雨雲が宇宙を拭うと
夜は一層明るくなって
地上を照らす

俺には生憎
童話の様な
月や星まで届く手も
ブラシもないので
とりあえず
埃だらけの部屋の電球を磨く

少し明るくなった ....
冷え切った指で太陽の熱を辿る
熱風が光と青の充満を掻き回している
柔らかな白肌は汗に滲んで
季節の変遷は雨上がりの翌日告知され
喘ぐ女に病苦を覆い被せる

爆発し続ける太陽は宇宙の透明を発 ....
溯れない川の流れに似た
時間に浸りながら
自分の座る椅子を捜し回っていた
私の片割れの具象化した腫瘍は
いつまで経っても不定形の
気味の悪い生物で
恐ろしい程脆い
その割りにはしぶとく
 ....
産まれた国は戦争していた
父は軍人にしようと思ったかどうか
まるまるとした数え三歳のぼく
金モールの軍服姿 
腰にサーベル 右手に千歳飴
ギラギラと輝いた眼が
見ていた未来は何色だった ....
夏の暑い日に網戸にしていると
室内で流しているCDの音楽と
外で働いている工事や車の物音が
互に覆い合ってくるので
どちらがほんとうの歌なのか分からなくなる

余暇のために目的 ....
ふいに 風がカーテンをゆらし
とおいあの頃が 窓の外にある 気がした
みわたすかぎりの原っぱの向こう側には
そこなし沼に こわれかけの小舟が一双
沼を取り囲む山に続く なぞの けもの道 ....
あなたの
あたまに
はなを
くっつけて
夏が
来た と
くちを
うごかす

あなたの
あたまに
くちを
くっつけて
かわいそう

くちを うごかす

かわいそう ....
ずいぶん おそくなりましたが
みなさまのおかげで  楽しい時間をすごさせていただきました。

ただ 前回までは 私は全レスだったのですが、
全レスはかないませんでした。
それが くやしいので ....
ボウルいっぱいのサラダにドレッシングを一滴た
らして食べる人が登場したのはハルキのどの小説
だったっけって思いながらフォークで串刺すキュ
ウリにレタスの七月六日は記念日だってどこかの
歌人が詠 ....
リビングデッドなんです、私
笑ってカミングアウト出来たら
苦しみはなくなるのかな
正体がバレないように
こわごわ生きてる魔物は
その恐ろしい見かけで
いつも
悲しむことを知ってもらえない ....
ゆく道には死がしきつめられており
きた道にもまた同様にある
足元をちょっと切りぬいて四つに割り
オーブンにいれて温める
角の溶けたところをみてとりだして
塩と蜜とで齧ってみれば
なんの ....
君は今日も、渋谷ハチ公前の
路上でギターを掻き鳴らし
スクランブル交差点を行き交う
無数の靴音の、彼方には
紫色の夕空と…ひとすじの雲があり

警察に止められ、君の路上の歌声は
3曲で終 ....
私は生きることが好きだから
すべての生き物が好きです

犬は子どもの頃に
一度だけ飼っただけで
それ以来
飼ったことはありません

彼らはあまりにも人間に
忠実すぎて
どんな理不尽 ....
             150713


リサイクルゴミを夜のうちに整理する
朝、早く、食事前の忙しい時間帯に
お父さんに出してもらう
お父さんの仕事はもうそれだけの気がしたが
お父さ ....
大きめの舞台を設定
長い廊下と白い壁
廊下は灰色、壁は低い
奥先々には少しの暗さ
良い色のライト
天井は暗い
隅へ綺麗なグラデーション

走り来るあなた
ただ一つの空の下 色とりどりの足跡が

並んで、進んで、重なり、駆け出す
離れても続いてゆくよ


僕が見た世界はきっと
君が見た世界だから

夢見る事 戦う事 怖がらず走っ ....
降る雨が止むまで {ルビ古恋=ふるこい}が病むまで
空を見つめ {ルビ空=から}の箱を手探りで探す

火と人が倒れる姿を 残酷に観つめる私は{ルビ他人=ひと}で
君が悪いと 気味が悪い ....
僕達が困っている時
神様は手を差し伸べてくれなかった
だから神様が困っている時
僕達は手を差し伸べなかった
つらいことには傷付き
楽しいことに笑って
嫌なことに怒り
中には歌が流れていて
石を見ると喜んでいる

