぎないのは
それが身のため
雨はいつまで降り続く
その先には ....
私が目を離した隙に
季節は過ぎ
声も届かなくなる

私が耳を塞いだ隙に
聞きたい言葉や
想いが分からなくなる

だから私は嫌いなんだ
弱い自分が嫌いなんだ

向き合おうとしなかっ ....
その日が来ることはわかっていたから
電話を受けても驚かなかった
前の日は不思議と離れ難かったことを思い出すよ

やらなきゃいけないこと沢山あったから
今日まで一度も涙は流していないよ
怒っ ....
私は歌う 聞こえない歌を
私は踊る 見えないダンスを

爛れた雨の降りしきる中を
ぎらぎらとひらめく旗たちの下を
言葉の礫たちの飛び交う中を
私は歌う
私は踊る

幾重もの傷が重なる ....
おさないうぶ毛はやわらかく見えるが
じつは火花のように爆ぜていて
抱くと心地よい痛みがはしるのだ
いまはまだおさないあなたの
火花がだんだんと肌のおくへおさまって
それから花火のように打 ....
真っ白いシーツ包まれ
窓の外を眺める
まるで違う世界のように
せかせかと動く社会

わたしは個室にぽつりと佇む
決まった時間の食事と清掃
微熱続きの眠れない夜

ベッドの上で1人
 ....
この選ばれた正午に
光と熱は直角に世界を満たす
一切のものは燃え上がり
上昇する炎で太陽から受精する
世界のそれぞれの部屋に
まどろみは垂直に立ち
世界のそれぞれの通路に
歓声は ....
覚えてる
あたしは最初 小鳥の卵だった
知ってる
あたしは卵から孵った子
わかってる
あたしは あたしだってこと
いつまで経っても飛べないけど
それが あたしだってこと
ちゃんとわかっ ....
透明な水
うかぶ黒い瞳

黒い瞳に煌めく無垢
感覚に残響し
感覚を越え
魂の核に食い入る
神聖と神聖が呼応し
浸透し合いながら輝き

やがて、

あちこち広がり始めていた闇の染 ....
とつぜんのスコール
つみのない車の天井をひどく打つスコール
悪いのは人間
じっさい痛いのも人間で
こういった音を聞いて黙っているのが人間
黙って、このままながれていけばいいのに
 ....
亀は心配だった
兎が寝ていなかったら
どうしよう。

雨が、降ってきたから。

草を噛みながら進んだ。
これは、もうダメだな・・。

悲しみに濡れるくらいなら、
甲羅にこもってしま ....
ねぼけまなこで
冷え冷えの水羊羹を食べる
思いがけない甘さに
舌が痺れて覚醒
幸せ。

夏の夜
絵本を読んでくれた母の
白い首元を
流れる汗の玉が
とても綺麗だったのを
なぜだか ....
  わたしは座る
  青空がゆれている
  かなしいという言葉がなぜか
  小さな虫みたいに空気をうめていく


  なつかしい歌を思いだして
  気持ちだけが静かになっていく
 ....
ひかりのなかで
影が 退屈している
あきらめたように
ねそべって

抱きしめてやる
手を伸ばすと
とたんに
わたしに溶けてしまう

ひかりに溶けないわたし自身が
こんどは退屈 ....
私は代々木公園の特設ライブ会場にいた
しかし 友達に呼ばれた 私は
すでに興味を無くしていた 似ているものに
何も興味を覚えなくなっていた


だけど 似ていないものとは
一体なんだ ....
空の表面をアメンボウが滑る

水に沈んだ入道雲
に抱かれて
ぼくの顔がこちらを見ている

顔の中を
ハヤの群れが通り過ぎる

ああ
少女のような河童が
ぼくの顔に顔を寄せ
 ....
スカートの中は
異次元空間だ

今日、あの娘の中で
どんなものと
遭遇出来るかは
誰にも分からない

だからこそ
思いがけない
新しい出逢いを求めて

エヴリデイ
冒険の旅に ....
引き篭もりは
家に篭ってはいるが
命は引いちゃいない
授業のあいだ
体がふわふわして
気がつくと
ボールペンを消しゴムに突き刺して
押さえつけて
かろうじて
ここにしがみついていた

