霧が晴れてきて
欲望が薄まっていく
乗り物を降りると柔らかな
雨が降っていて
誰の目にも留まらなかった嘘の
端の
方が溶けかかっている
鳴り出した音が消費されるのと
同時に薄汚れた布が ....
はがれないように思いを

必死になって押さえていた

ぺろんぺろん、ぺろんぺろん、それはもう

いつはがれてもおかしくはなかった


時はただ過ぎていく

育まれては

壊れ ....
あなたはとても優しい子

3歳の時のあなたに、あなたの義父に日常的に殴られているのを見て

とても悲しい顔をしてました。

あなたの脳に刻まれたかもしれませんね

そして、一生懸命忘れ ....
バッグは牛革製が
一番なのを
忘れないで欲しい
もし私への
贈り物が
人口皮革だったら
あなたの命はない

つまり牛革、命、だ!

その後
仲間の大半に
総括を命じ
裸で縛り ....
季節は容赦なく 黄昏を早める
暮れなずむ街頭に キャバクラの呼び込み
ラインを際立たせる タイトなミニのワンピースで  
道行く仕事帰りの おじさん達に声をかけている


下心に乗っか ....
私は今日もぼんやりと散歩した
池袋へ いつものルートを
私の 心の疲れを癒すために それは
だけど それは誰のためでもない 
歌の詩を書いていて
思っていたが 歩いた 躊躇せず 出て行こうと ....
賑やかな祝祭は
終わり
各人は家路に着いた
人の優しさ
温もりが
泉のようにあふれでて
懐かしい人の
胸を満たし
小さかった人は
見上げるような大人になり
いたわられる人となって
 ....
水面から生えた電柱
いつか見た風景
絵だったか
写真だったか
晴れ間だけが平和そうな顔をして
平和だって言うんだ

いつか見た風景
濁った色に取り残される
知った顔で何かあった何もな ....
ことばを持たないのに人と呼ばれるものの
イメージがわかないのはことばを持つもの
が人だと刷り込まれすぎているからだろう
か窓の外には川の上を滑るカヌー乗りたち
とテニスコートのプレーヤーたち目 ....
無差別殺人の
テロリストは怖い

部屋でゴロゴロして過ごす
無気力なゴロリストも怖い

お互い明日を信じないし
命を無駄にすることを恐れない

「いずれゴロゴ13と呼ばれるのだ」と
 ....
知識は覚えるものではなくなった
検索ソフトでカンニングできる

経験は味わうものではなくなった
検索ソフトでシミュレーションできる

感性は生み出すものではなくなった
検索ソフトでコピー ....
思いついた言葉がスター
もっと言って もっと言って
そのリクエストにお応えして
それらしい言葉を並べて
からっぽの歌を紡いだら
まんまとバレて
君は泣いて きっと泣いて
君は押し黙ってし ....
この静まった秋の日に
一枚の紙を机の上に広げれば
過ぎ去った春と夏
来るべき冬とが集まって
一年間の物語が告白され
あなたに宛てられた
自然界からの手紙が
書き落とされるだろう
 ....
そうね
たぶんね
って言えるくらいが
素敵な関係なんだろう

わたしの都合
ぼくの都合
は行ったり来たり
のくり返し
わたしの願望
ぼくの願望
は力関係で一方通行

ただ ....
天体から産み落とされた丹色の液体を孕んだ肉体は
素粒子の集合体だった
解体されるのも時の問題であって
簡単に片づけられてしまう
残されるのは凝固したモノクロ写真だけかもしれない

土の色
 ....
眠れない未明に
仕方もなく起きだして
ふと開けた引き出しから
懐かしくて熱いものが

彼女がのこして
そうするしかなかったままの
断片がみんな
雨の雫色をしてる

それらは歌で
 ....
あなたとの記憶
水に似た感情
時間はかかったけれど
ようやく
完成

ブリキのジョウロは先週
不燃ゴミの日に出して
てるてる坊主とも
とうとう仲直りした

埃をふうと吹き払っ ....
海が見える新興住宅地
まだ買い手のつかない広い区画には
イタドリ ススキ タンポポ 
何処からともなくやってきた
柳や白樺の若木も生え
地面は覆い尽くされることもなく
盛り固められた土が腐 ....
                 150912

