一人でわらって暮らす狼
牙で触れるナイロンタグ
どんな血も痛みになって
ここでここで暮らしていく
どっちに転んでも
かなしーことになりそう
何度やっても
おんなし事んなりそうさ
....
ババアとバカの争いになりそうな
大統領選挙にも
ちょっと飽きてきた
しかし、半年もたねえな
相変わらず
ババアはバーゲンセール帰りに寄りました
みたいだし
バカは同じことの繰り返しだ ....
世の中に無修正動画がなかった頃
私はモザイク越しに
ワレメちゃんを想像しなければならなかった
そのうち、どうしても
ワレメちゃんが見たくなって
裏ものを扱っている危ない店を
探し出そうとし ....
なんでさくらはあめがふってるのにさいてるの
そっか、あめとおともだちになりたいんだね
ハゲが来た
ハゲが来た
どこに来た
頭頂部に来た
前頭部に来た
両方に来た~🎵
ハゲが来た
ハゲが来た
のパートで
ズル剥けチャビンが
こっちに向かって来るのかな?
ちょっと ....
【こめる】
ちいさな人が ちいさな声でいった
「あさがおは かさ みたい」
くるくるたたんでいる花は かさみたい
雨の日にひらくと かさみたい
ちいさな傘から
ぬー ....
きょうの桜は
いつかの桜かもしれない
きょうの私が
いつかの桜をみている
いつかの鵯が
きょうの桜を啄んでいる
きょうの私は
いつかの私かもしれない
いつかの私が
....
160404
ピロートークという言葉が流行ったことがあったなと
遠くを見るふりをする
きのうはどこにもありませんようと歌った人もいて
朝焼けの中にワインを浸して
トース ....
雨が削る
雨が砕く
花を削る
花を砕く
石を削る
石を砕く
心を砕く
心を削る
足が重くなって
ふと歩くのを止める
雨が削る
雨が砕く
花を削る
花を ....
おもい鉄の扉を
押した
瞬間にまなざしが交差する
待ち合わせには慣れている
ここはもう寒くないよ
暗がりにふさわしく目を開いて
ひとびとの騒めきを聞いている
楽しいのは
誰もい ....
今年も桜を見に
自転車で桜並木の坂を降りていった
だけど 私は 今年は一人だ
来年は 誰かと一緒に来たいものだけれど
そんなことを考えながら 私は
人ごみの中に紛れこんでいた
....
暴力団と自称詩人
どちらかの味方になれと
言われたら
躊躇なく暴力団を選ぶ
どちらも反社会的で
闇の存在だけど
なんたって私は
無類の暴力好きだからね
自称詩人みたいに
一発パンチ食 ....
冷えた手すりに背中を
預けて
薄くなっていく
空を
見ていた
走り去る足音と
誰かが誰かを
呼ぶ息遣いとが ほんの
一瞬渦を巻いて
鼻先を過ぎった
眼の奥に微かな
重みを感じた
かるくて
あかるくて
はかなくて
さくらの花は
詩そのもの
花びらいちまいいちまいに
残った風が
地面に落ちてもまだ
ふわり ふわりと
その浮力を手放さない
逃げ足ばかりが ....
一人の夜を
アセビの木の下に
捨てられた子イヌは
今頃どうしているだろう
一人の夜を
そうやって、いつも
遠くから自分を見ている
もう一人の自分がいる
一人の夜 ....
冬に電子機器の仕事で
雪の富士山の麓に出向いた
良いはんだ付けは
富士山の麓のようにと
現場を指導してきた
富士山は神様が太平洋に
はんだ付けしたのだろう
大陸から絶妙に離れた位置に ....
東京にもう雨は降らないらしい
眠らずとも
目覚めなくともよくなるまで
幾世紀を費やし
浪費するのは何も砂ばかりではない
やさしい飲みもの
歴史をごみ箱にいくら捨てても
まるで甲斐 ....
君と喋りたい
だけど、喋りたくない
喋りたい気持ちと
喋ることは一緒じゃない
君のことが好きだけど
それは君の全てのことじゃない
君の一部だけ
君の嫌いな部分は絶対にある
それを受 ....
桜をみると胸がいたい
桜なんかだいきらいと言いたくなる
だから桜に謝りながら
盆栽みたいなかたちをみつめている
一方向にしか膨らまない宇宙なら
星はこんなふうに見える ....
故郷には深さがある
海の深さとは別の種類の
血の深さと記憶の深さ
一人の人間に一つずつ
最も深い故郷が与えられており
人がほんとうに帰っていく極地がある
果樹園に包まれ
たっ ....
社会人になって幾数年
歯車と化して十数年
叱られ叩かれ使われて
上昇したのは尿酸値
痛風発作に怯えつつ
言った言わないエビデンス
横文字並べて要するに
費用を安く抑えたい
わか ....
病棟の廊下を行き交う
光を亡くしたオブジェたちは
意味のない言葉を呟きながら
閉ざされた空間を彷徨っていた
秒針の動きに従い
その営みは飽くことなく続けられる
影さえ失った彼らは
....
あまりにも心地良いから腰を振り続けただけさ
お互い
深く激しく
ありきたりだろ
愛しあっているのだから
手を繋ぐだけじゃ
とてもとても
ぶちまけたのは俺だけじゃない
今度はゆっくりゆっ ....
意志と火
心地よい絵画
午後の公園
ステーションビュー
ロングヘアの女性
揺らめく黒髪と火の粉
溢れだす
上向きの蛇口
幼い男の子の恥部
ぷっくり剥けていない
青空に向けて
勢い ....
カブと言うよりは
茄子のヘタみたいな
髪型から
茄子くんと呼ばせてもらおうかな?
さて、茄子くんが中野で当時12歳の
山田琉里羅さんを車に押し込んで
誘拐したんだね
そして山田琉里羅 ....
ひとりのベッド
親のことはもう覚えていない
私は 一人なんだ
星の下で言葉をなくして
測れない
計れない
量れない
ものをはかろうと
脳は身をよじるが
生まれたのは不肖の子ばかり
どれ一つ それ一つでは
役に立たないものたちを
手妻よろしくこき使い
広げてきた
安心 ....
恋と愛は違うんだって
気付いたときにゃ後の祭り
契約という名の呪いで
互いを縛る
神に誓うこともなく
流されるがままに判を押した
蜜月は数ヶ月と保たず
今は灰色の日々を過ごす
....
押し入れの奥深く
落書きだらけのおもちゃ箱
そのまた奥底で
今もブルブルと震えてる
クリスマスだか誕生日だか
とにかく誰かに買ってもらった
観たことも無い映画のキャラクター
毛むくじ ....
海が盛り上がり
浪が陸に襲いかかる
浮き桟橋を 港深く押し込み
道路に船を押し進めていく
車が逃げる 人が逃げる
テレビの画面
ソファーに掛けた私には
わらしべ一本投げ入れら ....
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