死は全てを呑み込んでいく、
奈落の底の虚無だ
魂は耐えなければならない
その恐怖を 独り乗り越え

名という名を剥奪された物質という物質が
肉という肉が己の魂を埋め尽くすだろう
正真正銘 ....
{引用=ゆれる、ゆれ、たちあがる、あわい、影に、
くるまれた、ままの、「わたし」の、身体は
ゆびさき、から受粉して 髪は緑にながれる

血が赤いという現実を、見捨てて、
血が赤かった ....
(星が過多に絡まる布を
ずっ、と引き摺って歩く)

祭りに群がる
こどもらの声

茹だり茹だる旋律の
真中で がぼがぼ溺れている

(乳の道をたどり
誰かが母に辿り着く)

私 ....
キツネはだぁれ
誰でしょね
ずんずん太い杉の下

真っ赤な鳥居をくぐっては
泣きべそ坊主の手のひらに
大きなドングリにぎりしめ

秘密の穴に隠しては
怖い妖怪きえてゆく

母さん ....
神は人の上に人を作らず
金は人の上に人を作らす

人は神に賽銭をあげて
金で買えない願いを求める
神を信じるために
金を信じてしまうなんて
その真紅は
鋭い棘で傷つき合った証し
我らは血にまみれていた

遠い
遠い昔から

我が家に踏み込んだ警官たちは
数多の太刀に息を飲み
驚嘆する


本能が叫ぶ


ブレ ....
何かあったら
真っ先にお世話にならなきゃならない奴が
偉そうに批判がましいことをぬかすのが
我慢ならない
今、このときも
援助なくしては
生きていけないくせしやがって
おまえだよ、おまえ ....
月を観なくなってどれくらいになるだろう

その光に照らされた満開の桜
あれからとうに十年は過ぎた

慈愛と悲哀を噛みしめて
水面を昇華させた日々

もうあの日は還らない

永遠の絆 ....
お前は就職どうするの?
お前こそ就職どうするの?
俺はバイトで計画しながら生活するよ
そんな言葉が飛び交う教室、
就職について先生たち、偉そうに饒舌
考えが甘いとばかり言われる
脅されパソ ....
魔法なんて信じてなかったのに

苦しくてお呪いに頼ってしまった

始めはルーティンの様なものだったが

でもいつしかそれに依存するようになり 

呪文が身についてしまった

その魔 ....
はっきり言うと
働いて稼いでいない奴には
表現の自由もないと言うのが
正しい社会だと思う
脛かじって生きているのに
人並みに権利があると思ったら
大きな間違いだ
大人しくしてりゃ
目を ....
石ころが、道の真ん中に落ちている。
いや、石ころは道の真ん中に立っているのだ。
彼には目も耳もなかった。
ただ、感覚だけが、
虫の触角のように鋭かった。
彼は大地の熱と風の愛撫を糧に生きてい ....
容疑者はひとり
何人か殺して捕まった
殺してくれと叫んで
それっきり続報はない

自分を責めることが
手首に残ってる
安心のかたちは
ひとにはわかんねーよな

苦し紛れに放った ....
互いにハシゴをはずしあった

ぼくらはあまりにキズつきすぎた

想像してあげることが愛ならば

愛はもうぼくらのからだにはキツすぎた


アスファルトを低く花びらが渡っていく

 ....
王様は旅の途中だったようです

お付きの者たちはみな逃げてしまったのだそうです

王様のいびきがものすごいので
ただ歩くだけの旅がつまらないので
王様一人でも大丈夫そうなので
実際悪人に ....
もみの木のてっぺんで何してやがる
季節外れの煤けたお星様って訳じゃあるまいし
カラスのくせに風見の真似か なに
風は見るものじゃない 乗るものだって?
違いない 世のなか乗ったもん勝ちよ
だ ....
あの日、僕は立ち尽くしていた。
天使について綴った原稿を
夢の鞄に入れたまま
古びた出版社の、門前で。

地下鉄の切符売り場で
曇り空の東京の地面の下
蜘蛛の巣状に張り巡らされた、路線図 ....
トマト
セロリ
タマネギ
ニンジン
ジャガイモ
インゲン豆
マッシュルーム
鶏モモ肉
ベーコン
ニンニク
ショウガ
パセリ
ローズマリー
タイム

