雑草の陰から誰かが覗いていた

見つめていた

真昼の情事を繰り返すふたり

野良猫が横切り

伸びをする

汗ばむ肉体

ねじれる肉欲

雑草の陰から誰かが覗いていた
 ....
青い空に風が通る
白いワイシャツに血が飛ぶ
右手には包丁
目の前に倒れる男の腹に
何度も叩きつける
きっと僕は叫んでる

そいつは妹を犯したんだ
妹はまだ15歳だったんだ

でも、 ....
今頭から離れなくなっているのは雲の巡りの歌。岩だらけの高山の頂を擦過して暗い鉱物に脈動を贈られ、波の荒い大海の巨大な表情でひずんだ音響により膨張し、ありふれた市街地の上空を闊歩して人々それぞれの生 .... 地上に張り巡らされている
電線は電気蜘蛛の糸で
地球はからめ取られている

電気蜘蛛に支配されているのに
人は電気を支配していると思っている

誰も発電所にいる蜘蛛を
退治できないのに
ちっちゃなちっちゃな苛立ちが
筍みたいに
地表に
尖った芽を出したかと思うと
みるみる
大きく育ちはじめて
考えないようにしようと思っても
忘れようとしてもてがつけられない勢いで
肥大 ....
「ばぁばはけっこんしたの?」
「したよじぃじと」

「じぃじのことすきになったの?」
「好きでも嫌いでもなかったのよ」

「どうしてけっこんしたの?」
「皆が決めたの
そういう時代だっ ....
愛が 欲しいよ

僕のこと 見つめて 笑ってよ

恋では ないけれど

好きでは ないけれど

あなたと 言葉 交わすと

微かな 幸せと 勇気

与えてくれたよ

少しだ ....
あの日

薄っぺらい
漂白したような
真っ白な朝が来て

君は18才だった


世界は分かり易く
悪者と
馬鹿な大人に
区分され ....
 内なる魂に呼応する音楽はどこへ行った。
 夜の帳のその奥に私は何を見た。
 全ては私の表面をなぞってゆくのみ。
 情熱の欠乏に微々たる感性が泣いている。

 瞳は轟炎の中の親子をただ見 ....
線香花火の火花を
ぼんやりと見ていたら
心のなかに響く声
遠い夏へ誘う

眩しい陽射し 虫取り網
三つ編みの君の
麦わら帽子 飛んでゆくよ
そっと風に乗って

何処までも
二人で ....
くだらない演奏会や      お粗末なCDを買うくらいなら
パブリックドメインで     無料で聞ける
世紀の名演奏を聞くべきだ   

かくいう私も最近知ったのだが シュナーベルの演奏が素晴 ....
あなたのことが好き
私がまだ知らないこと
謎めいた部分が光っている

寄り添い歩けば
街は二人だけのもの

お互いの好きな気持ち
全身で知っている
だから不安などない

アイラブ ....
キンタマ王子が
獣姦文春に
不倫をスクープされた

相手は吉田羊子さんという
牝の羊で
付き合い始めて
三年になるらしい

出会いは
牧場での焼肉パーティで
そのとき羊子さんは
 ....
何があっても きっと いや たぶん

大丈夫だと思えれば

つらくない


もしかしたら 終わってしまうかもしれないと思うと

眠れないほどかなしい



信じているのは
 ....
大切な人を

大切にしたいとおもう

そんなとき 近づきすぎて

お互いが傷ついてしまう


大切な人が

大切にしてくれているとおもう

そんなとき はからずも

涙が ....
なにも期待しない
絶望も希望も過ぎてしまった

只、人々を この界を愛している
お前に向かって野球ボールを投げたら
知らない人の家の窓を割ってしまったことがあったな
俺たちが小学校低学年の頃だったね
俺たちはやばいと思って思いっ切り走って逃げた
窓を割ったことがばれるのが ....
夏空に真っ赤な花弁が広がり
老いぼれの私を覆ってゆく
忘れかけた情熱が蘇る
ヘリコプターが燃え堕ち
子犬が吠える

勘弁してくれ!

