大相撲中継を観ながら
不思議に思った
男なのに
何で乳首が在るのだろう
クロダイは幼魚の頃は
雄で
成長すると雌になる
性転換をするのだ
その名残りなのか…
人間もかなり原始 ....
僕は人を愛せないから
人から愛されなかった
僕はいつも僕と一緒
楽しい時も悲しい時も
僕は僕のそばにいてくれた
人を愛せなくても
人から愛されなくても
この先死ぬまで一人でもいい
僕は ....
バカ野郎!
誰が鶴太郎似の
万年ノーベル賞候補のファンになる
なんて公言すんだよ!
よく聞きやがれ!
ハルエスト!
ハルエ!
ハ、ル、エ!
エ!
赤木春恵に決まってんだろうが!
キンタマ王子は
自分は
どこまで行っても
キンタマ王子でしかない
ことに気づき
「疲れてしまったんです
疲れ果ててしまったんです」
と荒谷二中の
校長のように呟いた後
心を閉 ....
切り落とされた枝の隙間に 寂しさを埋め込んでは走る
電動システムは 搭載していないから 全てが手作業
マニュファクチュアの その先に 君は見たかい?
灯火の果てに 星になった葉の 溜 ....
雲が月に尾を引いて
空に浮かぶは月花火
流星みたいなその眺め
願いごとなんかしたくなる
雲が月に尾を引いて
空に浮かぶは月花火
煙吹くよなその眺め
ため息ついてみたくなる
強い ....
ワンコインで釣りのくる
牛めしのスクランブル交差点
その中心で
若い女の子は
額に汗を浮かべた
交通誘導員のよう
一方的に響く
「ありがとうございます」
自動ドアだ ....
生真面目マジマジ子
神経質なマジ マジ子
私はマジ子
少し疲れたマジマジ子
生真面目に合わない世の中を
怒って泣いて消化する
怒って泣いてを繰り返し
今に至るマジ マジ子 ....
目が覚めたら季節は冬
見渡せば湖のほとり
静寂の空
辺りは錆びた空き缶の残骸
ヘドロの道を踏みしめて
辿り着いた絶景
息を飲む
そこは一面に広がる限りなき退廃の世界
地平線まで ....
幸から
貴方という
ひと線が
抜き取られ
辛い
雨に映る音たちが
雨の後も浮かびつづけ
夜の片方を震わせて
指の冷たさの上に立つ
ひとしずくはひとしずく
守れなかった約束に
目が覚めては手をひらき
重く冷た ....
歯と歯の雷光
眉毛の吹雪
顔になれない顔を被り
今日もぐるりと宙を巡る
あなたのために
死んだ妻がベーコンを焼き
熱いコーヒーをカップに注ぐ
あなたは匂いに誘われ起き出して
何もないテーブルを見つめて
新聞を取りにいく
ベーコンを焼いてパンを切り
コ ....
愛に返事はない
アマンダのジャスミン
コンピュータの作る
つぎはぎの言葉
城壁に登れば、刈り終わった麦畑を
柳生一族が歩く
どうしたいの?
電話がないのに
ベルが鳴 ....
今更と呆れ乍らも
漸く手に入れた身体は冷たくて
虚無感と怠惰な溜息で
堕ちていくのを眺めていた
私以外に、誰かが居たのは
途方も無く過去の物語
忘れていたことも忘れるほど
昔々のお伽噺
....
女子中高生の13%が
売春している国?
冷静に考えろ、ドアホ!
10人にひとり以上だぞ!
んなわけあるかっ!
こりゃあ、国連脱退も考えないとダメだな
まあ、国連なんて
クソの役に ....
痛いのを飛ばすように
自分の嫌いなもの全部飛ばした
もう惨めになる事はないはずだと
思っていたのに
飛ばした嫌いなものが雨に変わり
自分に降り注ぎ結局惨めになる
体裁を繕う自分の心は
濡 ....
なにも捨てなくてよくなり
だからゴミ箱はまっさらなまま
霧のように
きみの気配がただよってくるまで
ねむらずにきみを数えるだけでいい
返信しない手紙が積まれ
日が沈み
離れていくこと ....
想いをこめた
言の葉を
幾重にも
重ねて
みたけれど
川に沿う道
歌をうたうと、道がある
花があれば、人がいる
流れに沿いて咲く花の
匂いをかぐと
懐かしく
ああ、人よれば歌があり
さあ、いざ共に、集いあい
川のほとりのベンチに ....
怖くていい
恥ずかしくていい
怖くてもいい
恥ずかしくてもいい
怖がりながらでもいい
恥ずかしながらでもいい
怖がりのままでもいい
恥ずかしがりのままでもいい
....
あなたの ご要望には
何時 いかなる瞬間にも
何時 いかなる醜態でも
何時 いかなる形態でも
お応えします なんて
お答え しかねます
ワタクシは 空飛ぶカエル
空 ....
――D.K.へ
君は静かに「消えていった」。君は「消えていった」という言葉を望むだろう。だが私はこう思うのだ――君は「殺された」と。そして君を殺したものに、僕 ....
10秒で書く詩もあれば
10年かけて書く詩もある
10秒で届く詩もあれば
10年かけて届く詩もある
時間の長短は
内容と比例しない
10秒で書ける詩もあれば ....
夜を、こんなにもたやすくつかまえられるだなんて思ってもみなかったせいで、しばらくは誰にも見せないでしまっておいたのだけれど、あの娘がいなくても月キレイじゃない?って気がついてしまったから、ものを飲み込 ....
一年に一度の この日この時
神棚に想いを告げている
あの人が幸せに暮らしていますように
今 この時本当にそう想える
二礼 二拍手 パン パン
鳴り響く手打ちの音が
....
吠える海。
たたきつけるうねり。
炉をつきぬけ、とけおちた (あんぜん…… 、という名の花氷
やわらかな森に、ゼリー状のものにくるまれて、ふるふると 産みおとされた
2011年3月11日 ....
晩秋の公園の紅葉は
ひとひらふたひらと
夕暮れ蝙蝠のように
ひらひら舞いながら
砂の公園に舞い散る
死語となった落葉焚
子供たちが瞳を落す
僕は子供らに頬笑み
焼き芋でも作ろうか
子 ....
(あれは、何だったか)
火竜になって飛んでいった私の分身が見たものは。
食いちぎられた街、
灰になった街路樹、
口の中が埃臭い。 ....
私はあらゆるものを切り裂く。
カッターを片手に、
自分の顔が描かれたダンボールを切り裂く。
ダンボールから血が流れる。
....
1511 1512 1513 1514 1515 1516 1517 1518 1519 1520 1521 1522 1523 1524 1525 1526 1527 1528 1529 1530 1531 1532 1533 1534 1535 1536 1537 1538 1539 1540 1541 1542 1543 1544 1545 1546 1547 1548 1549 1550 1551
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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