手をつないで絶望を唱えましょう

大丈夫 こわくなんかないよ


弄ぶ首筋がきれい
躍り狂う脈も楽しそう

笑顔も愛も求めていないよ
涙も今は大嫌い


君は苦しい ....
一段落ついて
皆で 自宅に 戻った

お父さんと
お母さんと
わたし

玄関先の 蔓が伸びて
アーチのように
迎え入れて くれた

薄桃色の 薔薇の木だ

一輪だけ  ....
独り言に
返事しあう老夫婦の
ひとつあけて座る
ベンチのわたし

なってもいいかな
こんな未来図を
感じながら
伸びをする午後
あの日私はたまたま
上目遣いになってしまう位置から
あなたを見てた

どうしても上目遣いになってしまう位置なのに
あなたを見たかった
あなたはまるで動物でも見るかのように私を見て
穏やか ....
揺らめいている心象図が手に取るように見える
だけど何一つ
気が利いた言葉が紡げない


少しでもいいから
紡ぎ続ける繊細さが僕にもあればと
想い焦がれては項垂れる夜が積み重なっていく ....
逢う人逢う人アリアレルギーのアリクイ できれば


ひっくり返すひとに出逢いたい


ちゃぶ台以外をね。




終りを はじまりにしてくれるような


私のB面に気づかせてくれる


アナログなひと ....
水辺の蟷螂のお尻から

にゅるにゅる出てくる針金虫

嗚呼!なんと

こんなところで 詩と自分との、

縮図を 見てしまった!

操るというか

操られてしまう!

お ....
結局元の鞘、いや、袋に
納まったキンタマを見ながら
「フ、男として生きて行けって、か」
と一人つぶやくキンタマ王子だったが
最近、おのののかを見ると
ポコチンが立つことに気づき
なんだ、こ ....
天を突く壮大なプラントのサイレンが鳴り
ぼくたちはトボトボと歩みを進める

酸とアルカリの狂騒曲にもめげずに
ぼくたちはトボトボと歩く

たどり着いた溶鉱炉は
オレンジの秋の空色だっ ....
  おまえの
  黒い頭蓋のなかで
  やわらかい緑色の犬が湿っていく
  (今、それは
   事実だ)
       カ ン カァン カ ン カァン……



   カ ン
     カァン
        カ ン

  絶対に

絶対に電車は通らない

      ....
キンタマ王子としては
ディスカバリーチャンネルの方が
兵器特集をやっているし嬉しかったが
正直、あまり違いが分からないので
アニマルプラネットでもOKだった
しかも巨大魚を追っているオッサン ....
肉を食べたはずなのに、
私はさかなを吐く。
さかなたちは私の咽喉から、
ぴしゃぴしゃ、
躍り出て、
シンクの ....
修善寺の源泉で
足湯に浸した
両足は
鬼の如く真っ赤に染め上がり
旅人は心に決める。

――この足で、日々を切り裂こう

娑婆の世を生きるには
時に…鬼と化さねばならぬ
が、赤い仮 ....
秋の空に
魂が飛んでゆく

澄んだ鋼色の空に
身も心も消えていった

今日の時計ゆっくりと
カチリ カチリ と緩やかに
気怠く秒針は時を刻み続けていた

豊穣の祭りも終わりを告 ....
修善寺の蕎麦屋の座敷にて
{ルビ熱燗=あつかん}を啜り

天せいろを食した後の
油が浮いた器のつゆに
喰い千切られた、桜海老の顔

白い光の小さく宿る
黒い目玉

{ルビ茹=ゆ}で ....
カレーライス    木枯らしの吹く帰り路
鰹節        路地裏の猫がにゃあと鳴いた
シーチキン     のどをなぜればゴロゴロと
ビーフシチュウ?  温かな音色を奏でる
クリームシチ ....
ヒトの創造において、