真っ赤な 真っ赤な花が咲き誇り
情熱の世界がメ ....
地上すべてのウィンドウひかるマンションや画面いっぱいにくだけちってゆくリリックのシルエットマジ超うらやましいしほんとどーでもいいね

それぞれの少年ジャンプの中身がいっしょだから流動的少女文庫本の ....
化石の森の時計塔
ぼくはここまで来てしまったんだ
青白い大きな蛾がクヌギの蜜を舐めている
静かな夜の帳がこの胸に食い込んで
少年期の動悸を想い出させる
その頃は
当たり前だったおでんの屋台 ....
高層ビルの灯りを見つめて 黒いドレスに着がえる
サファイヤの瞳をガードして ソファーに独り寝そべる

孤独を鏡に映して 黒い口紅を舐める そして闇に消えてゆく

セクシーに足覗かせ 白い肌を ....
使われなくなった井戸の底が
モノクロームの記憶を映していた

使われなくなった
フィルムカメラを取り出して
明日は何処に行こうか

錆びれた醤油と漁港のある街へ
釣竿を持って行くのも悪 ....
君が好きだった      ワルトシュタイン・ソナタ
もちろんシュナーベルの  ふるいSPレコード

もうだいぶ昔になるが   君の家の前をとうるのが
いつも楽しみだった    ショパンやモーツ ....
ひどく疲れた

何も考えずとも、理解できるような
楽しいニュースはないものか
そう考えては携帯の画面をみつめる

現代詩に癒しを求めては
お門違いと知る
癒しなどくれないし、妙に遠まわ ....
このモヤッとした気持ちは
涼しすぎるくらいの喫茶店に
入り浸っても晴れることはなく
湿気で充満した屋外で
無理に散歩を続けたからと言って
発散されることもなく
時間が過ぎれば自然と消失され ....
君のそろえた手のひらのくぼみに湖が
あるなら
ちょうど夜が明けて霧も晴れてきて
青い山々がすっかり見えるだろう

僕は湖畔に寝そべって
君に捧げる歌を作る
君がふっと息を吹きかけるだけで ....
      丘ひだの わがやに
      もう雀のさえずりが
    まったくきけなくなって
       しののめの窓辺に
      明るみがさしたとき
    指先で目やにをぬぐって ....
肉を商(あきな)って居た
チーフと言う剥き出しの足
貰い忘れの給料をとりに行き
なぜ剥き出しの足が
晩秋の夕暮れに
トイレにまで
社会保険労務士の試験の後までも
追いかけられるのか
不 ....
夜中になって冷蔵庫を漁りだすわたしの
浮腫んだ足の指と
古生代石炭紀からきたゴキブリが
であいがしらにごっつんした

このままひとおもいに踏み潰してやろうか
それともわたしの身体を ....
踵をちょっと上げてみる
アキレス腱は切れないよねって
ちょっとだけ気にしながら
背伸びしてみたいんだけど
無理する気はないから
その気を味わうために
ちょっとだけ踵を上げてみてる
それだ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
情事星丘涙0*16/7/2 15:43
grotesqueopus016/7/2 15:13
葉leaf116/7/2 15:00
電気蜘蛛イオン1*16/7/2 12:32
Lucy5*16/7/2 12:12
祖母の結婚しょだまさし516/7/2 10:10
朝とあなたCoCoa016/7/2 9:36
名前を入力して下さいTAT116/7/2 6:50
情熱ヒヤシンス2*16/7/2 5:28
線香花火颯太@2*16/7/2 5:26
アパショナータ・ソナタst016/7/2 5:17
アイラブユー夏川ゆう116/7/2 5:16
キンタマ王子、不倫花形新次016/7/2 2:24
恋よりも愛よりも短角牛116/7/2 0:17
大切な人を016/7/2 0:10
無題ひだかたけし216/7/1 23:06
あの日xx陽向216/7/1 22:38
最期の誘惑星丘涙1*16/7/1 22:32
今年らしさゆるかわキャッチーなリアルモリマサ公116/7/1 22:28
世情レタス316/7/1 21:54
黒豹星丘涙0*16/7/1 21:05
休日前レタス116/7/1 19:28
ワルトシュタイン・ソナタst0*16/7/1 18:03
ひどく池田2*16/7/1 16:43
前へ進め坂本瞳子016/7/1 15:19
くぼみふるる18*16/7/1 15:15
蘭月信天翁316/7/1 14:19
間村長116/7/1 3:10
キャタライザーDFW 2*16/7/1 1:51
踵を上げて坂本瞳子1*16/7/1 1:13

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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