ニーチェ、ヴァレリー、デリダの視線、法線、
オフセット印刷で仕上げた、歳食った男、
ちょん切った、ちんこ、流した、性器、
俺は傷害罪になっても構わない、
六法によれば自分は刑務所に入る、
執 ....
六月の雨が
育ち盛りのスイカをいたずらに誘う
でも、今年の梅雨は少々しつこくて
早くも冷夏の予感がした
ナスビもトウモロコシも痩せたまま太らない

繁茂するのはスイカのツルと葉っぱばかり
 ....
太陽の嘘を
夜が暗殺する
一瞬の未来がもう過去になる時のなかで
眠らない傷痕だけ
硬いソファで微睡んでいる
自然であること自然に衰えてゆくこと

ぶつかりながら消耗しながらもえつきる流星

いつ どこで

誰が 何を 何故?

自分のだけの視野で批評も感想もなくて
生きることも可能だが
 ....
絵のない絵葉書が届く
ことばのない詩が書かれていた
ピアノソナタが雨に溶けて
コスモスはうつむき顔を覆う
山の精気が少しだけ薄められ
ものごとを前にしてふと
過去からの声に手を止めている
 ....
何処までも広い畑
大きなキャベツが育つ

生で食べても
料理して食べても
どちらも最高に美味しい

ネットで調べれば
色んな料理が載っていて
美味しそうで作ってみたくなる

飽き ....
草ぼうぼうが美しい

荒れ放題の草むらは公園だった

ベンチに座ると膝まで草に隠れる

ゴミが見当たらない

草に隠れているのだろう

遊具に涼やかな日が当たる

ぼくはそこで ....
ホームの柱には角丸ゴシックで神とだけ印字されたステッカーが貼りついていた
その柱にもたれながら乗車する予定の新幹線を待つ
正確には夫と娘が帰省するために乗車する新幹線を待つ
とうの二人は並んでホ ....
ギリシャの哲学者ボツリヌス曰く
「心のシワに効くボトックスはない
例えあったとしても
ツルツルになった心を以て
その人間の魅力が回復したとは言えない」

なんかもっともらしいことを
言っ ....
電柱スルスル登って翻る
夜の風は
ううんうんといい匂い
もう秋だね秋だよと
電線をスウイスウイ息を吹きかければ
粒々の秋が沸いてきて
ゆらゆらゆらぐ雲の上
大きな鉄塔にょきっと一番星が飾 ....
     わたしは帰る
     猫の住む我が家へと
     服も靴下も脱ぎ散らかし
     ひんやりとしたベッドへ
     もぐりこむ
     鼻先の生温かなけものの匂い
 ....
とろけるくらいの恋なんて 知らなかった頃
人生の濃ゆさだけを 妄想しながら
飛び跳ねていた僕は 鯉のようだった?

尾ひれのついた 四方山話が 飛んで来ないかって
呼び寄せた つもり ....
一般邦人は
メキシコ麻薬戦争とは
一見して関係がないはずだが
実際は関連が
あるのだ

幻覚を見たり
聴いたりする病のことを
ご存じだろうか
昔からある病気で
その病気の名前は
 ....
からはあたまだ

ことはからだだ

あなたがよろこぶから

ぼくはあなたをあいするのではない

ぼくはただ

あなたがよろこぶことをしたいだけだ


ひきさかれるようなことも ....
老夫婦は 一杯のラーメンを
夫は 妻のために取り分ける
妻が食べ始めたのを見てから
自分も食べ始める フードコートの午後


微笑ましい光景と 思うかもしれない
老人の箸の先は震えて ....
綺麗に堕ちていく
そんな映像ばかり  
繰り返しイメージしては耽って眠る


戸惑いや疲れや迷いや痛みは
すべてすべて気のせいなのだと言い聞かせて


木漏れ日  健やか
眩し ....
平和愛好家のおっさんが
品川駅のホームで
駅員に絡んでいた
そばに寄って聞いてみると
横須賀線が5分遅れていたことの
理由をネチネチ追及していた

そして
その間に
人類は滅亡したの ....
まああれだ、ともあれこれだ
とりあえずまあそれだ、それでいいじゃないか
美味しいラーメンを食べるのもそれはそれで好しとしてさ
とりあえずまあ美味しいラーメンを全力で投げ飛ばそうや