ミサキちゃんには
気づかれたかもしれないな
でもま ....
泣き叫びたいような気持ちのとき
表面は平然としていても、胸が痛いとき
想像してみる

道ですれ違うあの人が、車内で並んだあの人も
隣の机のこの人が、レジの向こうのこの人も

もしかしたら ....

と言ったら


ビーチパラソルは無く
海の家も無く
砂だけがある浜を
海水パンツ一丁で
海水に突入していく

はずはなかった
私の出身地は山間で
山から切りだされた木を
 ....
  青毛の馬が 風にまかせ
  わたしたちを連れてきた
  潰れかけの酒場はまだ 開くには早い
  空き瓶が入っていない 汚れたビールケース
  うるんだ眼がわたしたちを睨む
  わ ....
熟女に
極小ビキニを着させて
海岸線を歩かせる

ビキニからはみ出した
乳輪とアンダーヘア
を気にして
躊躇する熟女に

「言うことを聞かないと
御主人の会社での立場が
危うくな ....
私は誰もが知っていることを知らない。
私は誰もが知らないことを知っている。
誰にもみえるものが
私には見えない。
誰にもみえないものが
私には見える。
あなたは今、
笑 ....
人を愛することなんて
五歳児にでもできること
あなたは欠陥品だね
まるで壊れた玩具が壊す玩具だね


人を愛することなんて
大切じゃないましてや結び目
の付いたコンドームに
名前を付 ....
月の昇らぬ砂浜に
唐紅の空眺め
忘れた歌を想い出す

衣を染めた白鳥は
空ろな波に身をまかせ
帰る棲家を知らぬよう

ほつれた髪は風に散り
軋む素足は地に呑まれ
潮にこうべを晒 ....
時間を均等に振り分けるメトロノームのように
誰彼ともなく均等に
ジブン(アイ?)を振り分けるあの人は
誰の指針にもなり得なかった

デジタルなメトロノームの電池は切れたので交換しますね
色吸いはたとえば
女のこたちのまつ毛のなかに住んでいる
彼女たちがねむたげにまばたきをするときには
世界の端の七色を
色吸いたちがひそやかになめているのだ
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
永遠の夏休みゆうと5*15/7/13 17:13
心酔朝焼彩茜色16*15/7/13 14:48
ちいさな願い花咲風太郎215/7/13 14:08
なみだ斎藤 九115/7/13 14:03
7%1486 1...015/7/13 11:59
聞こえない歌 見えないダンス塔野夏子3*15/7/13 11:31
火花はるな315/7/13 11:04
入院中じまさん015/7/13 10:56
世界葉leaf215/7/13 7:51
あたしの唄もっぷ415/7/13 6:43
夜中の残響たけし315/7/13 4:44
スコール8*15/7/13 0:33
一説もり0*15/7/12 22:46
うだるららばい215/7/12 22:42
青空草野春心615/7/12 22:28
退屈はるな315/7/12 22:19
ある土曜日番田 215/7/12 22:16
夏の思い出イナエ7*15/7/12 22:06
ノーマーシー花形新次115/7/12 21:11
独り言15リィ1*15/7/12 14:39
下の名前[group]アンテ215/7/12 13:33
若桜115/7/12 12:19
夏、と言ったら、海村乃枯草14*15/7/12 11:21
青毛の馬草野春心215/7/12 9:44
逗子海岸、熟女、ビキニ花形新次0+15/7/12 8:46
あおい満月8+*15/7/12 4:38
人を愛することなんて竹森015/7/12 4:20
浜辺レタス5*15/7/12 1:35
博愛の人はて015/7/12 1:11
色吸いはるな715/7/12 0:48

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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