自称詩人を見つけたら
自称詩の朗読会でも
やりましょうと声を掛け
部屋に連れ込んで下さい
隙を見て、首もとに
スタンガンを撃ち込んで下さい
気絶したのを確認したら
手首、足首を
用意し ....
光と冷気が青い燃料だった
破れた財布から千円札を出して
印鑑ケースとノートを買う
郵便局には月に一度往く
記憶喪失の犬みたいに
今も雪原から突き出している
枯れ果てた雑草を見ていた
夏の ....
愛する人の子どもを
この手に抱いてみたかった
だからぼくは
家族のCMが嫌い

冷たい水で、一人分の米を研いで
スイッチを入れよう
生きるために
銀色のコンパクトカーの中で
練炭を焚 ....
この雨を白い雪に変えて
包まれていたい
白くて丸くて冷たいけれど
触れると優しい
雪の降る今は幸せ
やがて雪は溶け水になる
雨と同じだね
雨は冷たい痛い色がない
雪は白 ....
この空を飛べたら
おじいちゃんは
悪い奴の餌食にならず
何処か遠い
南の国の海岸で
カモメと一緒に
飛んでいたかも知れないね

おじいちゃん

悪い奴も
マンションの10回のベラ ....
柔らかい銀行の電波を使って
なんとなくツイッター等見てみる
財布はからっぽの札束が入っているので
いつになく気持ちが普通なのです

真夜中の階段の踊り場で
意味の無い形式張らない踊りを
 ....
珈琲は人を眠りに導く
人は冴えた頭脳と安定した精神で
目覚めながら眠るのだ
眠りのような精神の治癒と
眠りのような身体のほぐれと
人は明晰に読書しながら眠る
人は勤勉に労働しながら眠る ....
         なぜだろう 
 臨死はひとけたになったのに
卒寿のおひとりさまにむかって
  遠くから鴉が揶揄している
  近くで番犬が威嚇してくる
   
       そして 反対に ....
Aを殴る。ぼくはいま取調室にいる。洗いざらいにされている。もうクルマのなかにあった一通の手紙を突きつけられている。そとは報道陣でごったがえしている。理由はない。思想もない。真っ白だ。でも近づいてよく見 .... 冬陽の前を
横切る行方
薄茶色の双つの背
海に落ちる水を見つめる


ひとりの葉が水を昇り
やがて季節を時間を昇る
誰もいない広場の
影だけを手に記してゆく

 ....
春を探しに行けと命じて
一羽の文鳥を窓から離した

窓の外で冬は
ただ美しいというだけで凍えていた

季節に巡り会うことに馴れた土地では
ただ美しいというだけで

文鳥は春を見つけた ....
わたしは柿の種を飲む
どうしてかわからない
ロマンスの唄を口ずさみながら
ピーナッツがバターになることを
ひしひしと感じるのだ
身体の内奥からかんじるのだ

理解できないことがあっても
 ....
朝早起きして市場へ行きました
新鮮なお魚が食べたいと思ったので
貯金をくずして行きました

市場には死んだ顔した人でいっぱいでした
みんな死んだ顔で商品を漁っていました
仕入れの人は怒鳴っ ....
  物陰にひそんでいる、一頭の
  動きののろい獣をみつめるみたいに
  流れているのだろうか、ぼくにとって
  あの時間もこの時間もどの時間も?


  不揃いの靴たちの
   ....
たしか八年前には溶かしてたチョコレイトも
甘過ぎるからちょっとね
ね、って言われて
それからやめたんだ手料理は

わたしが溶かすのはインスタントコーヒーと
一人で過ごす部屋のため息
なん ....
老人介護のある瞬間
抱き上げた老人を
ベランダから放り投げる衝動に
かられることがあったとしても
それは誰も責められない
やってはいけないことを
やってしまいたくなるのは
人間性の範疇だ ....
         120216
絵の具を全部混ぜたら
何色になりますかと
先生が尋ねたので
暗い灰色になります
と答える代わりに
空色になりますと
自信たっぷり回答したら
×が付いてき ....
思いがけずの

