押し入れの奥深く
落書きだらけのおもちゃ箱
そのまた奥底で
今もブルブルと震えてる
クリスマスだか誕生日だか
とにかく誰かに買ってもらった
観たことも無い映画のキャラクター
毛むくじ ....
海が盛り上がり
浪が陸に襲いかかる
浮き桟橋を 港深く押し込み
道路に船を押し進めていく
車が逃げる 人が逃げる
テレビの画面
ソファーに掛けた私には
わらしべ一本投げ入れら ....
年季にとうがたって
玄関のタイルは
ひびの隙間から
虚しい「時間」の中心に
深く積もってしまった
ペンペン草の
顔をのぞかせる
そ ....
+
『人体模型ノぶるーす』
SCENE1.(校庭にて)
ものすごい音がした。
登校中の生徒たちはみな、
音のする方を見た。
―光り輝く羽飾りのヘルメット
―厚い革製の盾 ....
「アイスキュロスが笑ってる」
#1
「赤い」といったら何だろう?
赤いおハナを思い出す
そうだね真っ赤な真っ赤なお鼻のトナカイさん。
クリマスといったら何でし ....
ありがとうございます
本日 3月31日 無事定年を迎えます
ごめんなさい
途中退場でした
この 十年間で
身長は伸びていません
でも 精神的に 大 ....
保育園で見るあのひとは
運動会での子どもたちの勇姿に涙し
ママの苦労談を聞けば肩を寄せる
朝も夜も、送り迎えには笑顔で
自転車をこぐ、よきママで
人の良さそうなパパだって、ひょっこり顔を ....
人に好かれる努力をしなよ、と
先生だったか、
友達だったか、
社会人だとかに言われたので、
一晩眠らず、
考えてみたのだけれど。
人に好かれる努力とは、
例えば髪 ....
好きなこと見つけて
好きなことやり続けて
花を咲かせよう
生き続けていれば
心にたくさんの花が咲く
単色の花ではない
色彩豊かな花
色々な想いを含んだ色
瞬間瞬間に花を咲か ....
私の永遠の旅人、桜の季節を軽々と飛び越えて初夏を待ちわびる君よ。
届いた手紙には、すでに爽やかな風の匂いが沁みついていたのだ。
それはまさしく五月の風。しかし君の無理難題には答えられそう ....
遮光カーテンは閉めきったまま
四角い箱の中
スマートフォンの青白い灯りを頼りに
じっと目を凝らす夜。
ここいらはもう海の底でした。
重たくて、暗くて、冷たくて、塩っ辛く ....
高い木立に囲まれた一本道をきつく踏みしめて歩いてゆく。
耳を澄ませば遠く小川のせせらぎや鳥たちの声が聞こえてくる。
道端に目を向ければ昨年の落ち葉が未だ残っている。
誰かの庭では明る ....
暴力はどこだ
暴力をよこせ
殺人は暴力か
憲法は暴力か
ナチスドイツ
福島原子力発電所の
メルトダウンは暴力か
涙で暮らす幾数年は
聞いたそばから耳が腐れる
そうじゃない
ここ ....
なんで消えてしまうのだろうね
なんで死んでしまうのだろうね
なんで忘れてしまうのだろうね
なんで離れてしまうのだろうね
なんで終わってしまうのだろうね
なんで目に見えるものを残せないのだろう ....
責任の99%は
ヘンテコりんな名前を付けた
親にあると思う
いくら何でも
カブって・・・・
キラキラネームにも程があるぞ
お前は、有森の元ダンナの
アイワズゲイ野郎か!
ここで防犯 ....
お
湯
を
そ
そ
い
で
待
つ
間
カ
ッ
プ
麺
っ
て
は
じ
め
て
食
べ
る
わ
あ
っ
て
言
っ
て
み
る
え
え ....
異常な性癖を持つ奴は得だ
だって普通にしてれば
良いんだからな
俺みたいに
正常の範囲内でしか
モノを考えられない凡人は
絞り出すのに必死なんだぜ
「サリーちゃん」鈴木歌舞人
....
みんなで花見にいくんかな
僕は心霊写真になるんかな
電車とお堀の橋からのぞむ
さくらの連なり見るんかな
苦しくて痛くて寂しいのが
あんまりつらくて
あんまりつら ....
まるでテロリストの発想
保育園落ちた、日本死ね
それに乗っかる新聞記者
まるでテロリストの発想
おれビンボー、西側死ね
どこへ行こうか
ふらふらしてる
悲 ....
黒猫
サッシ窓の外の白い雨
買い主のベッドの上
端正な座り方をしたまま
黒猫は夜の雨を眺めている
飼い主が死んで一年
じっと外を見ている
黒い瞳に映っているのは
寒い線なのか
....
ゆっくりと開く釜の扉。
父はもうすぐ人の形を無くす。
「離れたくない。」と引き止めれば
もう少しだけ一緒に居られると願い
棺の縁を掴む。
空気を打ち破ったのは
「早くしなさい。」と ....
「いかりを おろせ」
ためいきが でる
ちからづくだから からだが いたい
つらい かなしいが つづく
てのない ゆうれいが つつみこむ
ともかく もがく
なんとか い ....
160401
三分間あればご説明できるのですがと
元演歌歌手はしつこく粘りたいような気がして
審査員の心証を悪くしコンテストに落ちてからは
お定まりの人生を送り
....
眠りに就こう
どんな日だろうと
眠りに就こう
毛を刈られた羊の数だけ
眠りに就こう
3月の終わりを
ピーチパイで飾り
残照を写す
今も時折
月は満ちなかった
月は無 ....
今年の春は
寂しさ + 切なさ < 胸に残った温かさ
君はいないけど
君がいた時間が懐かしくて
そっと微笑んでいられる
ありがとうとまだ言えないけど
いつか言えるような気がした ....
幼児性を詩と勘違いしている自称詩人が多い
幼児性なんて
そいつが「私は変態です」って認めて
初めて価値を持つんだぜ
ロリコンか
はたまた
赤ちゃんプレイ好きか
お前はどっちだ!? ....
薬を飲まないと良い詩が書けない
困ったものだ
世界は俗物であふれている
本の朗読を通して世間から遠く離れているのではないか
はじかれた人間のようだ
神の臨在を感じた
入院から遠ざけ ....
完全なる現存
混沌たる原点
いったいどこに
実体あるか
下から湧いて
くるでもなし
上から降って
くるでもなし
在る苦もすずなり
歩くも道なり
....
フランス文学の源泉に触れることによって自己の物語を紡ぎだしていようとしている
文学はきちんとしなければおもしろいキャラはおもしろくない
音楽家はメロディーがなければ仕事にならない
物語はメロ ....
1秒1秒が 一瞬一瞬
1分1分が 一瞬一瞬
1日1日が 一瞬一瞬
1週1週が 一瞬一瞬
1年1年が 一瞬一瞬
余裕がある時ほど
思い出せるように
忙しす ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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