🔶

愚か者は僕だ

笑いながら 手は震えてた
伸ばしかけた手を伸ばす場所さえ
わからなくなった
落ちる雫を忌々しく思い
それに また笑った

いつだって あの頃の君がよかった
 ....
骨のような岩壁をくり抜き
むらさきの斎場が作られていた
川底には黒い鉱がつづき
岩を二重に映していた


   うれしさはすぐに悲しさになり
   頭のなかには茎がひろが ....
           蝶番に赤錆びが 出始めた
         脳味噌に白カビが 生えだした
                  それなのに

       卒寿までいのちが めぐまれたこと ....
こんなに濁った
こころ

からだ
だけど

せめて死ぬ時は
僕のいのちは水色に澄み
すべてを識る事になればと
願う

あついあつい夏の日
しろいしろい入道雲の下
祈る
はみだして 行き場のない ことばたちが
過去へかえっていく
そうだった
あなたに 出会うよりもまえから
あなたのことを 好きでした
みつめあうよりも
ずうっとまえから
わたしのどこか ....
私は
戦後史を全て焼き払えと
主張したかったが
どこぞのバカ・・・
違うな
バキ?違う、バク?
そうだ、そうだ
バク大統領の親父を
パクったみたいに思われると
嫌なので
止めること ....
ガツンと言ってやればよかったのよ
笑ったメイちゃんが
大ゲンカしたことをケロっと忘れて
ジョッキを勢いよくあけて
店員の圧力で
女二人の飲み会は
予想通りぼっちで終了

駅まで続く ....
砂を両手でギュッと握ります
ハートの形になります
ていねいに持たないと
パラパラと崩れてしまいます

砂をギュッと握ったのはカミサマです
このハートをね
シワ ....
あなたは眠る
虹のした

なぜ
胸がこんなにいたいのか
そうして
なつかしく まぶたをとじる
         150812

残りの足は
宙で停止したまま

顔が引き攣っているのか
それとも誰かを威嚇するのか
正面に回りこむ余裕が無い
スマフォを持たない貧乏狐め
腹立たしい ....
今日は左肩がやけに痛む
から、
まず左肩から刃で抉ろう
それからいつもの眼底痛だ
右目の下縁から
眼球を抉り出し
左目も同じく

それでなお意識が保持されていれば、

疼く脳髄を
 ....
陽射しが強いという理由で
安保反対のデモに
4トントラックで突っ込み
自称市民派詩人12人を
殺害した罪に問われている
美白信奉者の
漆原えみり(48)容疑者が不起訴となった
その理由に ....
一生の屋根の上で花火を見よう
夜が霞むくらいとびきりのやつ
ひとつお見舞いしてあげるから
きみの好きな色がはじけたときだけ
下をむくのを休んでほしい
雨が降り始めた
何処で これ以上 笑えばいい
景色の感覚を剥ぎ取られて
白い足の子供たちが
死の石と兎の上を
水蜜のように歩いた
さらわれてしまう耳目
暗渠から招く文字のうねり
疑問と ....
苦しくて仕方ないとき  
割とよく思うもの
この視界という世界に飛び込んでくる
木々のざわめきや車の排気ガスとかすべて   
無性に消し去りたくなる


苦しくして仕方ないとき  
 ....
電車のドア窓から行く方ばかり見てる。もし後ろを見てるひとがいたら、それはそれで「なんなんだろう」と考えてしまう。運んでいる。ひつまぶしの成り立ちを思い出す。ひとはホットなまま冷めてることができる。届け .... 苦しい

逃げ出したくなる

想像を手がかりにぼくは生きている

また黒い森に入り込んだ

ぼくの知らないところで

ぼくのいない触れ合いがかさねられていく


囚われたひと ....
発火する手前で
なんとか世界は持ちこたえている
そんな暑さだ

空へのばした緑の手は
もはや力なく横たわり
おそらく
何もつかめないまま
花さえ咲かすことのないまま
明日には
残骸 ....
夏の海の砂浜で
僕は灼熱に耐えかねて、防砂用の竹の柵に隠れていた
その隙間から見えた
小さな子供が
何度も足をとられながら、太陽の下、負けずに歩き回っている
高らかに声を上げ、はしゃ ....
コップのなかに
残された朝と
醒めきらないままの
水を分けあう

魚のかたちをして
水がうごく
夏のはじまり
ゆっくり水際を
泳いでゆこうとする
小さな魚だ

草となり
ただ ....
  ペダル踏み、立ちはだかる森へ
  クヌギのカブト
  ケタケタと笑っている
  鼻のあたまに、汗かいといで




  役立たず、ひこぼしの魔法
  初めてのキス、天の川超え ....
セクシー女優という呼び名に
俺は偽善的なにおいを感じ取っている
AV女優でなんか不都合があんのか?
もっと言えばハードコアポルノ女優だろうよ
ふざけやがって!

