それは、さんざめく所作である
彼方を巡る途方もない余韻ともいえる
その様なものが今でも、
宙を舞い踊っているのだとすれば
8年と半月、遊び尽くしたんだろう
浮き沈みの記憶も
ことさ ....
ぺたり 貼り付いたのは
ぬらりひょんでも
ぬりかべでも
おばけやしきのこんにゃくでも
ありませんでした
ひやっ とするから
湿布を貼る瞬間のように
あなたは 叫んで
脅える ....
酔っ払って帰ってきて
電気のないほうの壁をペタペタして
ひとり
ほくそ笑む暗闇
今日も
話を振られて
うまく答えず
場を白けさせたシーンだけ
繋いで
ニューシネマパラダイスでずっと涙 ....
反安保のデモに家族で参加した市民
大尊健さんの
4才の長男右絵留図(ウェルズ:キラキラネーム)くんが
国会議事堂前を行進中に
熱中時代熱中症編で倒れ
自衛隊病院に搬送されたが
父親の健さん ....
空に落ちたんだ
空というよりは
底なし沼だった
どろどろ溶けた
空気がまとって
少し空気抵抗が
かかってたから
ゆっくりそこを
あしでかきわけ
はじめたけれど
ずっとまえか ....
私の目に、
迸る閃光が飛び込んでくる。
その人は、
腕から、
指から、
目から、
髪の毛一本一本にいたるまで
揺るがない何かを放っている。
(触れてはいけない)
....
私、他人が好き
いつも、知らぬうちに近づいてきて
指を摘んでそっとひと言、
ご機嫌いかが?
これであなたに会うのは最後だろう、
と悲しい言葉も浮かびます
そんな事を考えて、一瞬で蒸 ....
薄暗い部屋で少しの明かりに照らされた少女の瞼は俯いた睫毛に淵取られ表情を隠していて憂愁を湛えているがそれは一つの擬態かもしれない、と想像してみても何も得られるものもなく ただひたすらに隠れている欲望を ....
カスタードプリンでござるよ。
人生の酸いも甘いもというか
甘い方を極めたのでござるよ。
そんな程度かと言われたって
わたしゃカスタードのプリン
甘くて仕方のないこの強みを
ダイナミ ....
ホテルから見える夜景が
やけいにきれいね
新横浜
ブルーライト新横浜
横浜アリーナ独り占め
横浜アリーナと言えば
20年前に女子プロレスを
見に行って以来
行っていないなあ
....
気がつけば
三階席の片隅にいて
タリス・スコラーズのハーモニーに
君の耳は
空中浮遊する
悔い改めるでなく
道を求めるでもなく
真実に目覚めるはずもなく
美しさそのものとしての ....
小鳥たちの鳴き声
ここはドームだろうか
不思議と羽の音がしない
首筋から胸もとにかけて
蝋の塊は溶けて垂れていた
とっくに扇風機は止まっているのだ
目が覚めるのはいつもこんな調子で
....
俺が死ぬときは
ただでは死なない
人間のうっとうしさ
いやらしさ
めんどくささ
何もかも抱き締めて
遠くを見晴るかした先に
人間との和解があればいい
俺が死ぬときは
....
失われたもの
なんもない。
おれも、あんたも、ここにいる。
取り返すものも
なぁんもない。
むしろ奪ってほしい、って
思ってんだ。
ころころするまえに。
ここの ....
もしも今夜が最後の夜なら、
誰に知らせるだろうか。
どこに行くだろうか。
どこにも、だれにも、
帰る場所が解らなくなってしまって。
もしも今夜が最後の夜なら、
そん ....
子どもの頃。よくそれをやった。小学校三年だったか四年だったか覚えていないが、とにかく、その頃。
ぼくらは、その変わった遊びに熱中した。とにかく、ありふれたごっこ遊びではなかった。
その夏のある日。 ....
思うようにうごかない心に嘘をついて身体が出掛けて行く
愛とか夢とかそういう言葉は
壁を飾るのに使ってしまった
もたないまま靴を履く
どんなにいいだろう
わたしが誰かわかるんだったら
....
ぴちっ
ちーちー
洗濯機が眠っている頃
あなたたちが喋っている
ぼーうぼーう
私は顔を洗ってくるから
ちっ
ちっ
冷蔵庫は買った時から何年も冷たいまま居てくれる
....
白い霧に覆われて色褪せた世界
山と街に被さっている
蝉と暑さと湿度が
どうしようもない倦怠を引き連れる
他にも排気ガスの熱風とか
首の無い鳩の死体とか
濁った川の流れとか
何でも無い ....
たくさんの
本当、が
ながれていった
ぼくらは
橋のうえで
それを ながめていた
カナカナカナ
ひぐらしがないていた
そっ、そこに誰かいる!
何言ってんのよ、トシコ(54)
だって、あたし今!
馬鹿ねえ、トシコ(54)ったら
夢でも見たんじゃないの?
夢じゃないわよ、確かに今
トシコ(54)!いい加減にし ....
川があると聞いた
先祖が呼ぶと聞いた
意識混濁の中
私はモノクロの世界へ沈む
ここではないどこかへいきたくて
わたしはその川をもがき苦しみ泳ぐ
そこで待つのは彩りのある世界
と期 ....
このクソ暑い中
外に出る奴は
馬鹿かセミだ
(以前にも全く同じ表現を
用いたことがあるが
あまり広まっていないので
非常に残念に思う)
そう言う意味では
外に出て
セミ捕りする奴 ....
家族や国を守るため
自ら志願し戦場へ行くと言うのなら
その人は行けば良い 後ろ指さされても
人殺しと罵られても
たとえ国家権力が徴兵しても
誰の血も流したくないと言うのなら
その人は拒 ....
怪力殺芽 様
貴女が当店で
購入した極太バイブは
実は私のディックから
型を取ったものです
従って貴女がそれを
気に入ったとしたら
貴女と私は
非常に相性が良いと言えます
これと ....
すべての男性と日本人女性と日本人と日本語を話すすべての人と、このフォーラム内のすべての最高の詩人やpoetessesへの私の最高の願い。
私はあなたの注意をキャプチャし、私にあなたのコメントやメッセ ....
キーボードのエンターとバックスペースの間
をみつめて三十秒、二十秒、十、五、時間の
感覚がのびていく、のびて、のびてのびて閉
じ込められる、閉じ込められた時間の中でわ
たしは泉の前に立つ、あな ....
こがねの日が差す
金色の夕立は
さぞや美しい狐が嫁に行くのかと
思わず微笑む天気雨
夏は
今も昔も懐かしく
子供の頃と同じ空
うちわで扇ぐゆるやかな所作
遠い昔に見たしぐさ ....
どうにも逆らえない流れに
私は闇の渦へと招かれる
苦しまずに生きることも死ぬことも
選べぬ身分の重しに
私は叫ぶことも忘れた
ぶよぶよとした柔らかい繭にくるまって
固く死んでしまっ ....
光、響き輝く
内底から内底から
響き輝く、光
創造され創造され
光、響き輝く
広がって広がって
響き輝く光
闇の領域、貫く
閉域を逸脱し狂い
魑魅魍魎跋扈跋扈、
....
1584 1585 1586 1587 1588 1589 1590 1591 1592 1593 1594 1595 1596 1597 1598 1599 1600 1601 1602 1603 1604 1605 1606 1607 1608 1609 1610 1611 1612 1613 1614 1615 1616 1617 1618 1619 1620 1621 1622 1623 1624
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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