おおくをすった、ときいて、でんわしたら、なぐるぞとたたかれた、やけやまにすくうかいちょうのように、くべられたあなたのおおくは、すべからくあなたを、いっせいにけりあげて、はなもくさもきも、いずれ ....
死にたい、という発語が季節の初めての落葉のように池に浮かんだ。毎日ひげを剃ってはコーヒーを飲んでスーツを着ていつもの道を出勤する、そんな生の周到な殻が静かに割れたかのように。僕は部屋で本やCDが平積み ....
卒寿となって
おひとりさまは やっと気づいた
連日 体の苦情を おのれに呟いているが
そのことだけでも 実は
在り難いことなの ....
スマートフォンで人生を
カンニングしながら生きている
いつでも知識欲は満たされるので
知識の飢えを知らないから
血肉にならない
間食スマホ
スマートフォンで人生を
カンニングしながら ....
わたしは今朝目が覚めた、それとあなたが仰るような「時間」まで記憶していられるほど能力は高くない、勘弁してくれ。
いいんです、わたしはあなたに言いましたよね? 「わたしはわたしと向き合うためにあらゆる ....
照り返す緑、動かない
向こうの水色の家、
動かない
<ねぇ、もう少し静かにしてくれないかな>
背後のお喋りに僕は言う
<どうしてそんなに喋ってばかりいるんだ ....
何の前触れもなく現れ
やがて消えてなくなる
どんな言葉も
忘れ去られるのが
運命だとしたら
この一瞬を
大切にしたい
てるく、はのる
今年の夏も
きっと暑い
( ....
葉が
笑うように
波うつ
五線紙のうえに
窮屈そうに
散らばる
音符と休符
人は
歌うことを
ためらっている
それでも
陽は
けなげに昇りつづけ
詩の一行が
....
家族ぐるみで
食に貪欲で
一食たりとも
おろそかにしない
昨夜もみんなで
coco壱の
ビーフカツカレー2辛
ごはん800㌘を
2分で平らげた後
コンビニで
関西限定エクレア& ....
地上を輝かせる
太陽のパワフルな力
全てのものが元気になる
太陽の光は歌声のよう
奥深くまで浸透する優しさ力強さ
朝の陽差しがくれる
スッキリとした希望
活力に満ちた身体にな ....
清らかな小川の流れに言葉は産まれ消えてゆく。
願いは祈りになりあの山の向こうへ放たれる。
初夏の訪れと共にやってくる想像を
使い古した手帳に書き留める。
白樺の林の中で虫たち ....
ストローでふくらませる
その時必要な空気圧
188ミリリッポーメートル フーッのため息
虹色にきらめく玉
その時必要な光
288光年過去からの贈り物
いくつも連なり ....
150710
ブラックウオーターなんて曲を聴きながら
NHKのFM局を掛流す
なんて刺激的な声なんだろう
異次元の世界に居るみたい
将に今からなにかが始まろうとし ....
私がコーヒーをブラックでも飲めることを、彼はまだ知らない。砂糖と牛乳がないと飲めないって言ってたあの頃のまま時が止まっていればいいのにね。一人の生活者の痕跡は、部屋中の壁に黄色い染みとなって残るから、 ....
帰宅して
両足がつったのは夏の太陽のせいだった
こんなにも痛くて苦しい夜はどうしよう
救急車を呼ぼうかどうか
戸惑いながら
どうしよう
何だかんだと考えても
どうにも恰好が悪すぎる
....
ガタンガタンガタンガタン
冬将軍はまだか
おーいおーい
誰にも聞こえてないとでも思っていたか!
白い人が抱きしめる
どこかにいってどこかにいって
しゅんしゅんしゅん
爆発しますね ....
太陽はみえなくなっても
月の光、あれは太陽の光
でも新月の夜
世界は闇につつまれる
光のない世界、その時が
ある
ドストエフスキーの悪意
聖性の幻を追いかける ....
夢を見た
君は泣いている
微笑みながら
右目ばかりから
2秒おきにトポトポと
それが君の鎖骨に溶けて
僕の手が解けて
遠浅な海を行く
朝が来た
日曜の朝は雨 枕に涙
背 ....
風をたくさん挟んで
送り出す
君への便り
いつまでも止まらない翼は
想い出を回し続け
空に漣を描いていく
今日あった小さなぶつかりは
すぐに修理できるから安心して欲しい
....
大きな風車がゆっくりと
ゆっくり ゆっくり 回って
大空の舞台の主役
晴れ男と雨女に観客になって欲しいと
今日も羽根を広げているよ
行きも帰りも満員電車に揺られ
疲れは楕円の周期
人が溢れ
昆虫を追いかけていた僕もすっかり大人
ニコちゃんマーク柄のネクタイを締め
ネクタイだけがポップな最後の砦
溢れる人の一部になる
....
次元のない町を 不特定多数のキャベツが行き交う
少しずつフォントが違う それが個性だと思っている
のっぺりした集団が 通り過ぎたあとに
数え切れない#が散乱する 通路に階段に
....
熱気動かず
もんわりした空気
掻き分け進むこの日、
個々人の好悪に関係なく
不断にその純度を上げ加速する
熱の光球よ、
この神聖なる存在よ
光の感覚に深い余韻を響かせつつ
苦痛苦悶 ....
くっきりと分かれた空に
あの日の私を垣間見る
別れて しまったか
白と黒は
もう 二度と
交じり合う ことは ないのか
グレーゾーンの狭間で
うふふと笑う若者を
横目で ....
♪床上手と呼ばないで
♪セックスが好きな訳じゃないのよ
貴女は床上手ですか?
「そうね・・・、そうかも知れない
でも、だからって
セックスが好きというのとも
ちょっと違うんじゃないかと ....
男のコちゃん
女のコくん
僕らはすなわち
君らである
☆
細胞どうしの
邂逅おそるる
見得ても見えない
螺旋形
☆
自分らしく
とはいうけれど ....
ピーチフレーバーが
すかっときた
街角のカフェで飲んだ
イタリアンソーダは
夏の訪れを感じさせたけど
パラソルの影の中で
一人の僕には
少し
冷たすぎたのかもしれない
虫は岩場にとまって夢を見ていた
夢の中では全く別のいきものだった
そのいきものは
仕事をし
妻をめとり
子どもをもうけ
家を建て
また恋をして
時には浮かれ
時にはもだえ
ケータイ ....
つばめはどうして
にんげんのうちなんかに巣をつくるのだろう
だれも住んでいない家にはつくらないんだってよ
わたしはひとりがすきだけど
つばめがいるからひとりじゃない
えさをはこん ....
うそみたいなほんとの世界には
油っこい湯気が立ってて
空ばっかりは複雑なうそみたいで
みあげる余裕なく午後五時半
いつものあきらめがまた
かならずあしたも東京の夏です
と念を押されて泣 ....
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