寒さが増せば増すほど秋に植え替えた植物たちの悲鳴が気にかかるものだ
邪魔な雑音に慣れた耳が他人から発せられる温もりに感じられるように
そして居住する家賃も安くなれば怪しい人物が住み着いてくるの ....
二人で生きてるだけで
罪になるネズミの兄妹
腐った痰壺に顔を突っ込むのが日課
シンナーの染みこんだリノリウムの床のみぞ
鼻先でなぞると世界が反転する
それが彼らの慰めです
体の半分 ....
何度もくらべ
追い落とし
殺してきたもの
探して
失い忘れて消したままのもの
食らい続けた無数に償う
夜の数だけ犯した
昼間の数だけ狂って吐いた
それだけなのに
僕が違ったの ....
160114
拝啓前略
最近、
読んだかどうか覚えていない書籍が増えた
表題のも定かで無いが
雪の降る頂上付近にヒョウの死骸があったとかの
描写があったような ....
ちょうど新月の晩
旅人は家族に会いたいと
強く願った
真っ暗な森の中
たまらずに声をあげて泣いた
声は木々のざわめきにかき消され
ますます孤独を感じずにはいられない
パチン
....
冷えた夜に冴えた月を眺めながら、
あなたを思い浮かべる。
私は窓の鏡のなかで、
薄皮を剥いでいく。
あなたの鼓動が私の身体に触れる。
私は刹那に哀しくなる。
歓喜に触れて哀しくなる。
....
月がわらっ照ら
笑ってら
赤ちゃんはどうやったら出来るのだろう
裸の木がくねっ照ら
苦ねってら
約束はいつも大義名分で破棄されるのだ
どこまでも静かに
愛 ....
BSったって
朝から晩まで
テレビショッピングやってる
訳じゃない
今世界中で恐れられている
ブス国のことだ
狂信的で過激なブスの集団で
テロによって
欧米の美人第一主義を
粉砕しよ ....
灰に埋もれ
陽を見る火
森に斜めに沈む光を
鳥の群れは追ってゆく
振動が夜を包み
左脚ばかりを進ませる
夜は静かに
足跡に満ちる
ざらざらとした光のなか ....
墨
墨の黒は
普通のインクとは違う
きっと
普通のインクより深みがある
でも
アクリル絵具の黒よりも鮮やかで
水彩絵具の黒よりも頼り甲斐がある
墨に触れたのは何時だろう
中学 ....
人気研究グループSTAPの
分裂説が囁かれている
STAPの育ての親と言われている
生化学研究所の竹井教授が
現世から
独立するのを期に
メンバーも一緒に
連れて行こうとしたところ
....
その真っ直ぐな瞳は
傷つきやすい
その優しさは
寂しさからだね
強くなりたい
君を守りたくて
君は僕に幸せをくれるから
君の寂しさを
全て奪 ....
人伝に聞いたよ
他人の事ぐだぐた言って回ってるんだってな
今更どうした
ずっと関係ない者同士で生きてきたじゃないか
いつも通り
上司に媚でも売ってろよ
貫いてみろよ
お前の中の正義っても ....
痛み 超え
恐怖 超え
快楽 超え
嫌悪 超え
絶望 超え
希望 超え
死を前にして、死を前にして
外界 銀に照り映え在る
純粋にオドロキ確認し
内界 漆黒の光点広がり在る
....
夢の中でのひとときを
まるで本当のように感じる
海を力なしで泳いで
えらで呼吸しているみたいに
大人に反抗している
とにかく不真面目だと感じて
理不尽だと嘆いてみせる
泣き叫ぶことし ....
蒔きに行く
東へ 東へ 東へ
蒔きに行く
西へ 西へ 西へ
蒔きに行く
南へ 南へ 南へ
蒔きに行く
北へ 北へ 北へ
....
馬鹿
光には彩りがあって
少し暗い方がよくもてると言う
髪をとかして君に見せたい
新しい髪型、流行りのアクセサリーで
僕は馬鹿になりたい
電車を待っている時
線路に飛び込む君の姿 ....
スーパーで
里芋 大根 葱 人参 牛蒡 コンニャク 油揚げをカゴに入れ
最後は豚バラを見定めて
鰹節と煮干しの出汁煮込み
信州味噌を溶き
妻に捧げる一椀の思い
のどを通らないのはしょう ....
街のはずれの廃校の廊下に気配の何すらもなく
ただ一枚の絵が残されていた
おさなさのめいっぱいの「四年三組」そして名前そして
描かれている 理由のないふうを装った
それは遺言だった から、
割 ....
溜め池の波紋が大きく揺れた
葦原に身を隠してはこちらの様子を伺っていた餓鬼どもが小石を投げ入れたのかと思った
そうか、いつまでも泣いてばかりは居られないのだ
ここから先はこの御玉ヶ淵に架 ....
市場にでる
にあたり 街を
出る 市場に 入る
綿菓子 出る 市場に
売られるためのカードの裏に
小さな指先を 街を / いかないで
この空 声 覚えている?
この声!
イ え
いいえ
それは
ない
いえすさまの
したさき
きっさきの
よう
いいえ
いえ
い
それは
そ
れは
きっさき
の
うえの
さかの
とおい
....
自分が言ったことで笑う
周囲の苦笑いや無表情をよそに
強いて言うと
あんたは
そんな感じですな
ゼロです、ゼロ!
糖質、プリン体以下です!
ロストワールドで
宇宙空間に ....
しろい板の上に
まばらに わたしたちは穿たれ
見つめていた 雨だれが いつの間にか
うすぐらい煙に変わっていくのを見ていた
わすれていった 哀しみもいつしか 草叢の ....
熟柿の臭いにおぼれる眼底
海の深み遙かに沈んだ蓚酸の
記憶がこみあげ喉を焼く
都会の底をさまよう脳が
見上げた夜空の淵に
人魚の嬌声が泡立ち
怒りで放った銛は
領巾にから ....
断章として出会う
わたしたちは
繋ぎ合わされた
死に往く者の断片として
齟齬と違和で腫れ上がりながら
ひとすじの清流であろうとした
二人の詩人
....
ぽつりぽつりと歩いてゆけば
やがてはいつもの食堂にたどりつく
今夜はどうしても
揚げたてのカキフライ定食が誘う
おかみさんにタルタルソース多めに頼み
大相撲中継を観ながら
カキフライの揚が ....
ゆりかごに横たわる
緑児の口元に
朝霧のように蟠る
言の葉の胎児たち
邪気の無いむずかりは
苛立ちか歯痒さか
未生の語彙が萌え出ようと
口蓋をくすぐっているのか
まだ意味を ....
君の指先の温度を
以前触れて測ったのに忘れてしまった
まだ火のついた吸い殻 逆再生される夢
千円札は五百円玉二枚にはならないし
五百円玉二枚は千円札にはなれない
....
才能がありそうだな
という人から辞めるか
投稿しなくなって行く
今ではコンスタントに
クソごみを投稿する
奴ばかりだ
下手すりゃ一日に
制限一杯してくる奴もいる
(代表例 キンタマ王子 ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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