ついでにこの際打ち明けておこう
彼は実はあの資産家の息子なんだ
ということを

伝説としてこれ以上の神秘はない
はずだ、あるいは
全てバーバリーのトレンチを纏った幻なんだ
と片付けてしま ....
カーテンの隙間から
差し込むのは月明かり?
いいえ、飲屋街のネオンです。

だから、聞こえるのは称賛ではなく
酔っぱらいの叫び声

別にいつもと変わらない
ただただ虚しさが募って
灰 ....
帰宅途中の
夕焼け大焼け
歩み進む人たる私に
余りに余りにも物凄過ぎて
深紅に染まり呑み込まれ
なのに未だ森の木々たち
黙々泰然自若大地に根付き 

 、

けれども帰宅し
瞑目 ....
北西風の遊ぶ中
太陽が西の涯に向かって歩き出した


あなたはいってしまい私は取り残されて

いつまでもあの日の白煙を忘れない
私の目が
悲しい

その思いを
どこにしまったら良 ....
春の庭の埠頭を開けた
満開の幸せがたゆたう
遠国が見えた
遠い国である


誰にだって敷かれたレールなんてない

渦中にいればわからない事だってある

春の庭は夢
足元はここ
 ....
そっと踏みいる、それへの入り口。プールサイドの縁に紺いろの靴下を濡らす。夏の制服姿の少女が夏の制服姿のまま水色のプールの中へと入ってゆく。やがて肩の上から頭のてっぺんまでをも水色の水鏡へとゆっくりと沈 .... 「どうでもいいよ」
終われば
始まる
何かが
こころで
立ち尽くしている
なぜ

こころがここにあるから
何も恐れることはない 思えば
こころは自由
こころは無限
こころは私
 ....
(…)物哀しげな空には雲一つなく、大地はまさにわれらが主イエス・キリストに倣って吐息をついているかに見えた。そのような陽光のみちあふれる、物哀しい朝には、わたしはいつも予感するのである。つまり自分が天 .... スクランブル交差点で
靴がかたっぽ脱げたから
たぶん明日は雨だろう

街は歩く速度で遠ざかってゆく
小路の影は濃いままに

分かっている
あなたが視ているのも
想っているのも
私じ ....
啄まれた左手首は
どこに還元されたのだろうか

硬い表皮に囲まれた何かを踏みつけた少年は
内股で
どこに向かっているんだろう

引越しのトラックが運ぶシリコンの人形は
父親の形見によく ....
漆黒の闇の中

彷徨う私の魂

右にふれ

左に戻り

上に上がれば

下がる

止まることはなく

揺れ続ける

息の音だけが

体の中を虚しく

無音に ....
老なんて 関係ない

今私がここにある
ということ

それが全て

自分が年をとらない
と決めれば

そんな現実が動き出す



なんてすばらしい!



この世は ....
ただ声を聞いただけ
水を抜かれた池に
透明な水が流れ込んでくる
いなくなったと思ってた
鯉がスイと漂う

ただ声を聞いただけ
木目のお化けが
味のある木目に見える
ずっと続くと思って ....
月もふるまに
理解ちからはちからすぎ
そうするまに女子大生

しかしそこに
なんの記憶もあれば
ないならば
あるのだ

ちかよりもしてるから触覚で
ネットのねこもふわふわタイム
 ....
「ワークポエムバランスを捨てないと本質に近づけない」との発言でドタバタの最中にとりあえず言っとけの的はずれな労組サイトの匿名コメントもあったけれども、本田圭佑がまた美味しいところを言う「必死に働くのは .... 十五メートルほどのブナ林の中で私は休んでいた
ドカベンをかなり残し昼食を終えた
指定ごみ袋を枯葉の上に敷き腰を下ろしている
風はまだ冷たくなく、肌着の汗は乾き始めている



まだ紅葉 ....
見開きでは息が続かないかもしれないからしばらく片面で書き付けてゆく

罫線がないと難しいけれど位置自由でいいね。
開放感が心地よい・。ジェットストリームの1、お0を使うことのした

色は黒。 ....
積まれた缶ビールを弔って
食器の過去を洗い流し
灰になった溜息に埋もれて眠った

寝不足を冷たい水で隠してみても
鏡には疲れた昨日の俺が写る

「電車とお客様が接触し…電車が遅延して…
 ....
人間になり損なったピノッキオは
流されて海へ出た

潮の流れにぐるぐると頭の向きを変えられ

漂う彼を波が見つけて粉々に打ち砕いた


         ナゴ 
 ナニ     ウ ....

