部活で帰りが遅くなったから
夜の電車に揺られてる
向かいの窓に映る私の顔
前髪なんか気にしたりして
なんでアイツの顔が浮かぶんだろ
好き ....
まずは、ひとつ
金メダルを獲得したのは
昨夜の夜空のまんまるい月
その光を浴びられたこと、かな
ちょっと繁華な街の
ちょっと安めの店で
アルコールを飲みながら
ふと
....
空にはモクモクと山のように雲が聳え
熱風に包まれる
公園でバットがボールを打つ音
子供たちのはしゃぐ声
蝉がミーンミーンと伸びやかに鳴いている
猥雑な迄オレンジ
染まり輝く満月
熱帯夜の屋根瓦の上 、
浮かび在るをふと捉え
月の磁力、否応無く深々と
あの日、師の逝去の
報せと共
外出した夕闇に 、
....
わたし 雨
私あめ 時々 あられ
心ゆられ
たこ糸のさきに むすんだ釘を
しずかに 夜に沈める
口の端に くわえた糸に
声をつたえる きみに聞かせる
わたし 雨
夜から ....
この魂という命を
つらぬく
心の光る風は
自由だ
思いは羽ばたく
・
これも運命 天の自由だ
繰り返される命は
繰り返されない命
魂という命
この宇宙に一つの命
・
....
言葉なんていくらでも捨ててやる
そういうとあなたはノートの中に隠れたのよ
皮を剥ぎ取る山が熱波に燃える
吸盤の取れた水蛸はエイの群れにすがる
アンチエイジングだと彼女は言い ....
生きていくこと
空箱の庭
蝉の抜け殻の残響の続き
風に揺れる透明なブランコの隣で
ほんの少し匂いがした
嘘みたいに
あなたに触れたかった
「ぼくは無力だよ」
とあなたは言ったので
「どうしてあなたは無力なの」
と私は聞いた。すると
見ているうちに、あなたは手のひらに乗る位に小さくなって
青白く光る星になった
自分の弱さを
....
○「政策」
経済、少子高齢化、人手不足、医療、介護、年金、教育子育て、自然災害などさまざまな大きな問題に直面しているが
どれひとつとっても有効な政策を打てないでいるというのが
一番の問題なのでは ....
心は揺れる。いつも頼りなくて、大嫌いだ。心。
心のことを書いている。
ちりちりとした火に焼かれる日々のことを思う。関わったり、失ったり、人として生きることの苦しさと、辛さと、そのたびに乱れ ....
僕は泣いていた
世界が僕に厳しくて
その時、君に出会った
嬉しかった
でも君が急に
僕に冷たくなった
なんで?と聞きたかった
他に好きな人できたの?
君の気持ちが分からない ....
渓流竿は刀のように美しい
日本独自のもので
種類は今まで数百はある
明日は碧羅という強竿を携え
大物を狙いに行ってみる
少年の邪な戯れを叱る大人の浅はかな接し方に、明白な根拠のない論理性付け加える静かな大人、だが少年にとっては、邪でも嘘でもなかった。
小さな頃の、歪な思考回路の、知性のないところから、まるで、客観 ....
まだ来ぬ明日の光景
描くことができずに
布団に沈んでゆく
何度も目覚めて
夜の長さ
静けさに
孤独がピン留めされて
寝返り寝返り
消極的に待つ朝
木立、弧をなし
わたしを取り囲み
父の墓石 見つめ入る
初老の指先、震えながら
この道の終わりに立つ死 、
いつしか、
死への執拗な思いに取り憑かれ
今此処で生きて居るという ....
今は
二度とは無い
同じことでも
同じことではない
いつも初めての今
私は一人だが
独りではない
しかし独りだ
「あ」と言って
「あ」とならないからさ
今私の中で
何物かが急激に育っている
それはー
誓い。
人生の春を迎えて見せるとの
決意だ
光源はかがやき
私の中の闇は消え去った
いつかこの瞬間が
決定的なターニングポイントだった ....
花火と雲と風と影
梅雨明けに久しぶりのあまたの星、満月の夜
部屋の割に大きな柱時計は
間違いのない《とき》を刻んでいるのか?
それともただ文字盤を
針が三本移動してい ....
残らず文字が飛び去った詩集を開いて
男は夢を見ている
白紙の上に万象を結び付けていたものがなんであったのか
ことばという記号はうさん臭かったけれど今はむしろ生臭くさえ感じている
実体験も夢 ....
○「疲れ」
年寄りの疲れは
後から来るといわれる
だから調子に乗ってやると
大変である
○「批評家」
世の中のことを悪くいう人の大部分は
悪く言う資格のない人が多いらしい
○「 ....
地平線の彼方まで丸焼けだった
瓦礫と錆びたトタンで作った
家族でさえ疑って暮らすバラックで
卓袱台に載った、芋粥と悲しみ
ヤンキーに{ルビ集=たか}ってチョコをせしめた
空地で捕まえた飛 ....
夏にだけあらわれる
小径の奥に
ひっそりとした場所
そこにやわらかな墓標がひとつ
あたりを囲む緑のざわめきの中に
なぜかいつも感じる
揺籃の気配
その中には多分 壊れた玩具の ....
空にさしだした手のひら
つきさしていく日のひかりで細胞が痛い
夏のひとはみな発熱し
アイスクリームはみるみる溶ける
蟻がやってくるまえに
きのうのできごとは蒸発してしまう
会いたいひとがい ....
喉滑る夜半の冷茶
温くなった保冷枕を取り替えて
寝間へ戻れば 扇風機の寂風が、
モザイクかかる途切れた夢の
あなたを白い紙屑にした
日本体操協会はナイクに緊急会見を行い、パリオリンピック女子代表のACE宮田笙子選手(19)が喫煙と飲酒により代表を辞退したことを発表。亡国は少数派の声高々と響き渡るよ無人駅からもう革命しかない ....
光りを失った灰色の瞳たちには
それだからなおさらに美しくみえて
むかしながく住んでいた街みたいに
想い出がゴロゴロと転がってる感じで
僕にはその大きめなガラクタが
手 ....
考えてみてください
他人の詩とか
まず読まない
じゃ、僕の詩も読まれませんねぇ
そうだねぇ
そんなことないよ
僕、他人の詩、読みまくってるよ
目が滑っているが
唯我独尊の宇 ....
この深夜 己、肉の苦を耐えつつ
天空、星々神々の壮麗な居住まい
この地球大地から想い致す意志、
私とは何者か?
その問いへの応え心静か努め待ちながら
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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