花にも心は宿っている、という{ルビ仮定=たとえ}はされても
人にも心は宿っている、という{ルビ仮定=たとえ}はされない

同じ、いのち、なのに、なぜ。
失敗だらけの日常を
遠いところから見ると
私は大地や雲になる

弱さや渦巻きも見えない
遠いところから見ると
私は名前の知らない星になる
名前のつかない闇になる

どんなものにも ....
あるひとの発言に

ある日であった一つの詩に

感銘をうける

けれどわたしは 言葉そのものに

感動をおぼえたことは

きっとただの一度も、 ない

発言をした人物の思想に惹 ....
家の敷居や襖の線や開閉ドアを隔てて 深い河が流れている
隣の部屋なのに、もう渡る舟の手掛かりはなくしたままだ
河の底から 十二年前に口を交わした孫の燥ぎ声が
時々聞こえてくるのが楽しみで  ....
こどものころ
うそをつくときドキドキした
あいての顔をみられなかった

今は簡単に嘘がつける
安心して話しができる

ほんとうのことは
真っ白な綿につつんで
大きな木の根っこにうめる ....
私はホームに立っている。線路越しに街道を行く人々が見える。私はこの一年半ですっかり表情が変わったことだろう。顔の造作というよりは、顔の語り出す意味が変わった。
就職してから、次から次へと ....
思い出に浸って 満ち足りた気持ちになるのは

あの頃がシアワセだったからだろう

いまよりずっと、単純に生きていた若き日々

いまよりずっと、孤独を抱えていた日々

ひとりぼっちの未来 ....
愛に怯えた人は
自分の肉を食べる

そして絶望する
血の海の中で
欲と涙が拮抗する
その繰り返しを以って
死へと邁進する

暗がりに潜む
もう一人の私は
私を目隠しして
何 ....
大脳を満たした構造物の流れが
彼の微弱な心音を乗せて
樹々の隙間を貫きながら
空に消えてゆく

硬く焼き締められた鋼のような
銀鱗を纏う龍は
天を突いてゆく
凍り付いた旋律は
涙 ....
キンタマ王子は
キンタマに関する歌を集め
キンタマ歌集を作ることにした

日本中のキンタマ歌人に呼び掛けたが
応えたのは亡き親友カメアタマ枢機卿と
どこの馬の骨か分からない
ちつのひだ滑 ....
いやだいやだ、こわいなあ、こわいナァなどと
怪談ばなしのように唱えていた矢先に
とはいえ、季節は残暑で
玄関が雑然としていたのをきっかけに
勢いをつけて飛び越えてしまったがため
ついこの世界 ....
もうとうに亡びてしまった実家から
突然、荷物が届く
なまもの扱いのそれを開けてみると
ビニール袋に小分けされたなにかの刺身が
ぎっしりと詰まっており
特にこれといった説明書きも見当たらない
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
首筋と脈十一月の失敗...015/10/28 19:55
おばあちゃんが咲いた藤鈴呼2*15/10/28 19:06
バス停朧月215/10/28 14:36
あなたの目陽向∮5*15/10/28 9:59
滲んだ抽象際彩色komase...3*15/10/28 9:56
逢う人逢う人アリアレルギーのアリクイ北大路京介415/10/28 8:16
ひっくりもり5*15/10/28 0:05
にゅるにゅるミッドナイト0*15/10/27 23:48
キンタマ王子、後悔する花形新次115/10/27 23:40
生贄レタス2*15/10/27 23:09
zugai[group]草野春心215/10/27 22:55
遮断機の内側凍月4*15/10/27 21:17
キンタマ王子、アニマルプラネットで特集される花形新次015/10/27 21:10
ガムあおい満月715/10/27 20:17
鬼ノ涙   服部 剛515/10/27 20:13
釣瓶落としレタス215/10/27 20:13
海老の目服部 剛315/10/27 20:05
家路レタス0*15/10/27 18:51
だからわたしは、*******。もっぷ515/10/27 17:58
とけてゆく昼寝ヒルズ315/10/27 17:41
感銘w.tsub...115/10/27 13:37
核家族為平 澪815/10/27 11:26
みちしるべ朧月515/10/27 9:34
旅立ち葉leaf215/10/27 5:57
未来のまえに短角牛115/10/27 1:07
羨望瑞海5*15/10/26 21:23
Bの旋律レタス2*15/10/26 20:42
キンタマ王子、古キンタマ集を編む花形新次215/10/26 20:41
コール[group]高橋良幸2+*15/10/26 20:12
なまもの春日線香115/10/26 20:04

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