生きている人は傲慢だ
やすらかに眠ってください、とは
あたしらへむけての言葉だと思うけど
ほんとのところは
生きている人のための言葉なんじゃないか
そもそも死んだ人が眠ると決めつけてんのは
....
許せない
許せない
そう思い詰めて
12年も経ってしまった
恨む心が
生きる力を蝕んでいく
憎む心が
生きる力を削ぎ落としていく
いつの間にか
いつの間にか
私はこんなところま ....
あたしが何も気づいていないと思ったの?
優しさで
二人同時に傷つけたね
早く行きなよ
あの娘の傷は深いけど
貴方はそれを治してやれる
あたしの傷は
独りで治る
だけど貴方に ....
普通科文系女子にはいーらないってカガク蹴っ飛ばして地学で誤魔化す頭のなかにはどこさがしたって1モルなんかはございませんからあっさり省ける仕事の工程つけない高低あいまいな肯定わらって見せるのすらめんどく ....
巨大キンタマの遠心力を
利用して8回転ジャンプを
試みたキンタマ王子だったが
キンタマがグルングルン回転したまま
止まらなかったので
会場の屋根を突き抜けて
そのままオスプレイのように
....
まっ白いスニーカー
土砂降りの雨の日におろすきみ
ぼくのこころ、
ふるえました
おくびょうなのはどっちだろう
長靴履いて
ふるえました
お互い傘も
なかったころ
そう ....
日曜日だもの
景気のいいこと ひとつやふたつ
言いたいよ
どんなに明るい話の裏にも
どんよりしたニュースは
こびりつくから
日曜日だけど
これから仕事のひともあるだろう
だから 決して ....
言葉でにぎりこぶしを作らないよう
ひらいて ひらいたら
ひとりごとが蝶々になって
くらりくらり とんでった
書いても書いても
何ひとつ
まっすぐ飛んでは行かないね
寄り道したり ....
いつからだろう?
少し前までは
金床で鎚を振って
融けた鉄をなんとか
形にしようとしてたのに
気付けば錆びた普通の鉄だ
歪に固まったただの鉄だ
銅でも銀でも金でもなくて
....
ねむってたら
枯れた実になって転がってた
拾われて
じぶんもとうとう
あつい釜のなかへ と
身がまえていたら
偉いのがきて
それは数には入らないよ
と言う
ぬるく ちいさいての ....
空があんまり真っ暗だから
目印に月があるの
そこにつめをひっかけて
ペラとめくれば裏側になるの
地球はほんとは丸くなんかなくて
昼間しかない世界がひろがっている
夜と昼はいれか ....
告白した
付き合った
3日で振られた
大きい口開けて笑う女の子とは付き合えない。
ガサツすぎでしょ、ありえないんだけど(笑)
らしい!!!!!
もう大声で笑えないじゃないの
....
カラオケで踊ってくれたPerfume思い出して急に寂しくなった
愛してると僕ばかりが言って 君は返してくれない
雪だるまのクリームパン 2割引きになってる
君からの電話がない ....
ら行を話すときに
過剰なまでに
舌がまわる奴が
気持ち悪くて嫌いだ
分かんない?
なら、らりるれって
繰り返してみ
らりるれ
らりるれ
らりるれ
らりるれ
るれりら
ら ....
コンビニでタバコの銘柄を、聞き直されることが増えた。
滑舌が悪くなったのかもしれない。
一回で聞き取れない店員に、イライラするようになった。
動きが遅い店員に、イライラするようになった。
....
無気力な身を
もてあまし
希薄な日々の
くり返し
空白の過去
かえりみるとも
心にあく穴
不安にかられ
つかみどころのない
液体のような
現在
現実
ペン先から ....
体は腫れ上がり冷え切っている
のに
魂は熱く燃えている
のが解る
俺はオマエを欲し彷徨う獣ノイズ
いよいよ遠退くオマエを
この世界の地平で
酸素だけでは生きていけない
オマエは澄 ....
こころもとなくなる
ここを歩いているといつも
どうしてか
砂地には
足跡は残せず
一本の根さえ張れないと思うのだ
ほってごらんと
父は言った
ほりだすそばから
哀し水がしみだし
確 ....
心は一輪の不自由な花だと思ってほしい
つまり摘まれることを拒むことができない
哀れなそれは
でも確かに一つの命だとあなたにわかることは
ないよ、ないよ、と今朝も鴉が歌ってはいるけれど
何もわかってなどいないのにそれでも
「わかるよ」
って言葉をくれる人たちは優しいと
私は素直にそう思える
そんな季節が訪れた
ひゅう・・・・。ひゅう・・・・。と身体を切り裂く夜風。
ひゅう・・・・。ひゅう・・・・。と父を迎えに来た。
ひゅう・・・・。ひゅう・・・・。と地底の底から唸りを上げて。
死んだらどうなるのか ....
早朝の畳部屋。
障子の引き戸を開けながら
眠る父に声をかける。
「お父さん。今日は寒いね。」
顔を洗い家中を動き回る母。
これからやってくる客人を迎えるため
悲しいそぶりを見せよう ....
父が居ない日に抱えた悩み事は
いつもの数倍のもしかかる。
一言二言話すだけで
買い物袋が楽々持てるようになったという安心感。
(これからは、自分ひとりだけでいくつもの買い物袋を持てるよ ....
もう どの部屋の物だったのかも
忘れてしまった合鍵は
今では誰の心も開かない
それでもジャラジャラぶら下がり
今の生活に 上手にまみれる。
未だ錆びない扉の先に
いつかはあ ....
あらゆる正しい掟とか
価値あるものの創造が
また今日を塗りつぶしていくね
よれた鞄につめ込んで
夜の改札へ放ったら
さかさまのスキップで行こうよ
ひじ突きあって ....
整いすぎた飛行機雲と勘違いしたのは
電線に反射した一線の太陽
その奥に流れていく雲のはやさで
風向きと速度を予測する真似事
手元の時計は
一時をすこし回ったところ
乗りたかった電車は
....
キンタマ王子がキンタマを
誇示することは
日本が中国、韓国に対し
威圧的な行動を取る第一歩を
示していると報道した
アサシ新聞政治部記者を
キンタマ王子は拉致し
山奥に連れていき
深く ....
汚れた床に落ちた埃は
身元不明の死体に似ている
掃除機をかけて横たわると
失われた影だけが見える
固定電話が久しぶりに目を覚ます
でも答える前にベルは ....
文壇の成績が神に認められ
夏目漱石は太陽になった
太陽になった夏目漱石は
吾輩は太陽であると云う小説を神に送った
文壇の成績が神に認められ
太宰治は土になった
土になった太宰治は一言
....
あなたとわたし
その狭間にあるわたし
それだけがほんとのわたし
1489 1490 1491 1492 1493 1494 1495 1496 1497 1498 1499 1500 1501 1502 1503 1504 1505 1506 1507 1508 1509 1510 1511 1512 1513 1514 1515 1516 1517 1518 1519 1520 1521 1522 1523 1524 1525 1526 1527 1528 1529
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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