バレンタインデート

心軽やかに

揺れる髪はフワフワと

まるで踊るように
どんな歌がふさわしい?
草色に濁った水のまどろみ
悲鳴を含んだ鳥のおしゃべり
落ちた花の萎れる音
夜の姫君の言葉

どんな歌がふさわしい?
暗闇に響く鬼の足音
眠り続ける無数の心臓
 ....
週末に作った
不味いカレーを食べる 私
トワイニングの 紅茶を 何杯も飲み
その香りの中で物思いをする
五反田に住んでいた頃からだった
何か作っていた レシピを検索しては
歯医者の検診 ....
知ってるよ
君が笑顔に隠した寂しさを

強く見せたいのは
自分の弱さを知っているからなんだね

そんな君の笑顔は、優しいね
憂鬱の波がやってきた
誰も知らない世界のなかで
ひりひりとした世界のなかで
孤独のなかを歩いていると
憂鬱の波がやってくる
死にたみと世間のひとはいう
世界とはなにか
蒲団を蹴りとばすと ....
房総の終着駅に停車して
ひと息ついてる、ふたつの車両

ひとつは、黄色いからだで希望に満ち
ひとつは、少々古びたからだの味わいで
親子ほど年の離れているようで
肩を並べ、明日をみつめている ....
焙じ茶を飲む、向かいの空席
ふいに 誰か の気配があり…

在りし日の老師は
日々 南無アッバ を唱和した

目には見えない 誰か とは
――もしかしたら、お釈迦様?
――もしかしたら ....
気持ちのいいことぐらいしか
楽しくなれないさみしー夜
二人の誰かを見て楽しむ

なんか なんか
さみしくてしにそーだ
なんか なんか
さみしさに乗っ取られそーだ

誰かがやってき ....
本能寺から来た人がまんじゅうを食べている
わたしはお茶を出そうか迷っている
なぜといってあの本能寺から来たのだから
些細なことが失礼にあたるかもしれなくて
しかしお茶くらいは出そうかと
腰を ....
トイレで赤い卵を流したあと冷蔵庫から野菜ジュースを取り出そうとして
玉子を床に二つ落として割れてしまった。かろうじて玉子の形をとどめた
まま中身は放り出されなかったので、フライパンで割れた玉子を溶 ....
雪だるまだった水を飲む 顔以外はシンデレラに似ている 殿方に
見られると
赤くなる

じっと見られると
赤くなる

じっと見られると
じっとりと
濡れてくる

それは
OKの印

裸電球
眩しくて

若かったあの頃
何 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
自称詩人を落とす花形新次016/2/17 19:51
前触れただのみきや15*16/2/17 19:37
プリオーガナイザー塚本一期4*16/2/17 19:20
違うけど同じリィ1*16/2/17 18:48
おじいちゃんに羽根があったら花形新次2*16/2/17 18:01
適宜温暖注意報発令中坂之上放肆1*16/2/17 16:21
珈琲葉leaf116/2/17 14:58
色鉛筆 四信天翁316/2/17 14:52
誰か理由を。吉岡ペペロ416/2/17 13:33
透華計木立 悟216/2/17 10:51
センテンス/スプリングrabbit...316/2/17 2:43
柿の種を飲むfujisa...416/2/17 2:03
にこやか市場wakaba316/2/17 0:01
さよならなんて云えないよ草野春心3*16/2/16 21:28
きみを溶かしたら、たぶん空色になると思う。/即興ゴルコンダ( ...こうだたけみ6*16/2/16 20:55
老人は飛ばない花形新次016/2/16 20:55
きみを溶かしたら、たぶん空色になると思う。あおば14*16/2/16 20:53
バレンタイン薫子016/2/16 16:06
夜の歌春日線香116/2/16 12:40
週末に番田 216/2/16 9:57
やわらかな笑顔幸絵116/2/16 8:57
憂鬱の波fujisa...116/2/16 1:16
夢の汽笛   服部 剛316/2/15 23:59
老師の祈り   216/2/15 23:56
オナニーは最後に竜門勇気216/2/15 23:14
本能寺春日線香116/2/15 22:52
黒い手袋為平 澪1116/2/15 21:53
雪だるまだった水を飲む北大路京介216/2/15 20:38
顔以外はシンデレラに似ている116/2/15 20:37
陰部あかい「殿方と私」花形新次016/2/15 19:48

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