石の上にも三年といわれ
経験を積まないうちは、現状批判的な意見は言わないように謹んできた
このたび労働者派遣法の改定で同一の職場では3年以上 ....
空にまで達した空白の壁を前にして立ち
独白する言葉をえらぶために
たったひとつの日本語をあみだすために
私はたくさんの言葉を集めてまぜた
もうひとつの宇宙になりますように
星座を構成しますよ ....
捉えたぞ
アナタの姿を
流れいく雲間に
薄く濃く白く輝く
奔放に微笑み送り続け

爆発して
消尽し
捧げ
妖艶に
円を舞い

捉えたぞ
アナタの姿を
流れいく雲間に
破壊 ....
ことばの奥底にある
私の声が聴きたい。
そう扉を開く時にいつもあなたはいない。

なかないで、
なかないで、
あなたはいつ ....
虫の声が逆さまに鳴いている
逆さまの虫の声はどこか自壊の音のようで
奇妙で遠い自壊が草むらで起こっている

太陽が逆さまに輝いている
逆さまの太陽は少し気が狂っていて
一面の大 ....
キスを与えられないので
夫に向かってワンワン吠えているの
毎晩のベッドへ向かう
スクショしてほしい
切り貼りしたい夫との演舞

明日から残業が増えるんだって
へー関係ない体力 ....
わたしわクッキー。わたしわチョコパイ。わたしわパイナップル。そんでもって崩壊。ダダダダダ さっきまで缶切り探してる、わたしわフクロウの首のように周りを全て見渡してみる周りを全て わたしわ可 .... サンドイッチよりも
ホットサンドのほうが好き

ハムやチーズを挟む
程よい暖かさが
美味しさをアップさせる

好きなもの挟んで食べる
何を挟んでもいい
楽しみが広がる

合うか合 ....
知人はたくさんいるが
友人は少数精鋭

どこまでが知人で
どこからが友人か
このダルい領域の話は個人的にどうでもいい

ただ友達っていうのはな

思い出した時に
頑張れよって心の底 ....
猫のびゃあびゃあ鳴く夜には
アイロンをかける
ハンカチを熨して
ブラウスを生き返らせ
スラックスには折り目をつけて

折り目正しくなるように
折り目正しくなるように

だれか私にも折 ....
また一人
無名の自称詩人が消えた
これまでの420人と同じように
「認めてくれる人に会いに行ってくる」
という言葉を
詩投稿サイトの
つぶやき掲示板に残して

いずれも
富士の樹海に ....
ぼくがぼくであるために
かろうじてバランスの中で生きている

アンドロメダの女神は言った

終わるまで夢をみなさいと

でもね  何時かは終結して

記憶はリセットされて

 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
液状であることnoman115/9/13 22:10
はがれそうな思い吉岡ペペロ615/9/13 21:56
自慢の子doll015/9/13 21:55
山根赤馬「革命」花形新次015/9/13 21:43
雑踏に藤原絵理子6*15/9/13 21:13
池袋のラブホテルの窓から番田 115/9/13 20:07
祝祭Lucy15*15/9/13 18:13
11日ブルーベリー1*15/9/13 16:12
ことばを持たない、内包する彼の人へのオマージュ/即興ゴルコン ...こうだたけみ2*15/9/13 12:53
ゴロリストイオン6*15/9/13 12:02
カンニングーグル1*15/9/13 11:56
吐き出さないと死ぬ病ブルーベリー015/9/13 10:38
秋の手紙葉leaf415/9/13 9:21
きっと[group]アンテ215/9/13 7:46
いのちの組曲レタス115/9/13 2:17
どうしたらいいのかわからないもっぷ1015/9/13 1:01
押花の栞もり2*15/9/13 0:25
わたしはただのみきや12*15/9/12 22:54
ことばを持たない、内包する彼の人へのオマージュあおば5*15/9/12 21:15
空白の壁の前に立ち、ただひとつを独白するために北街かな315/9/12 20:33
太陽の己たけし415/9/12 17:37
ひだまりあおい満月615/9/12 10:30
逆さま葉leaf215/9/12 8:04
再恋かんな4*15/9/12 6:50
 わたしわ、すれヨルノテガム215/9/12 6:42
ホットサンド夏川ゆう3+15/9/12 6:01
2Uガト6*15/9/12 1:36
折り目正しく凍湖415/9/12 1:15
おのか花形新次015/9/12 0:02
いのちのゆくえレタス015/9/11 23:27

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