批判を
聴くのはだれだって嫌だけど
正しいアリバイを
ちゃんと示してみれば
批判は消える
なんて訳なくて
いつもいつも白い綿飴みたいな
やさしさだけに救われる
....
ぽかーんと広がる
朝の碧天、
軽やかな微風を送り
地に揺れる色とりどり
花々大小、
柔和な微笑みあちこちに
雑木林にいよいよ濃密なる
新緑のグラデーション、
照り輝き天を目指し ....
○「野菜高騰」
大根パス
キャベツパス
白菜パス
で モヤシだけを買う
野菜高騰と円安は
関係あるのだろうか
○「ゴールデンウィーク」
ぼんやりゴロゴロ時々居眠り
で
出費なし ....
ゆるゆるとながれている
今もながれつづけている時間を
ふいにとめた とある春の庭がふたつ
となりあっている
ひとつは住人によってよく手入れされていて
赤いチューリップが笑い
黄色のパンジー ....
当然のことながら、言葉は、場所を換えるだけで、異なる意味を持つ。筆者の詩句を引用する。
ひとりがぼくを孤独にするのか、
ひとりが孤独をぼくにするのか、
孤独がぼくをひとりにするのか、
....
最初から廃墟だった場所で
最初から破片だった言葉を
拾い集め交わし合う
それは破片だから
時に自らを 誰かを
傷つけてしまう
しなやかで
すきとおる思惟で
編み上げられてゆ ....
いかがわしい村の教会では
不思議なことに悪魔が鐘を突く
菜の花畑の黄色がまぶしい
飛行機の窓からのパッチワークがかわいい
あの人は根っからのカンタベリ系だから
フュージョン系のギ ....
竹箒の音に注意せよ
すこし背骨の曲がった女子高生に注意せよ
幻と語らう男の笑い声に注意せよ
木漏れ日のような鉄の反射に注意せよ
返事をしないあなたの母に注意せよ
積み上がった本の数に注意 ....
波しずか
時の深まり
降る青に
遠き声の
いつしか木霊し
到来するもの
ふと織り込まれ
明度無限に高まる
この意識に
、
澄んだ泉の
底深く
蠢く光塊の
ヒビ ....
本当に
何が
大切なのか
私にとっての命とは
魂 か
・
大切な存在は
色々と
在る
いつも
ありがとうさま
・
盆栽のドングリが
光合成をしている
きみな ....
太陽丼!
丼ぶりのうえに、
ただ目玉焼きをのせただけの、
とてもシンプルな、
たべもの、
熱々の、
透明なうすい膜を二本の箸でつきやぶって、
まるで黄いろい溶岩のように流れでてくる、
....
取っ散らかった部屋を整理して
断捨離しようと片付けて
フリマアプリで売れるものを
区分けしていたら
自分のモチベーションが
この部屋を取っ散らかしていて
一番必要のないものだと気が付いて
....
裸足で軽蔑した?
レンズ越しの光線
呂律の回らない教頭
目をつぶって描く校舎
戻らない昨日に触れようとしました
桃で開いた夏は
少し甘くて
産毛が大気に接する
ダダイストの実験 ....
エリーゼ、空が青くて凄いッ
ほうとうに。
あの雲、白馬みたい
ちょっと変だけど、
そう
みえないこともないか
でも
カバみたいにも
みえるね
あなた ....
あいまいな記憶は改竄されていく
以前、NHKの情報番組で、台湾から来た若手の男性芸術家が
舞台表現のラストになってすっぽんぽんになって舞台を歩く
そんな映像を見た記憶がする。すっぽんぽんなの ....
タクシーの車両は古いものばかりだ
バンパーには傷
ボディの塗装はくすんでいる
乗客はたいてい老人だし
運転手だって負けないくらいの老人だ
買い物する間駐車場で待っている
一人暮 ....
盲目の身をたずさえ
漂泊の旅路を重ね往く
想い出の月を歌い
泉にくちづけ
明日を夢みる
いつだって
神さまだって水だって
あなたと一緒に光かがやく
夜の影に隠れていた
ようやく起き出した朝が
ゆっくりと身を起こし
やさしく微笑むと
今日もあたらしいい ....
足りていないのだろう
本来満ちているはずのものが
だからこんなに
道も歩き方も定まらないのだろう
道端の花に
目を留めているのは
過去の自分
今の自分は
どこを ....
真っ暗闇の
呪われた孤立の
病みを抜けたら
ラッパ高々鳴り響き
ぎらぎら巨大に輝く
星々に見つめられ在る
オノレに改めて気付き
オノレ、その瞬間 独り
一本の原生木にして
....
23年前に胃を失くし
いまは日に1リットルの牛乳を飲み
アイス珈琲を5杯飲んで
ウイスキーの水割りを4杯飲む
水は飲まない
前世の因縁なのか
食事は幼稚園の子供くらい食べ
美味い ....
言いたいことも
言えない
世の中はおかしいよね
でもそれがルールだろう
おかしいのが普通ですね
・
マスゴミ未満は
大が
無限に付く位
大嫌いだ。
私は自分勝手でごめんなさ ....
青空
青空のいのちは
青色だね
鳥は深く
青に解けてゆく
○「二世代子育て」
娘がどんどん生んで
ババが育てている
ババにも手当てを
○「三種類の人間」
A型 よく注意するが面倒はみない
B型 よく注意するが面倒もよくみる
C型 注意も面倒 ....
二両電車のシートから
真向かう窓 で
連なる民家の軒と緑の蔭
物皆の息吹き
重々しくもあり
閑かなる虚しさに堕ち行く
薄暮のとき
欠伸を殺し盗み見る
斜め向か ....
1平米714万円付近の幹線道路を
100万円から2千万円がスムーズに流れる、
たまに赤い3億円が走ったりもした
君は頭から足の爪先までが7万円だった
下着はたぶん8千円くらいと思う
カフ ....
歳を取るにつれ
面の皮が厚くなります
競争の場面を
選べるようになりました
思えば若いころは
要らぬところに労をかけ
痩せること、眉を整えること
わりとどうでもいいこと
....
人は主に
酸素・炭素・水素・窒素・カルシウムといった
元素から構成されている
突き詰めるなら素粒子から成り立っているのだ
魂という計量できないアルモノに呼ばれて
それが複雑に絡み合い言葉 ....
夢と夢が重なる
どちらがほんとうか分からなる
こっち側の夢は
叶えたく思う
こっち側の夢はなんとも情けない
実力不足か?いや、環境か?
なぜできない
なぜここ?
とりあえず ....
誰でもアイドルになれるんだったら
TikTokで踊ってみたらいいよ
カワイイ顔に生まれたかった
別に誰も恨んでないけど
恋とか夢とか
....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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