「きみって
ラブドールにとても似てるね」
キンタマ王子は誉め言葉と
思って発言したのですが
アリサちゃんは
誉め言葉と受け取りました
お互いに誉め言葉だと思ったのです
以心伝心です
....
疲れた人の家
には
疲れた人がやってきます
ある人は
人との関わりに
ある人は
競争に
ある人は
愛することに
心を修復するために
疲れた人はやってきます
人から離れ ....
ネクタイを結べたら
柄は水玉が良いですと
呟きながら
ともすれば
自らの首をも 締め兼ねぬ と
妄想をする
するすると 小気味良い程に
絡み付くは シルク
絹 ....
ごつごつとふしくれだっていくものが
望む形に程遠く
お前を育てていくのだとしても
遠く海を越え吹き渡る風に
しなやかな枝を延べたい願いがある
道のこっちっかたにあるのがシロツメ畑で
そのはんたいっかわがレンゲの畑
記憶のなかでもそしてきっと当時でも
道の右っ方にあるのがシロツメクサの群生地で
左っ方がレンゲソウの
それは家路だった ....
とにかく雨が酷いし午前一時五十分 眠ると
かそんな気持ちになんてとてもなれない す
ぐそこの中川が氾濫する氾濫する レベル4
だと携帯は鳴りやまない(気がするほど怖い)
そんな夏の終わりのこと ....
小さな駅を飛ばしながら
快速急行新宿行きは進んで行く
目の前の住宅街も飲み屋街も
ガラス張りのマンション群も
焦点がしっかり合わないまま
鮮やかな線の束になって消える
不思議なこと ....
桜島だ
さっきホームはすこし肌寒かったのに
動き出した電車から桜島をながめていると
ぼくはひかりの温度に右側を押されている
ぼんやりとした鈍痛を感じながら湾をながめる
あ ....
志を掲げ/ぶれ一つ無く佇む詩人の背中。
「紡ぎだされる詩になりたい。」と
朗読を聞きながら思った。
(愛おしい・好きだ。)と言う気持ちも
詩を愛する心の前ではかすれてしまう。
奥 ....
しじゅう痛みのなかにいて思うのもむつかしい夜には、すきま風でもありがたい
手を離せばかんたんに瓶は割れてしまうが
手を離すのはかんたんではないのだ
いつかした夜のようにからだを集めて、
で ....
あの虹は君に向かって架かっているのだろう
消えないうちにクルマを飛ばせば逢えるのかもしれないな
幸せの音がたぶん鳴っているんだろう
庭には綺麗な花が咲いてコドモが唄ってるんだろう
とき ....
雨が降る音がする
雨は嫌いではないけれど
秋の雨はなんとなく
もの悲しくて‥
貴方を想い出して
窓に叩きつけられる
雨の音は まるで
私の泣き声を
かき消すように
リズミカルに窓 ....
ばくは水晶の瞳を手にいれたのだろうか
急行列車に窓を映した彼女の瞳は透明すぎるほど
ぼくは息をそのままに飲み込んだ
枯れ葉を映し
住宅街に戸惑いながら
彼女の瞳は
....
ギョウザを食べる
肉を食べる
夜まるごと食べる
辛口の女 飲み干す!!
レスポールかきならす ナッキンコール
渋めのピアノが しゃべくりだすぜ
数珠つなぎの オ ....
彼らは
魔法使いとして
法王から除外されて
いたのだが
領主たちは
彼らの可能性に期待を馳せた
彼らの功績は
黄金にまごう真鍮となって
いまでも生きている
パセリ・セージ・ロ ....
ここに、
確かにあなたはいた。
そのとなりに、
確かに私はいた。
ふたりはずっとこの町にいた。
けれども今では、
誰もあなたを知らないという。
私たちはこの町の片隅の
ちいさなマンシ ....
太陽が現れて、眩しい光が差し込む
水面に揺れる地平線
蒼く染まった頭上から
歴史を振り返ることなく
生活を語ることなく
背中には影
光と同化すること ....
底の
底から
噴き上げて来る意思は
あなたが鳴らす律動旋律と溶け合い躍動し出す
ターコイズブルーの湖を泳ぎ切り
独り立ち上がって来るあなた
叫んで叫んで叫んで
私たちは岸辺で交わり沈 ....
緻密な計算が 苦手だったから
ソロバンは スケボー代わりにした
奥まで覗き込む眼鏡で
見定めたくない存在まで
認めなくてはならぬ未来を
連想したくはなかったから
ガラガラと ....
どす黒い雨雲が一面に立ち込め
大粒の雨粒が天から涙のように流れ出る
そんな日に太陽が一瞬顔を出す
今日もどこかで誰かが死んだ
海も空もセピア色でできた世界で
どす黒い雨雲の割れ目から ....
きみは静かにほほえみながら
南からの光りのなかに居た
からだには何もぶらさがってはいない
つながっているものはない
上質な羊毛のセーターが似合う
淡いベージュの英国製
スリッパなど履いては ....
古文漢文赤点連発の
キンタマ王子は
それでも自称歌人の面目に掛けて
自分が史上最高の
文語の使い手であることを
証明するのであった
その歌がこれだ!
タルタルのソース入れたる樽ひ ....
火葬場の扉の前で 父を見つめてる。
広い部屋が 寒くて 凍えてる。
「ありがとうございました。」と頭を下げながら
釜に入る 棺 見送った。
燃える炎が 父を包み
大きな ....
チャイムを無視した昼さがり。
おひさまにちかい
屋上フェンスの脇。
ねぇきいて。
わたしはすこし、
ふつうじゃなくて、
だからくるっていて、
こころが ....
鋼鉄の鎧が
にぶく光るのを見たか
青く濁った
異次元が
ゆがんで
その先に
銀色が
にぶく光るのを見たか
かっと開いた
漆黒に
あっという間に
呑みこまれ
あっという間 ....
天体球技に魅了されて
果てしない喜びと乱舞に満ちてゆく
青や赤や白や黒の星々のゲームは留まることなく
終わらない試合を続けている
ぼくの歓声はまるで黄色く変色しながら
球体の行く先を ....
今 何時かな
早く 仕事終わらないかな
お客さん あんまり来ないでほしいな
チャリンチャリんと 千円札が飛び交う
万札なんて 出てきたら 「センパイ助けて~」
休憩しますよ
....
オナニーのやり過ぎで
右手首の腱鞘炎になってしまった
キンタマ王子は
医者の
「オナニーを止めないと
手マンが出来ない身体になるよ」
との診断結果にも
オナニーを止めるぐらいだったら
....
いつも見ていたわけじゃないのに
あなたの笑う顔がいくつも
僕の頭のなかにいっぱい
映っている
明日はきっとうまくいくから
大丈夫よとあなたの声が
聞こえるわけないのに
響いている
....
君って綺麗すぎ
いちいち伝えずにはいられないほど
君っていじらしすぎ
いちいち伝えずにはいられないほど
君ってかわいすぎ
いちいち伝えずにはいられないほど
君って芳 ....
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