君とはたぶん
最後の二行だけ
ちがうだろう
暑い車内に閉じ込められたとしたって
痩せてトム・クルーズに似ていた
僕には気にすることは何もなかった

到着したホームを窓から眺めていると
乗って来る女性と目が合う
女性は明らかにハッとし ....
夜の晴れ間
煙る光
径を曲がり
打ち寄せる白


壁と窓にしか居ぬ波が
角から角を潤してゆく
糸くずの廻転
ただ最初から崩れたかたまり


立ち止まる
また  ....
夏はいつでもなつかしい
ここではないどこかに
いってしまった
ぼく
永遠の夏休み
こどものままで
ここではないどこかに
ずっといる
ぼく

さびしい遊びをしているようだ
家の ....
口がぱっくり開いていては 無様極まりない 故
嫉妬と憧憬を繰り返し腹式呼吸に整えてゆく 否
めない惚れ

火の打ち所のない情熱 つまらぬ炎の揺れ
非が天へ掻き消されて 冷静霊的にのみ或

 ....
雨に濡れながら
この先のゆく先を思う
その角を曲がれば
なにか見えてくる
ぼんやり思う
いつも
ぼんやり思うだけ
考え過ぎないのは
それが身のため
雨はいつまで降り続く
その先には ....
私が目を離した隙に
季節は過ぎ
声も届かなくなる

私が耳を塞いだ隙に
聞きたい言葉や
想いが分からなくなる

だから私は嫌いなんだ
弱い自分が嫌いなんだ

向き合おうとしなかっ ....
その日が来ることはわかっていたから
電話を受けても驚かなかった
前の日は不思議と離れ難かったことを思い出すよ

やらなきゃいけないこと沢山あったから
今日まで一度も涙は流していないよ
怒っ ....
私は歌う 聞こえない歌を
私は踊る 見えないダンスを

爛れた雨の降りしきる中を
ぎらぎらとひらめく旗たちの下を
言葉の礫たちの飛び交う中を
私は歌う
私は踊る

幾重もの傷が重なる ....
おさないうぶ毛はやわらかく見えるが
じつは火花のように爆ぜていて
抱くと心地よい痛みがはしるのだ
いまはまだおさないあなたの
火花がだんだんと肌のおくへおさまって
それから花火のように打 ....
真っ白いシーツ包まれ
窓の外を眺める
まるで違う世界のように
せかせかと動く社会

わたしは個室にぽつりと佇む
決まった時間の食事と清掃
微熱続きの眠れない夜

ベッドの上で1人
 ....
この選ばれた正午に
光と熱は直角に世界を満たす
一切のものは燃え上がり
上昇する炎で太陽から受精する
世界のそれぞれの部屋に
まどろみは垂直に立ち
世界のそれぞれの通路に
歓声は ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
地上の星座茶釜215/7/14 19:59
獣の夏たけし215/7/14 18:24
長椅子……とある蛙10*15/7/14 15:23
サーベルと千歳飴イナエ9*15/7/14 15:09
sing葉leaf015/7/14 14:17
おしえて のすたる爺るるりら15*15/7/14 11:06
ボタンイシダユーリ815/7/14 10:59
七夕祭 自然と終了してますのおしらせるるりら215/7/14 10:24
サウザン/即興ゴルコンダ(仮)投稿.54こうだたけみ4*15/7/14 3:18
孤独ガト015/7/14 2:24
正夢はるな415/7/14 1:04
路上の歌人   服部 剛315/7/13 23:58
どうぶつ一 二515/7/13 23:36
サウザンあおば8*15/7/13 22:43
展示水素015/7/13 22:21
前向きに若桜115/7/13 22:09
言葉遊び215/7/13 22:07
仕返しリィ015/7/13 20:41
自分フユナ315/7/13 20:15
たまプラーザ駅で花形新次015/7/13 19:37
降る日 斑明木立 悟315/7/13 19:35
永遠の夏休みゆうと5*15/7/13 17:13
心酔朝焼彩茜色16*15/7/13 14:48
ちいさな願い花咲風太郎215/7/13 14:08
なみだ斎藤 九115/7/13 14:03
7%1486 1...015/7/13 11:59
聞こえない歌 見えないダンス塔野夏子3*15/7/13 11:31
火花はるな315/7/13 11:04
入院中じまさん015/7/13 10:56
世界葉leaf215/7/13 7:51

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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