ばかだったことがばれて、すべてのぎぜんしゃたちに、おおあわてでみはなされたおにいちゃんへ
おにいさん、しんでくれてありがとう
おにいさん、しんでくれてありがとう
すべてのきずついたこどもたちのた ....
《しあわせとはなにかみせてほしい》
震える声で云われたけれど
僕は子どものころから
しあわせを夢みる
だけの飛べないとりだったよ
泣きそうな声で希まれたけれど
僕はすこし ....
全部夏のせいにして
逃げてしまおうか
と
あのひとが
優しく笑うものだから
わたしは素直に頷いた
遠くへ行きたい
そんな想いが重なって
わたしたちは
手 ....
清浄な君の、白いレース柄による、
胸の施錠、
かたく閉ざされた、
はちきれんばかりの、
極楽浄土、極楽浄土、
歳を重ねれば当然にして
肉身器の摩滅しつつ
シンドくなり苦痛、
ジンジンジン
けれどそれだからこそ逆に
魂の内なる霊性、
より目醒め続け
その残響から
細やかな救いの手
来る ....
いま、あなた、樹上の死体、あじさいの花
蒸し暑い季節、お弁当、モノレール、波の反復
14時〜15時、壊れた時計、ニベア、アナカリス
学習アプリ、訪問介護、500円自転車、二人
親水公園、ア ....
今夕、真っ青な天空
熱風、吹き流れ踊る緑
光輝、見入る赤子の眼の
全感覚を超え贈られる物、
終焉から罅割れ寄せ来る世に。
梅雨のダルさも消えて
身体がすっかり軽くなった
帽子一つで散歩へ出かける
厳重な日焼け対策は滑稽だ
夏の太陽のそばで
さわやかな風が透き通る
自然と共に歩もうとすると
自然は無条件で ....
非日常を味わっても
次の日はどこかに消える
夢のような時間
終わってしまうから
心に残る
ずっとずっと
心に残りにくい日常
昨日何してたっけ
似たような毎日
ずっと続くから
意 ....
この告白が親不孝だって分かって尚
書くことにする
不安定な家庭で育っても
不安定な人間にならないように
必死にしてるのが俺の誇りだ
嫌な人間関係に揉まれても
嫌な人間にならないよう ....
何でも吸い込む掃除機を
神様は創った
掃除機はゴミを吸って
小さな虫を吸った
動物を吸って
人を吸って
夕暮れの街や
朝焼けの海を吸って
地球を丸ごと吸って
星々、そして宇宙 ....
○「独り言」
そのうちAI独り言も出てくるかもしれない
*「田舎暮らし
年寄りががんばらなくて
どうする!」
*「年金暮らし
夢みたものは
左うちわ」
*「 ....
私たちは知らない
テレビでしか
ネットニュースでしか
教科書や参考文献でしか
実際に語り継がれてきた言葉でしか
戦争を知らない
直接爆撃を受けたことも
戦闘に加わったことも
身近に ....
ライムの切り口が
舌に沁みる
真夏の この寒さの理由を
誰も説明できない
テーブルの上には
花瓶がひとつ
振り子時計の針が
遠い場所にいる誰かを指さす
ただそれだけの
無言の構造 ....
迷路の小さな王が
ブラインドの向こうで
冷たい刃を舐めている
純粋という不敗の幻を
彷徨いながら
愛の絶対性は
子供の口の奥に
不確実な探し物のように
思い出されるだけだ
や ....
閃光が 変わり果てた街を撃ち抜く
ざわめきは 呪縛のように
耳朶にこびりついて離れない
オールドスクールのビルの陰で
誰かが嫉妬を嗅ぎとり
誰かが心象の戦いを繰り返す
この迷 ....
たなばたの
物語りまでの
まえふりで
1話終わっても
まだ辿り着けず
山土は
高い所に存在し
鮮やかな茶色を見せている
私のために歌っておくれ
悲しみに沈まぬように
高山植物の
緑が目に入る
花も咲いている
私は歌おうか
完全なる存在のために
山 ....
白銀の孤独、満月に向かい
狭まり伸び奥まる定点
据えられ据え直す
白衣(しらころも)の人 、
誰そ 真っ青な闇に佇みて
春の光と海の光
夏が来ても忘れない
太陽はさらに輝きを増す
海がきらめいて
私たちの間の距離は
近づく
もっと
もっと
今日は七夕
夕食後のお茶請けに
水饅頭を買ってかえる
点てたお茶を飲み
水饅頭をのせた皿を持ち上げる
「カエルの卵の大きいやつみたいだね」
食べ終えた隣の人が言 ....
沢山の人が行き交う場所で
目を閉じて
耳を澄ますような気持ちで
良い旅を
と
汗だくて書いてる僕なんですが
近頃、財務省の近辺が騒がしい
なんだ!この人だかりは!
ハンドマイクを片手に
がなり立ててる
何!財務省を解体しろ!
消費税廃止!
何、寝言を言ってるんだ!
....
西風が吹きつける
白い塗装の剥げかけた
木枠の窓
嵐の前の雨が胸をつき
かえるべき場所を見失った心は
ぐるりぐるり
過去の幻をめぐるだけで
固くなる
あなたは ....
嫌いな奴は今までたくさんいる
こういう話を聞かされるのが
うんざりする人がいるのは分かる
俺も聞かされる側でもあるから
でもこういう話から
始めてしまうの人間の中の一人が俺なんだ
嫌い ....
眼前の世界の
嘘のように遠く只々
閃光走る視野の端々
筒抜けになる空洞の束
見えるもの次第に
ぼんやりぼやけ
脳髄に響き居る宇宙の囀り
より鮮明に浮き立ち
刻み込まれ又浮き立ち
....
二人でいたかったから
仕事をサボった
天罰をくらって
二人は会えなくなった
労働と引き換えに
年に一度の願いを叶える
カササギたちがつくる
横断歩道を渡って
天の川は大渋滞 ....
真夜中、夜に目が覚めた。
凄々まじい羽音に起こされた。
はらっても、はらっても
黒い小さな塊が、音を立てて
いくつも、いくつも纏わりついてきた。
そういえば、ここ、二、三日とい ....
理論武装と言うけれど
いったい何を守っているの?
小さなエゴを守るのであれば
こんなにおかしい事はない
それは価値相対主義と言って
古くから有る思想
プラトンを読めばよくわかる
大事なの ....
毎日一応投稿しているフリッカーを何枚かみる
こんな素敵なところに住みたいなーと思う写真もある
今日ポイントを入れた一枚はニューヨークの高層ビルを背景に家族四人が噴水の前に立っている微笑ましい写真。 ....
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