昨夜の午前0時に
久々のチヤルメラが鳴った
ラーメンのドンブリを用意して
追いかけようとしたが
あのチャルメラは猛スピードで過ぎ去っって往った
チャルメラは歩く速度で流さなければ ....
某レンタルショップの袋をぶら下げて帰ってきた君
それに向く興味と君の肢体が放つ香りに向く視線と
今、今 口を開いたらどちらも追求してしまいそうで
思わず目を逸らし 思考を閉じたま ....
ある日のない日に
―秋亜綺羅さんのココア共和国vol13からー
秋亜綺羅さん「羊のきみへのラブレター」の中の
――ある日のない日に――
このフレーズが気になり ....
『夕暮れ』
寂しいと呟けば
誰かが
肩を抱いてくれそうな
そんな
秋の夕暮れに
『曼珠沙華』
野辺の道に咲く
真っ赤な曼珠沙華が
やけに扇情的で
まるで娼婦のようだ ....
卒寿のおひとりさまにあって
起床時と就寝時のあいだには
別個の世界がころがっていた
灰いろの深い溝に
芥子色の北風が渦まいて
眺めみたものは
....
何だからんだお薬で走り抜けてしまって
休日を無駄にした。
薬も安いコーヒーもODした薬もすべて無駄にしちゃって
安いミサイル撃ち込んで
ナパーム弾で打ち払い
焦土と化した戦争の知識の欠片 ....
痛みを経験した者は
痛みを遠ざけようとする
痛みは見えない
個人的な経験
理解は求めていない
ただ想像する事が
可能なのか
知りたい
みんな みんな
いっぱい いっぱい
固 ....
恋した女の子
みんな みんな
ほかの男にさらわれて
ぼくは
ますます
詩とつるむようになり
やんきー座りで
ふかす
とーきょー
ふぁみりーまーと
かくかぞく
にじゅうごじはんの
....
キンタマ王子をパクった
キンタマ玉子が現れた
キンタマ王子の
専売特許のキンタマを
パクった上に
玉を被せるという
大胆不敵さだ
しかもキンタマ王子は
キンタマ2つだが
キン ....
朝晩は冷えこむようになり
少し体調を崩しがちになった
以前から夜の間にうちに来ていた
手舐め、足舐めの人たちは
そろそろ寒くなってきたからと
出勤を控えるようになった
とはいえまだしばらく ....
夕陽に向かって走っていた電車が停まった。長い間揺られていた人々は立ち上がった。この先には もうレールはなかった。が 旅が終わったのではない。
ここからは ひとり 自分の足で歩く始発駅でもあった。過去 ....
です。です。です。〉〉〉〉〉〉〉はかない、こゑがこだまする。〈〈〈〈〈〈〈です。です。です。荒野の。はて。はて。はて。〉〉〉〉〉〉〉〉サンクチュアリが地を行進してアンドロメダマが遥かかなたから傍観 ....
花が開いて
真っ赤な花弁、重ねて重ねて
艶やかに軽やかに
生命を謳歌する
<青藍の水流、
絶えることなく静かに
湧き続け沢となり
新たな時を刻み>
花が ....
機械仕掛けの身体は軋みながら
訳もなく歌い続けていた
彼の燃料といえば
バーモントカレーの甘口チーズオムレツ載せだ
彼は飽くことなく働き続け
燃料を補給する
死をも恐れない彼は ....
怪談をギャル文字フォントで読んでいる
適当にへんじしてごめん
ちゃんときくのつらいから
一番上の層できいたの
うわっつらでほほ笑んでごめん
あなたは気付いてないね
心じゃ怒っているの
それはだしちゃいけないの
ほんと ....
ぽつり ぽつりと歩けば
さまざまな色の花が咲いてゆく
秋なのに
こんな男が歩く先に
花が咲いてゆく
幸せとはこんなものだろうか
音楽に包まれ
木々に抱かれ
日々は静かに過ぎ ....
私は泣いている
悲しくはないけれど
私は泣いている
笑っている人の影で
泣いている人がいるらしい
だから私は笑う事をやめた
私が泣く事で誰かが笑えるならそれでいい
私は今日も泣いている
....
キンタマ王子の急所が
キンタマであることは
あまり知られていないので
知った人は
みんな一様に驚く
何故なら
普通の人は
自分の弱味を
晒したりしないし
ましてや名前にするなど
考 ....
ラピスラズリの空を行く
手を伸ばしても
届くはずがないよ、ラピスラズリ
押し出され落っこちる紫のつぶつぶ
かきあつめ
粉々のはかない城を作った
城は片端から波にのまれ
周りの白い ....
華やかな世界へ踏み出す君へ
毎日変わらず
居てくれることがあたりまえで
だれも
褒めてくれなかった
いままでの地味な世界から
華のある
艶やかな世界へ踏み出していく君へ
これからは ....
君が煙草を吸う仕草が好きだった
気だるそうに階段に座って
甘い香りを撒き散らして
いつだってしがみ付いていたのは、
その匂いを忘れたくなかったから。
寝顔を見るたびに思うのは
この不思 ....
何かが起こるたびに
喧嘩もするね
何かが起こるたびに
絆が強まるね
僕らは
何処へ行くのかな
僕らに
何が起きるのかな
誰しもが好きな人や
誰しもが大事にしたい人
どう ....
丁度、今くらいの
過ごしやすい季節が わたしは好き
匂い立つような 花の笑い顔や
パリッと糊のきいた 洗い立てのシャツのような空
道を歩けばいつも それとの出逢いを探してしまう ....
あれがくると
やはり初めての危機に遭遇しているような気になってしまう
じぶんのことなのに
時が違えば他人事にも自分事にもなっている
もうなんどもやり過ごしてきたはずなのに
....
おいしくない漬物を買ってしまった
瓜の一種というのでそのように考えていたのだが
瓜に似つかわしくない妙な歯ごたえで
古い脂の塊を噛んでいるような感触である
また、味自体もまったく塩気を感じさせ ....
{引用=たくらみを実らせた花はもう、少女ではない
女になれば脆弱な季節から嫉妬だけを学ぶ
かなしみ、は 夜を壊し牙をむく
いつも、淋しい姿で佇んではいない、と
教えてくれた あなたの沈黙は深く ....
好きなことをしちゃいけない
好きなことをすると死ぬからさ
タバコを吸って酒を飲んで
ぼんやりしてると死ぬらしい
そうでなくても死ぬんだけど
保険とか使うのは良くないんだ
僕の青春に一欠 ....
きこえないきこえるきこえないきこえるきこえないきこえるかぼそいこえのあいま(い)にはめがねかけていいかなちょっとたんまっていうからからにかわいているあきのあさのちゃくしんおんはきこえているのきこえない ....
ゆ!
気合いの入ったコンクリの煙突は
夜な夜な夜を吸いこみながら
湯を沸かしてるっぽい
一日 一生懸命働いた疲れをきれいに洗いながすために
この町の人たちはここに集ま ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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