マスコミの行う世論調査に
 ....
私のせいで
世界が歪む
正しさだけで
温かさの欠片もない
私の叫んだ言葉によって
世界が
溶ける
落ちる

赦せとは言わない
甘んじて火の粉を被ろう

しかし
あの瞬間の私は ....
改札口の向こう側で手を振るわたしを
最後まで見届けて
家路へ戻り誰もいない部屋へ辿り着く

さっきまで一緒にいた
あの景色が嘘のように
すべてがモノクロの世界になって

貴方のいない日 ....
         150810

名前なんてどうでも良いだろうと
本音を吐いたら、酷く叱られる
名前を間違えるのは、個人の尊厳を冒す
とても暴力的な行為なのだとも言われた
私は、酉年生まれ ....
 おつきさま って、いっぱいあるの?
…どうして?
 だっていろんなかたちがあるし、おおきさもちがうから
…でもね、本当は、お月様は一つしかないんだよ
 そうなの?
…そうだよ。…だ ....
私の気づかない私は
いつも心の中で
感情をむきだしにしている
地団駄踏んでいる
いろいろなものを
放り投げては拾っている

私の気づかない私は
いつの間にか
君を怖がって ....
ロミジュリみたいな運命だったら言われてみたいな「名字を捨ててあげようか」なんて本気かなって疑っちゃうから神宮に咲く花は散ってく火薬は匂えど色は香らぬプラトニックな愛なんだってさ永遠になんてつづきゃしな .... 伝え損ねたくない、もうこれ以上。
届け損ねたくない、もうこれ以上。
作り損ねたくない、もうこれ以上。


そうは思っても
伝え損ねてしまうことは
届け損ねてしまうことは
作り損ねて ....
手を伸ばせば届きそうな位置に一つの星がある。しかし手を伸ばしたら、なぜか手がつることばかり恐れて、結局どの星だったか、見失ってしまう。
探しあぐねて、必死に色んなところへ手を伸ばす。そうすると、ほん ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
.15.08.13 無題世江215/8/13 11:38
真昼 みさき木立 悟415/8/13 10:51
緑門信天翁315/8/13 9:56
入道雲渡辺亘515/8/13 8:59
どこかはるな415/8/13 3:02
思い出した花形新次015/8/13 0:42
※ッ※[group]アンテ415/8/13 0:32
シワアセひさし915/8/12 23:14
はるな415/8/12 23:07
狐の三歩あおば4*15/8/12 20:03
自壊シュミレーショオンたけし315/8/12 19:53
太陽が悪い花形新次115/8/12 17:44
星に喧嘩を売りにいくだけユッカ315/8/12 17:06
笑いの刑ただのみきや21*15/8/12 14:10
マバタキパラダイムホホエミkomase...2*15/8/12 13:05
ケツカッチンnemaru1*15/8/12 12:32
触れ合い吉岡ペペロ315/8/12 12:17
炎天そらの珊瑚1815/8/12 10:33
見つめる先あおたん315/8/12 10:03
夏の魚yo-yo15*15/8/12 7:30
ナツノグラフィカひさし215/8/11 23:35
マスコミ襲撃は善という説もある花形新次015/8/11 22:49
ある医者の決意森川美咲3*15/8/11 22:35
「遠距離恋愛」じまさん215/8/11 22:04
名字を捨ててあげようかあおば5*15/8/11 21:50
月を数えて凍月3*15/8/11 21:47
私の気づかない私は瑞海4*15/8/11 21:32
名字を捨ててあげようか/即興ゴルコンダ(仮)投稿.62こうだたけみ4*15/8/11 20:58
伝えきれない感謝、届けきれない愛情、作りきれない歓喜。komase...4*15/8/11 20:37
自己所有権陽向∮6*15/8/11 15:08

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