金魚の色を掬うように、
未来の匂いを言葉で掬う、
ディスプレイには光る女の子が映っている。
彼女が衛星から静かに送られてきたことを、
僕は知っている。


孤独な宇宙に、
詩は ....
ようやく晴れて引っ越し先も決まり
遅くても来月からひとり暮らし

VIVA ひとり暮らし

創作に夢中になって
ご飯を抜いても文句を言われない

VIVA ひとり暮らし

好きなご ....
透明な空気は澄みきり、どこまでも清々に

ぼくの体の中のゴミを洗い流す

落下する水流が演ずる水音に

ぼくの頭の中の垢が細かく砕け散る

水落ちるたびに生まれる泡は跡形もなく消え ....
君はその存在だけで
僕を夢中にさせる
誰もできないことを
ひとりでやってのける
そして破天荒さ

真似したくても無理だ
唯一無二の存在
憧れは止まらない

惹きつけられっぱなし
 ....
ゴルの連衆には未だトラウマを抱えてしまっている参加者がいるのだろうけど、日本の創作ネットでいちはやくAIを受け入れてくれたネット詩サイトもこれでしばらく安泰で、老婆心にすぎなかったのかもしれないけど、 .... 知ってるかい
あたかも不思議な地さ
それはね
この小さなアパートの中で
ぬかれるんだよ

ヴィジュアル系
の 内側 が
見えました
その為でしたか

ああ
ゆーれい

成 ....
夜空に浮かぶ雲たちが
死者を迎えに来るまえに
相次ぐ孤独をねじ伏せて
秋の月光浴びておく

駆け込む心の川底に
溺れかけてる恋がある
メガネがないからみえないと
あかるい笑顔で ....
テキトーに
つぶやいてりゃ
あんな
しょーがくせい
にたどり つき
ゆーれいみたいな
おっさんが
でっかくて
このよごれた
くうきのわりには
随分と
しょーがくせいでさ

こ ....
余韻の水溶、
不規則な周期で、
ほろほろと何度も崩れかかる、
水面に映りこむ蜃気楼、
そのぼくらの抱擁と微睡みのマーブル模様、
そのきわめて曲線的な光の屈折率に、
目くるめく眩暈が比例して ....
三叉路の交差点改良が終わり
夏はまだ蒸し暑かった
誰かの投げた石が
東西に流れる二級河川の水面に
小さな波紋を描く
あっ、魚
勘違いした人が指を差して
本当だ
と、隣の人が相槌 ....
         歌ってきた

     きみを見つめてきた

  そして 鹿の角を数えて 折ってきた

 銀の器に流そうじゃないか

あれは黄金の鏡よ 

 指さして き ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
おかしくはないのさ   蒼風薫梅昆布茶2125/10/9 6:29
静かに沈む夜泡沫の僕325/10/9 1:48
大台風二十二号,,前振りひだかたけし625/10/9 0:15
明日のジョギング   蒼風薫梅昆布茶2425/10/8 23:34
歩き方  蒼風薫425/10/8 23:09
ししゅん本田憲嵩1625/10/8 23:02
放てば満ちる ※(曲付き)こしごえ6*25/10/8 22:24
全行引用による自伝詩。 04田中宏輔21025/10/8 22:09
さざんかりつ7*25/10/8 21:05
揺られた脳味噌泡沫の僕325/10/8 20:14
多賀良ヒカル225/10/8 17:16
妄想ばんざい!こてふ125/10/8 13:52
天の声725/10/8 12:32
ぼーぼさいか12弥生 陽125/10/8 11:33
「通勤電車という、現代の“悪しき平等”の象徴の中で」足立らどみ225/10/8 8:22
風はまだ冷たくない山人7*25/10/8 6:20
すみれ日記2022.   6・2 ...梅昆布茶2325/10/8 6:11
結局最後泡沫の僕325/10/8 1:58
漂う木の人形3*25/10/7 22:20
由比良 倖625/10/7 22:18
VIVA ひとり暮らし!りつ4*25/10/7 19:35
滝辺のウタ多賀良ヒカル525/10/7 17:15
推し725/10/7 12:47
「詩的免疫系のはじまり」(イジメの考察)足立らどみ125/10/7 8:12
地ぬかれ弥生 陽125/10/7 7:34
秋恋秋葉竹525/10/7 7:31
もうごきち弥生 陽125/10/7 7:19
水精Ⅴ本田憲嵩1325/10/7 6:29
背中たもつ11*25/10/7 5:16
黄金の鏡洗貝新12*25/10/7 5:11

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