感情があるからダメだったのか
そんな訳はないと思いながらも
否応無しに下がっていく体温
勝手に好かれて
勝手に嫌われて
何の説明も無いまま進んで
いつの間にか無かった事 ....
1
あたしは名前を持たずに創り出された
たとえ
世界中の有象無象がそうだったとしても
彼らは
他人から呼ばれる名前に安寧の場所を探し
その名前を借りて色を持つ
色即是…
その後は
....
昼会った友人と
朝まで一緒にいた
夜 ベッドの中で
(お前さ、もし俺が今お前としたいって
言ったらどうする?)
と聞かれた
彼にし ....
戯れが過ぎたのか
名月が遠い 待てない心臓が加速始め
この訪れの麗らかさを
深呼吸トクトク鼓動にはもって上体を反らして
螺旋の儚い軌道を静止飛んでいる
ひたひたの心に ....
誰かの言葉になんか慰められたくないし
言葉なんてものに何の力もないのよ
そう言って君はグラスを置く
アスファルトの陽炎(かげろう)
やがて入道雲に変わる・・・
....
空の見えない
白い夜は
籠ったため息で
爆発寸前
限界を越えてふくらむ不満
針の先程の穴でもいいから
抜け道を頂戴
生ぬるい夜風が
髪を湿らせてもいいから
祈りも宅配便で
時間 ....
枝葉に付着した
無数の小さな丸い水滴 銀の透明
は、
照らしだす光に 光を通し輝く
光そのものは見えずに
只、
銀の透明響かせます
無垢なる人の魂に
線香の白い煙の糸がたちのぼる
追って見上ぐれば
黒い梁から見下ろす遺影の果て
白い路(みち)はほどけてく
おそらく、天上界まで届いたあたりで
夏は喪のシーズンだ
祖霊が帰り
私も帰り ....
何か
大切な物が 欠けて
情緒が欠落している
月に
力を
借りただけ
魔力が落ちないように
ヒトを
食っただけ
だから どうした
眠れない夜だったから
架空の国へ出かけた
王位継承
森の魔物
結界の霧雨
本を閉じると
外も
いつのまにか雨
この雨が結界なら
私も連れ去ってくれ
見わたす現実の
....
あなただけに告げる「ワタクシの秘密」と言う台詞が
どうも くすぐったくって 仕方が無いのです
地図に無い場所を求めて 彷徨う旅人だとか
誰も受信できぬ電波を 感じる肌が
むず痒くて ....
さて、僕のおなまえは?
「ジンゴロウ!」
元気があって良いな、ジンゴロウくんは
それで今日はおじさんが
ジンゴロウくんのババアの顔を
描くからね
ジンゴロウくんが
ババアの特徴をよく思い ....
ぼくはかぼちゃがすきだけど
あのこはそうでもないみたい
きみはやきゅうがすきらしい
ぼくはあんまりすきじゃない
ぼくにはすきなものがある
ぼくにはきらいなものもある
それは ....
あんた証明したい
なんにも
嬉しいね卵持ってかえりなよ
釘打ってごらん釘
ぎったんばっこん傾いて
地球も発泡してら
ああ君ら目から艶墨ちろちろ流すが
猫がしどろもどろだね
あんた主張 ....
恥ずかしそうにして
横たわる真白い身体の
すぐ近くにある
誰も知らない部屋で
あの扉を開くことができる鍵穴に
ぴったりと
はまり込む
秘密の白い鍵穴に
鍵を当てはめる
Eroti ....
蒼い蒼い秋の空の下
地の涯から
君の名を喚ぶ
蒼い蒼い秋の空の下
地の涯から
君の名を叫ぶ
叫べども
叫べども
声は届かず
蒼い蒼い秋の空に消えていく
空は遠く
蒼く ....
臨死の正夢が
それとなく
覆いかぶさってくるのだろうか
少年の 青春の 壮年の 年月日と
そして 卒寿となった
ゆがみかけた 四次元が
いまや 逆夢に翻弄されて
夜ごとの枕をぬくめ
....
おとこのこたちが
あいしあうのを みて
オナニー してる
あたしは
この世で いちばん
愛に あふれてる
あふれすぎて
殺伐 そして
とても ホット
ファンタスティックでも
あるわ ....
ひかりのあたる角度によって
ものごとは綺麗に反射したりえらくくすんで見えたりもする
シャンデリアのある素敵な応接間
ある生命は空間を得るために代償を払う
それを得られない一部は
高速 ....
箪笥の奥深く秘められていたいくつかの小箱
おそらく母の物であろう歯の欠けた櫛に
出合ってわたしの心が波立つ
そして 夭折した兄たちの名に混じって
ボクの名が乾ききった小箱
それは ....
夏のあいだ僕らは
危うさと確かさの波間で
無数のクリックを繰り返し
細胞分裂にいそしみ
新学期をむかえるころ
あたらしい僕らになった
けれど
ちっぽけなこの教室の
ひなたと本の匂いとザ ....
政府にとっては
決定事項なのだろう
しかし
国民は
政府の部下ではない
主権は誰にあるのか
「衆」は「愚」なのか?
国家機密は
戦争を始める日をこっそりと
封鎖している
昭和憲法はアメリカの
占領政策のもとに創られた
平和憲法であって
日本はアメリカの植民地だと云う
国会議員がいる
国会で発言された ....
歩いてくる人の音楽
マンションの音楽
電車の音楽
実際に空気を振動させる音とは別の
抽象的な音楽が流れる
抽象的な音楽は
視覚的イメージによって構築される
細胞のような構 ....
{取消=本日は晴天なり}
{取消=爽やかな秋晴れなり}
金木犀の匂い好きなり
{取消=虫の音が心地良いなり}
{取消=嘘吐きは泥棒のはじまり}
前科持ちは一生の恥
地震カミナリ火事{ ....
ものすごい音を立てながら
トタンの屋根を突き破って落ちていくものがあった
僕ァ 蛇にまとわりつかれていたもんだから
なんにも見えなかったんだ
奪われていく熱を思いながら
中で変わっていく細長 ....
母からの愛を知らぬ僕チン
大人になったらおっぱい星人
挟まれたい!埋もれたい!
腹上死よりも窒息死
お金を払えばおっぱい揉める店
場合によっては母乳飲める店
もみもみしたい!ちゅーちゅ ....
アメリカ産のネズミ
ハハッと笑えば黄色い声が
敗戦国のモンキー
有り難がって御布施をばらまく
夢と魔法の国でも
通貨は日本円
ポップコーンに行列
頭まで弾けてら
ハチミツ大好き ....
私の国籍は日本だ
何なら戸籍を見せてもいい
だから他の国が
軍隊を持っていようがいまいが関係ない
勝手にすればいい
それと同じで
日本が軍隊を持とうが持つまいが
他の国にとやかく言われる ....
ソ連がする戦争には賛成で
アメリカがする戦争には反対だった奴等が
ソ連がこけたもんで
戦争全般に反対する
みたいな感じになってるだけなのよ
当時から
クレムリンとホワイトハウス両方に
....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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