大地の恵みをシチュウ鍋 ....
特別って何だろうね
一度、聞いておけばよかった


そしたら
理詰めには
到底思いつけもしないものを
こぼしてくれただろうね  きっと


時々
今でも
浮かべては問いかけ ....
  朝の肌にはずむ、
  夕暮のような愛 水いろにゆがんだ
  その痕 わたしたちの歌は 数えきれない
  むなしい花びらで埋れた これ以上、
  あなたにはなにも云わない
夕暮れの帰り道で
ジャージ姿の青年達が
手にしたスマートフォンと
睨めっこしながら下校している。

少々早足で追い越す、僕は
声無き声で呟いた。
――染色体の一本多い、周は
  彼等と ....
夜、おしっこに起きたときの
ベランダの外に広がるたぷたぷと波打つ闇や
満員電車でとなりあう
湿った背広のすえた臭いなど

そういうものを
とん、とん、とん、と踏んで

住宅街を俯瞰し
 ....
               

玄関へのアプローチはバリアフリー
歳経ればひび割れるコンクリートより
割れ目を隠すタイルが良いと  
ベージュとエンジの市松模様
両 ....
視覚を失った思考、
わたしのなかで解放される
盲目となったわたしに、
新たな光景、生き生きと立ち上がり

凍結した大雪原
輝く満天の星達の
巨大な光の眼また眼が
明滅し爆発し流れ渦巻き ....
見上げて月のない星に生まれる 沈んでしまうのが怖くて怖くて

呼吸にフィルターかかってる

溺れてしまうのを恐れてる


君は死んだ魚みたいな目をしているね


奇跡に縋らないと浮きあがれない

 ....
彼らの声を聞いていた
夢みたいだ
夢だった

僕の顔には唾が引っ掛けられて
薄ら笑いだけしか持ち物がなかった
うまくやったつもりで
声は遠ざかる

誰かが今死んだね
ささやき合 ....
その都市は極めて奇妙な特徴を持っている
すべての建築物は窓を持たず、扉すらない
従ってその都市を俯瞰すると
一見広大な墓地を見るようである

しかしどの建築物も天を衝く高層ビルだから
道路 ....
 淡い太陽とそよ風が流れる五月。
 森を抜けた小高い丘から見渡せる大海原。
 キラキラ光る波間に浮かぶカモメ達。
 沖合には大きな帆船が漂う。

 新しい季節の到来に胸が高鳴る。
 自 ....
幸せが広がるばかりで
止まらない流れに乗っている

自由は止まらない
悪い流れはすぐ止まる
自分が創り出す流れ

何処までも終わりが見えない

ポジティブに考える
いつも笑顔で過ご ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
魂の強度ひだかたけし6*16/4/24 20:38
五月病為平 澪516/4/24 20:23
カンパネルラ。印あかり4*16/4/24 19:20
記憶の底レタス316/4/24 18:56
金運末吉イオン1*16/4/24 18:28
薔薇の契りレタス116/4/24 18:26
我慢ならない花形新次1+*16/4/24 18:05
月の都レタス316/4/24 17:34
22歳のリアル独奏316/4/24 16:53
福音星丘涙4*16/4/24 16:18
おまえには何の権利もない花形新次016/4/24 16:17
心のかたちあおい満月216/4/24 15:35
サード・パーソン竜門勇気016/4/24 12:33
ぼくらのからだ吉岡ペペロ616/4/24 9:32
王様[group]ふるる5*16/4/24 0:06
風談義ただのみきや12*16/4/23 21:28
路線図服部 剛216/4/23 18:07
晩祷レタス6+16/4/23 17:35
未だ不思議 未だ存在感komase...1*16/4/23 17:30
恋のかなしみ[group]草野春心316/4/23 17:28
たまねぎ   服部 剛416/4/23 17:25
もう怖くなくなった平井容子816/4/23 15:39
タイルに段差があるなんて 歳と取るとはこういうことか⒗イナエ5*16/4/23 13:48
思考の眼ひだかたけし7*16/4/23 13:34
見上げて月のない星に生まれる北大路京介516/4/23 12:56
普通アレだよアレ4*16/4/23 12:47
ポケットにあるのはポケット以外の全部竜門勇気116/4/23 12:15
その都市 1非在の虹116/4/23 7:05
五月~憧れヒヤシンス3*16/4/23 6:20
止まらない夏川ゆう016/4/23 5:24

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