キミの変 ....
誰しもが健康であることを望んでも
人間はタバコを吸うと云う
嗜好があれば
病気を悪くしたり
病気を患ったりする

まだ若いころ
人と人との距離感を
思うとやるせない気持ちが
するよう ....
呪詛の雲が立ち込めている
変わるべきは私ではない
私の頭にかぶり付け
尻から脳味噌はみ出すぞ
槍降る夜 轟く欠伸

放り出すジョーク
蓼を食む痩躯
遁走 潜望鏡
譫妄と共存せよ
おなか、空いてない?
きみにそう聞かれるとぼくのおなかは減りはじめる
そしてそう聞かれたときから余すことなく満たされていく
朝の光のなか、テーブルに触り、きみのそばに座り
きみに満たされた ....
ただ電車が通り過ぎていくのを
意味もなく微笑んで見送った

誰に語りかける言葉もなかった
本当の言葉など要らず
偽物の言葉で構わないのに
偽物の言葉すら持ち合わせていない
も ....
今までに出会った人なんて
台所に落とした
砂糖の粒くらい数えきれない
ほど 多いはずだけど
きみのことは覚えてるし
二度と会いたくないくらい
好きだよ

どうしてか忘れられない味だ
 ....
安保法案反対もデモも自由だけど、「強行採決」という言葉を使う意味が分からない。与党が法案を通せる議席数を持っているのは、投票者による投票行為の結果であって、それを否定するのであれば民主主義から否定しな .... 駆けた
夜の夢を
君のために
その熱量は
人生で一番荒いから
足が燃えた

賭けた
指差す方向どちらに
行く方が正しいか
それに答えはないので
手のひらは燃えた

掛けた ....
何が正解か不正解かって
分かりきった世界なら
何度も誤って謝って絡まり
空回りしなくても済むかな

遠回りも近道も
行く先はおんなじで
踊る阿呆ばかり、意識高くても
逝く先はおんなじで ....
夢でおちたばくだんを
昼まで胸に抱えてうろうろ過ごしている
人びと、
街の風景はあまりかわらないが
夜、ようやくわすれたころに見る夢に
ばくだんが落ちてくる

たいていばくだんには詳 ....
わたしはよこ向きにうつ伏せて
雨のふるのを聞いていた
かすかにモーターの音が混じっていた
どうしようもなく世界が果てしないと
思っていた水色のとき
安保法案に反対する
ジジイババアで結成された
「安保法案に反対するジジイババアの会」
代表下山田芳雄(128)氏は
政府への対抗措置として
今後一切年金は受け取らないとする
年金受給ストラ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ニーチェ、ヴァレリー、デリダの視線kaz.1*15/9/5 13:09
朝の日記 2015夏たま21*15/9/5 12:22
太陽の嘘ハァモニィベ...7*15/9/5 11:59
案山子梅昆布茶1215/9/5 11:23
秋・逡巡ただのみきや18*15/9/5 8:18
キャベツ夏川ゆう415/9/5 6:07
公園吉岡ペペロ615/9/5 1:36
稲妻市へ手乗川文鳥3*15/9/5 1:03
だけなのよ花形新次015/9/5 0:02
粒々の秋灰泥軽茶315/9/4 23:54
金の目と金の月石田とわ15*15/9/4 23:37
真緑藤鈴呼2*15/9/4 23:23
メキシコ麻薬戦争と幻覚の病[group]りゅうのあく...4*15/9/4 23:22
からこと吉岡ペペロ215/9/4 23:15
Fantasie Impromptu藤原絵理子4*15/9/4 22:34
再起上映komase...1*15/9/4 21:24
人類滅亡花形新次215/9/4 20:57
三分ソネット坂之上放肆115/9/4 20:13
タバコが世界に必要だろうか[group]りゅうのあく...1+*15/9/4 19:16
有無谷六次元215/9/4 9:30
キャベツ太郎115/9/4 9:28
もう世界の中心で愛をさけんだりなんてしないなんて言わないよぜ ...末下りょう4*15/9/4 4:13
廃人の唄葉leaf515/9/4 3:57
ルッカユッカ3*15/9/4 2:03
行為こひもともひ...6+*15/9/4 1:24
かけた瑞海8*15/9/3 23:49
アンアンサーたいら115/9/3 23:38
ばくだんはるな515/9/3 23:14
モーター515/9/3 23:03
ストライキ花形新次115/9/3 22:58

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