目を凝らす。
無数の死体が見える。
目を凝らす。
無数の家が燃えている。
目を凝らす。
子供たちが泣き叫んでいる。
目を凝らす。
母たちは血を流している。
目を凝らす。
父たちの腕に ....
夜、よるが終って朝がくる
来た、朝がきて、光は

体のかたちに心を整えるが
ほんとうは心のかたちにからだを沿わせたい
紺色のクローゼットとか壁の白とかも、
でも本当にしたってそんな ....
ジリジリと時が過ぎてゆく
届かない荷物を待っている
何かが邪魔している時間
絶えられない焦りとせめぎあいの中で
インターフォンが鳴るのを待っている
来るのか来ないのか
ぎりぎりの時間だ ....
出会いのカウントダウンの始まりは
いつも突然現れる

乾ききった優しさと 歪んだ笑顔
細く白い指先と 甘い言葉
私を取り巻くすべてのものが
ひとつの頼りない空間を作り出す

左足の ....
名無しの歴史教科書

誰だろうってぱらぱら捲ってみれば

私も同じ名無しさん
あんまりはげしく抱きあったので
朝には顔も忘れてしまった
バスルームに焼けのこった
愛と情とは
紙袋に入れて駅のホームに置いてきた
西日に首を傾げている
絃を爪弾きながら 全く
永遠の光芒の野は無邪気で
故に無伴奏から不在を学ばず
そのままです神さま 私は全く

手放した数多の心には
なみだを送り毛布を送り
子守唄 ....
文句があるかとムンクが叫ぶ

天狗になるなとコングが応じ

透明ゴングが鳴り響く

ガンガン玩具でやり合って

「レフリー チョークだろチョーク!

「何がジョークだ さっさと絶句 ....
私に花を差し出した君は
ほんのり口元に笑みを浮かべていて
花を分からない馬鹿を付きつけられた気分で蹴散らした
分からない私に
分からない花を贈るな
散ったアネモネ足元を飾る

靴はレース ....
 気持ちは外を歩き、仕事のプランに燃えながら、
 身体は、病の鎖でベッドに繋がれている
 これがこれからの私の姿なのか。

 二十四時間、寝ながら点滴を受ける
 それが、今の私の唯一の仕事で ....
 識者は囁かれる
 「きょうが 最後とおもって いきよ」と
      そして その垂訓は
  淡い桃色のこだまとなって
      渦を巻いている が
  哀れなことに
  卒寿となった ....
よく知らないけど蔓延るアイドルたちが
やすっぽく人生の応援ソングを激しく踊って歌っていて
耳には残らなかったけど彼女たちも
生きるのには実際必死なので、あたまごなしには行かず

 ....
とんでもない独裁者でも
反米だったら
応援します的な
雰囲気を醸し出している人々は
自分でも何だか
分からなくなっちゃってんじゃねえか

あっ、そうだ、デモしろ、デモ!
戦争はんた~い ....
ぷろろん ぱろろん
ぽろらん むろらん

どんな音にしたら
聴衆が どよめくだろうかと
本気で考えて

鍵盤の上で 眠ったモノクロ
猫が行き過ぎる街
音が粋すぎるマチが合わな ....
くるしいね、
きみはかわいい
よるをほどいて
ほしをみている

たのしくても
いつかはおわるね、
どうせぼくらは
つかのまのできごと

さびしくなるね、
あそぼうよ
これか ....
世界は認識の中にある
平面に沿ったGのみの世界
天井が眼下に
床が頭上に
滑り落ちながら
眼下に床が
離れた鉄棒の上から
回転しながら上昇し
そのまま落下する
視点から眺める部屋の風 ....
枯れ木を集め
キャンプファイヤーを囲み
酒盛りをする

原始の力を競うように
空になった瓶を海に投げた

あなたに免じてと
きてくれたのに

ビーチへ向かう途上で
車をおりた
 ....
深い森の
キャンドルマン

月明かりを頼りに歩く

白い頬の
美しい溶け跡


熱帯雨林の
バナナ姫

川辺に座ってボートを見送る
{引用=メトロノームは振り子を揺らして
僕のピアノにけちをつける
きついオールドミスの先生のように
かちかちかちかちかちかち

ごめんなさい先生
今年は一度も笑いませんでしたね
 ....
{引用=庶務課午後3時47分
繊い太陽ゆらゆらと 
甲板に整列した水兵たちは屈託ない笑顔で手を振り 敬礼
西の方角へ おちてく ああ、
不幸不幸不幸なわたくしの
わたくしの儚い夢は瀕死です  ....
ぼくたちは
いつの間にか忘れてしまっている

