かなしみが河いっぱいにあふれて
よろこびも一緒にいる
まるで流し絵のように一緒にゆるやかに
色をなしてゆくもう痛みもない河畔に
ちょっと嘘つきでよゆうのない自分が居て
漢字変換ではも ....
コンビニエンスストアーは小遣いがあるときはぼくらのポケットだが
だいすきなしょーもないもの以外はたいがいなんでも売ってるみたいだ
いつも仕事に出かける時は装備の点検をして
会社でも点呼をうけ ....
僕たちは食べないと生きていけないから
何か食べないと生きていけないから
農薬の入ったキャベツや
防腐剤たっぷりのおにぎりなんかを
たくさん食べる
昨日久しぶりに
たまごかけご飯を食べた
....
卒業式の日に
飼っていたホオジロにリボンをつけて
冷たい空に放してやった
冬の鳥だから
冬の山へ帰してやったよ
せんせいの声も
ピアニカのドミソも
みんな憶えていたいけど
ばいばい
....
日当たりの悪いベランダで
洗濯物が乾いていく
気まぐれで買った麦チョコが
戸棚の奥で湿気っていく
あんなに好きだと思っていたのに
あんまり顔も思い出せない
あんなに好きだと思ってい ....
予約時間に早すぎて
十数年ぶりに弘南堂書店へ往く
見慣れたブックオフとは違う
天井近くまで積まれた学術的古書に
おまえの目は泳いでいる
楽しい散策 わたしには
安い棚から掘り出した一冊は
....
「髪切ったの!?」「超似合う~!」とか
教室の後ろで女子達が騒いでた
振り向いて言われてる君を見た時に僕の恋が始まった
それに、憧れた。
それは、ぶかっこうに汚れていた。
軽蔑にあたいすると思った。
それは、罪だと思った。
でも、僕はそれを愛した。けど、ろくなことなんかない。
でも。今も愛してる。
それ ....
詩の投稿サイトで
どの詩が一番イイねを
獲得するかを対象に
賭博行為を行っていた
自称詩人、キンタマ王子清介(36)が
賭博法違反の容疑で
栃木県警に逮捕された
取り調べに際し
キンタ ....
木枯らしが過ぎ去った朝
世界は光の果てから溢れ出し
零れ落ちた目醒めの鼓動が
堅く凍てついた希望の律動が
キリキリと
キリキリと
空一杯に翼を広げる
僕は大空に
澄み切った銀の瞳を ....
どうかぼくを見守ってあげてください
これはぼくの哀歌です
ダイアモンドの輝きを放つ哀歌です
安っぽいひやりとした言葉ですが
導いてください
ぼくはすべての罪を懺悔します
どうかみなさん ....
急いで!
学校に遅刻しちゃうよ
今日はどうしたんだろう
自転車がパンクしたのかな
息を切らし
落ち葉をけって走る君
でもスカートが飛び跳ねて
僕は真っ赤になっちゃうよ
....
夏の終わりは 寂しさ置き去り
悪戯に荒ぶる 風は憂いの香り
揺れて乱れる 君の前髪
歩道のFlower 相変わらずの素振り
次第に萎むも 明日の光を信じ
フェンス背にして 視線飛ばしてる ....
書かねばならない事
を 探して
言葉の海を泳いでいました
今の私に書ける事
を 尋ねて
言葉の風に吹かれていました
波はさざめいて
私を弄び
風は追いつけない速さで
私を通過し ....
小諸にだって
劇団のひとつやふたつあるよ!
という批判があったとしても
どうせ小諸市内のバカそうなガキ相手に
着ぐるみで
小諸ドラゴンショーをやるぐらいでしょうから
この際無視することにし ....
雨の中
透明な傘をさした人が
聖書を持って列をつくっている
黒い群れの中で
三方金の本は光っている
みんな口を閉じている
道路をはさんだ向こうのバス停で
青年が一人、列が動くのを見て ....
殺人事件って
どうしても
呼び方決めなきゃならんのか?
劇団員って
職業でも何でもないだろうよ
あれか、殺されたのが自称詩人だったら
中野自称詩人殺害事件とかになんのか?
チョー恥ずかし ....
わたくしは 帰路に立つ
その前に あるのが
記録できる 紙切れのような
薄っぺらい ものなのか
噛み切れぬ スルメみたいに
味わえる ものになるのか
全ては わたくし次第で ....
爛れ過ぎた夕陽が
一軒の二階の窓を
ギラリと択び
怯えた鴉が見上げた先に
規則的に並ぶ建築の
一面だけを
薄明るい色に染め
足元のザラメにも
一粒ずつ微かではあるが
予兆のように
....
呼んでくれる
笑ってくれる
怒ってくれる
泣いてくれる
感じてくれる
考えてくれる
駆けてくれる
賭けてくれる
同じくらい
できているかな
返せているかな 僕は
....
知らない街の中の
知らない道を走る
わたしは車で
おどおどしながら走る
知らない街の
知らないショッピングセンターで
買い物をする
産地も知らない野菜を買う
いつまでたって ....
空から
剥がれた薄皮が
ふうわり落ちてきて
森と街と人の
あらゆる隙間を
滲ませる
君から
届いたLINEが
妙に素っ気ないのが
どうでもよくなるくらい
僕の指と吐息は
....
昨日と変わらない庭の枯れ枝。
昨日とは違う枯れ枝のような手足。
「親は子供よりも先に死ぬ。」と理解をしたら
看取るのは最大の親孝行だと言い聞かす。
昨日と同じ朝の訪れ
いつま ....
すべてをぶち壊したい
この世のあらゆるすべてを
聖書にもとづいて
ぼくの破壊の衝動は
抑えきることができない
困ったものだ
ひとにとめられても
怖しつづけるだろう
バイオレンスなき ....
1947年・父明彦は生まれた。
人々の目を助け・生活を支え
身体を/生命を守る眼鏡とコンタクトレンズを作る為に。
確かに最後を看取り/遺体を送り出しても
すぐ横に・目の前に
ずっと居 ....
(冷たい・硬い・重たい・臭い)
別れを告げた父の姿だ。
私は離れたくは無かったのだが
参列者の手前
抵抗するわけにも行かず
黙って棺のあとを追う。
山のへりに並ぶ猿たちの群れ
ま ....
天気もいいし
今日はゴジラ記念日
自転車に乗ったゴジラに
史上初めてなってやる
だけど舞台がいけない
さびれた下町
ギャラリーが侘びしい
バカをバカだと観る目が足りない
あー日 ....
いつも何気なく
存在していた空が
今日はやけに
明るく感じる
そうか
もう春も
間近なんだな
暖かくなったら
どこへ出かけて
何をしようか
今までじっとしていた分だけ
....
懐かしいトムとジェリーを観ながら
人生スラップスティック論入りの缶チューハイで
ほろ酔いの仕事明けの朝
様々な宗教の勧誘やってくる
団地の一階だからな
ハッブル宇宙望遠鏡が25周年を ....
※
その痕のことは、
何も知らない
水たまりを、
陽気なアメンボが通りすぎたあとのことは、何も……
みずうみに、
きみが爪先でたてた水の音も、
寝転んで何かを囓ったり、口のかなで ....
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