朝が来る事を月は知らない
夜が来る事を太陽は知らない
月は朝になれば太陽は夜になれば眠る
太陽は月を知らない
月は太陽を知らない
朝は明るい事を太陽は知ってる
夜は暗い事を月は知ってる
....
角を捨てるのなら山がよい
季節の巡りごとに生え変わる角を
ひとまとめに籠に上げて持っていく
このあたりは古い窯場だから
埋もれて見え隠れする陶片を拾いに
屑拾いがうろついているのもちょうどい ....
プラネテス planetes
あれは遠い日のこと 僕らは真夜中に
街を抜け出して 綺麗な海へと出かけた
満天の星空に 僕らただ黙り込んで
何処にも居なくて 誰でもないフリをした
流れ ....
151016
透明な液体が
土壌に浸み込んで
悪さをするという
液体の成分は何なのか
放射性物質かもしれないと
口に出すのが習慣化して
そうかも ....
立ち並ぶビルのように
光や人を遮っていく
巨大な石の群れ
それは仕事の随所に立ちはだかり
いつしか労働者もまた石と化す
流れていくものを流すために
堤防が必要であったように
....
居間で胡坐をかく父の姿を
時折見る。
(死んだはずなのに。)と思いながら
「お父さん。」と声をかけた。
(父はただ、静かに背を向けている。)
そこにいるだけでいい。
そこにいて ....
知識の果実、による
異常肥満の精神
に、は
揺れる火が怖い
聖堂は黙す
ひざを折る彼、の
芯を修繕することを
慎ましやかに受け入れる
となりに並ぶ彼女の
骨の ....
あの日、
誰と何処で何をしていたか
みんな忘れてしまったとしても
もう会うこともない
ふたりになったとしても
いつか訪れる
終わりの日がきたとしても
…この ....
枠にはまる
美しい枠に沿って色づけを指紋と共に
印 証明 サイン
枠にはまる
屋根や壁のように 時には翼なしにはみ出しても
波紋に導かれ 枠に戻る
枠にはまらな ....
もっともっと夜が深くなって
全てを飲み込むように濃くなって
この傷も
私の真っ黒に汚れた心も
隠してくれたらいいのに
そしたら君に
会いに行けるのに
君のこと
....
百合ちゃんやめて
私には好きな人がいるの
百合ちゃんやめて
手を握らないまで
ただの友達でしょう?それとも私の勘違い?
見つめる眼差しが怖いの
ねえ私の手を握るのもスキンシップ ....
スクール水着にしてるのは 萌えるから燃えるから
o °
学生時代からスタイル変わってない
° ° ° ....
まあ諸々、君に任せるよ。と丸投げて上司の得意技うっちゃりがいつだって炸裂する締切の直前にはげんなりする代わりにはんなりしてみませんか余裕ありげな笑み浮かべてお茶に花なんか浮かべてみて今週もまた会えなく ....
むかいあっているけど
それぞれが それぞれのパソコン画面をみているの
ポテチを食べる音だけがひびきあう
まあ私はうす塩なんだけどね
話さなくても
まるで話しているような距離
わかり ....
∂(元キンタマ王子)がCDデビューする
アルバムタイトル「∂2015」
音楽的には
ファンクとホーミーを
融合したファーミーを基本に
ヨーデルと浪花節の要素も取り入れた
所謂プログレッシブ ....
もう夏はとっくに裏返ったのだが
サンダルの中に入った小石は
まだ取り出せず
ジャンブルの
スクランブルエッグ
気の違えた少年が踊り狂う月明りの下 あきらかに負けたのはこっち
スーツで降 ....
私のちょっとした秘密
私には もったいないくらい
心が暖かい友達がいる
彼女は自分が大きい存在だってこと
気付いていない
自信持って
お互いもっともっと
理解しあおうね
泣きた ....
いまは赤外線の中にいて
何を想うかは自由で
骨の痛みと
熱にうなわされいる
何としよう
音楽を聴いても
何をしようとしても
仕方がない
熱よ去れ!
骨の痛みよ去れ!
....
大谷が可愛らしい顔して
豪速球を投げるのに嫉妬した
キンタマ王子は
俺だって160kmぐらい
楽勝で出せるんだと
振りかぶって
思いっきりキンタマを投げたところ
確かに物凄い速さで
ホ ....
べつに今すぐ ハンズでロープを買いたいわけじゃない
ただうっすらとテレビに降りつもっていくホコリみたいに
「死にたい」って 思っていて
これをずっと掃除しなければ いつかホームから飛び降りてしま ....
この夜、キオク
ヒビキの層成す
一斉に立ち上がり
遠く近く壁を造り
痕跡だけ残しては
逃れ消えていく
次から次へと
荒れ狂う情動の海の底
星々の明滅
溢れ流れる愛憎
鳴り止 ....
喫茶店で珈琲ぐるぐる
あの日と何が変わったのかしら
心の眼鏡を落っことしたみたいね
イタリアに行きたい
たぶんオリーブオイルとニンニクと唐辛子にまみれて
マンジャーレ・カンターレ・アモーレ
その国では
風邪などひかないだろう
シチリアに行けば
ホルモンの饗 ....
発熱・咳・くっしゃみ・関節の痛み・逆流性食道炎
薬を飲んでも
ちっとも効きやしない
そうだ、最後の手はアルコール消毒だ!
先人の知恵から生まれた玉子酒は苦手なので
ウイスキーのロック ....
じゃりじゃりになっている
蜜のあわれを
さじで救い取る
瓶の中で
結晶になった
白い彼女はきれぎれになり
焼かれたパンの熱でそれは
ふたたび脆弱に溶かされてゆく
朝の甘い官能
....
ある人の発言に
ある日出会った詩に 感銘を受ける
けれどわたしは 言葉そのものに
感動をおぼえたことは
きっと唯の一度もない
発言をした人のものの考え方
詩を創作 ....
ヤツへの復讐を終えた今日
やけに青い大空が広がった
師匠の言葉と同じように
コレカラドウスレバイイ?
コレカラドウスレバイイ?
心の中のベルが鳴り出す
新しい人生のはじまりには
青く広が ....
次々と 咲かせる華を 見上げたら
首が 痛く なりました
レジャー用の 椅子
ドリンクホルダー付きの 立派なヤツは
昔 スポーツショップで
衝動買い したの
会社の皆で 海 ....
どこまでも遠く悲しみを放り投げる
悲しみが転がる深い山の中で
家族はその悲しみを拾い上げ
小さく千切っては美しく燃やす
僕と家族は気づかずに追いかけっこ
家族は僕の表情を絶えず改 ....
崖のうえで
いまやっと
生きている気持がする
はだかで
つめたく嬲られて
ごつごつした岩に立って
穴だらけのひふを脱いで
ねばっこい血管を捨てて
さわがしい心臓も
置いてきて ....
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