今日という1日が
かつて、はるかな先の日だったこと

ぼくたちは
いつの間にか忘れてしまっている

明日という1日が
やがて、 ....
日めくりを引きむしってこの年を終わらせたとしても
眼前の巨鳥は微動だにしない
獲物が動く瞬間まで瞬きすら

木の実が散らばる穏やかな土の道に
名付けられない子供たちの影がしゃがんでしみついて ....
朝がくることを待ちこがれるほどではないが
ちょっと陽がさす

古い集合住宅の一階の湿気のこもりがちな
鉄筋コンクリートで仕切られた空間が
僕のすてきな居場所だ

教会の鐘はどこからも聴こ ....
日陰に吸い寄せられながら歩く
まるで虫けらみたいだ(>_<)
そんな卑下で悦に浸り
得られる満足など(ノ><)ノ

この日々の その意味を
鏡に聞いても返事は無い( ....
意識の混濁
高熱40度近く
どっさりと抜ける髪

何十袋もの点滴
細い血管
痛み 痛み 痛み

局所麻酔 時間切れ
我慢 我慢 我慢
埋め込まれたポート
カードを渡された

 ....
鈴虫がばらばらにないて
鳩がまばらに飛んで
脱け殻になった月が雲に隠れて
来たばかりの朝が消えていく間に
あなたのことを思い出せて本当によかった
いない人だからちょうどいい 午前11時半
バスに乗って学校へ向かう
ひどい朝寝坊にまだ耳の中で夢のなかの音楽が鳴っている
鳴りつづける音 瞼の裏側が膨れ上がって

空にバケツが一つ浮かんでいる
中身に憂鬱を貯めこ ....
月がようやく
煌めくような日々にこそ
誰しものひとつしかない夜空へ
静寂という名の平和を
本当に届けられるのか
アフォリズムを
唱えるみたいにして
時間が止まること
さえをも希望する
 ....
振り返りたいという衝動に駆られる 
でも決して振り返ってはいけない 
後姿も涙も見たくないから
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
【HSM参加作品】見えるもの非在の虹5*15/9/30 22:15
きてひかりははるな615/9/30 22:04
宅急便レタス415/9/30 22:02
出会いまさる015/9/30 21:56
名無し中村 ながる2*15/9/30 21:53
紙袋はるな315/9/30 21:41
この世の窓辺でもっぷ1115/9/30 21:03
大人の玩具箱ただのみきや11*15/9/30 20:41
馬鹿の華這 いずる115/9/30 20:39
病床秀の秋015/9/30 19:57
想いはかすれて ⑤信天翁115/9/30 19:47
撫でる日々唐草フウ6*15/9/30 18:17
新朝ドラ アサドが来た花形新次115/9/30 18:17
そら・まめ子さん藤鈴呼3*15/9/30 17:29
やさしい温度ゆうと015/9/30 17:13
異空間……とある蛙6*15/9/30 16:46
suns regretmizuno...215/9/30 16:13
moonset plant015/9/30 16:03
メトロノームマゼンタ115/9/30 13:33
時間を売って報酬を115/9/30 13:13
未来千波 一也415/9/30 12:58
狂犬ふるる6*15/9/30 12:38
for you 梅昆布茶1915/9/30 10:44
顔文字を付ければ軽くなりそうな気がしてたいら015/9/30 10:41
小川麻由美4*15/9/30 10:32
車を降りて300メートルこいち115/9/30 7:06
そうがいいと言われて鵜飼千代子11*15/9/30 3:28
冬の夜に一人、紙袋の中の無数の仮面と歩く竜門勇気115/9/30 1:43
Why human repeat war again?[group]りゅうのあく...12*15/9/30 1:10
慕情文字綴り屋 ...015/9/30 0:00

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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