海の背中にゆらゆらと
揺られた事も
ありました
砂浜で
長い睫毛の瞬きに
よく似た波の
崩れ落ち
退き波を眺めて私
遠ざかる
....
♪しあわせ~って なんだっけ×2♪ と
歌いたくなる 瞬間
倖せだなぁって 感じながら
活きたい瞬間を 切望し続けた
ロバのヒズメが 胸に詰まる
耳で響くは スズメの 囁き
....
明日を生きることを辞めれば
私は現実を見ることができるのだろうか
現実は淡い霧の中に
木漏れ日の陽光が漏れる場所
明るさは角度に反射し
暗さにより大半の視界を覆う
私の視力は世界を見るため ....
手塚治虫が死んだ歳まであと十四年だ
一日十八時間起きてるとして
十八時間×三百六十五日×十四年
まだ九万二千時間もあるじゃあないか
これからの人生でいちばん大切なこととは
....
生理前になると
ムラムラしてきて
つい、下着の中に
手を伸ばして
一番敏感な部分に
触れてしまう
背中から頭にかけて
電気が走るような感覚
あなたに分かりっこない
終わった後 ....
開け放たれた門の前を
数匹の猫が退屈
そうに通り過ぎた
門の内側で金切り声をあげる
子供達の服に
ざらざらとした灰が付着していた
門を叩く音がするが
気にする者はいない
まだ少し早かっ ....
傷つけられて
救いを求めた時
ある人はこう言った
「救うべき苦しみの中にいるのは
君ではなく相手の方だよ」
と
私はその言葉に
救われた気がしたのだ
久しぶりに友人に会い
飯を食い
歌を歌い ビックエコーを出ると
それから 入った 飲み屋では 歌わずに
酒を歌っていることを考えながら飲んでいた
昔話のようなことを話しながら ....
たくさんのてのひらが、
胸のうちをなでてくる。
私はその愛撫のあたたかさに、
目がくらみ、
行くべき路を忘れてしまう。
たくさんのてが、
雨を耳にあびせた。
たくさんのてが、
子どもた ....
河は悠々と流れている
生活の小さな変化を浄化するように
景色は微動だにせず
時という空間を喪失している
平然とした日常
それは天から与えられた恵み
蒼い空はのんびりと欠伸をしている
....
線路だった場所に
草が生いしげり
刈り取られる
丈の短い草が
また生え始めていて
石が敷き詰められていたはずの
細い小道が心なしか
ふかふかし始めている
もうかたいものは
は ....
割れた瓶から
歌が こぼれた
はてしない青をうつし
暗闇をふたつに切り裂く
ひとつの歌が今こぼれた
まだ名前はついていない
言葉さえ、まだ追いつけない
....
リハビリ行きたくないもの
ゴールが遠すぎるもの
今日は日曜日でしょうが
わたしにはくれないの
きっとあしたも同じこと思う
だって昨日も思ったもの
あさってのことも視えている
リハビリ ....
不愉快だから削除せよと言われて削除します。
地球温暖化対策で
ステテコがオシャレになった
パッチもオシャレになった
痩せ我慢の価値が下がると
男の本質が見えてくる
チューブを流れる水流のような
朝の通勤路を、
外れて、
うつりこむ硝子のなかに
入り込みたくなる瞬間がある。
ばたん、と、
荷物を落とした、
そこから私の旅がはじまる。
硝子が割れ ....
さよなら
と云いたい夜には
詩だけに
居てほしい
さよなら
と告げたい時には
詩には
居てほしくない
君には
告げたくはない
君にも 告げたくはない
さよなら
と云 ....
だからわたし死ぬから
とじいちゃんに云ったら
死んだ気になれば
なんでもできる と
ね、じいちゃん
毛布を送って
大きくてゴージャスな
アクリル製のお古を
それをどうする
送 ....
生命の種を蒔いた
水を与え光を与えなにが咲くかな
咲いた咲いた命が咲いた
咲いた咲いた人が咲いた
咲いた咲いた争いが全て裂いた
人も心も命さえも
種はなくなり
生命もなくした
光が誰も ....
放埓な生活を他所に
日々の繰り返しが
何よりも出会う私たちの親密さを増している
所々で春の訪れを待ち遠しく感じながら
忙しない日常の中で投げやりな私達は出会う
せめての願いもなく立ち尽くす
....
だまし絵みたいな
クソつまらない落書きを
得意気に披露している
馬鹿がいるが
マイナスの価値しかないから
今すぐ止めろ
そして飛び下りろ
何なら風邪治りかけの
俺の見事な青洟をかんでや ....
ゆうぐれに
訃報がふたつ
覚えたてのことばを使う
無駄な行間を埋める
雷鳴がとどろき
過去に幕を引こうとする
落としてきたものと
忘れてきたものとはちがう
ついばんだ死につ ....
満ちたものの
嘘は知らない
ことにするよ
私の奥の奥の
空間は私の空
であって私の
大地なんかで
はないからね
裂開し ありや
ノ展開 し
劣化し分裂する
有りや 灰塵の
原 深く 緑海の
回転し 障害の 海
転じよ あれ 自らの
硬直 の曲線を 開いて怪演する
進め 演じられ 封じられ
破り ....
また舞う 雪に
Sidoro-Modoro
ふたり とろけ
ながれる 春 の
跳ね る
日差し は
音 ノヨウニ ....
曇天下の胸騒ぎ
足元には水銀の玉
手の平は鉛の重さに耐える
落ちる鉛は水銀を
アメーバに変化させる
行き場のない胸騒ぎ
行き場のない水銀
行き場のない鉛
曖昧さの温床
私に巣食う曖昧 ....
卒寿の冬に耐えて
陽はまた のぼる
陽はまた のぼる
されど わが身は
されど わが身は
縮みゆく ばかり
黒い時のま(間)に
....
雪の下の
肌色の蝶
何もかも
左目の隅に置き忘れた朝
血の涙を流す鳥の背に
雪と鉄の音は降る
水のなかから空を見る径
光の傾きに消えかけた径
なかば沈ん ....
街をわけるように
勢いよく流れている川
川原で遊んだ思い出
魚がたくさんいる
透き通って綺麗な水
海とは違い特に匂いはしない
水を手で触る
とても冷たいけれど
自然の温もり ....
がんばったのだけれど・・・
あなたは いう
チセツなココロでは
リカイがデキナクテ
コレカラ どうしよう
ねえ
キラキラの ティアラは
何を 連想させるの?
プクプクの ド ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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