夜明けの港でラプラスを待った

単なるゲームだ
俺たちはアホだ

だけどここ何年かの間に
こんなに純粋な気持ちでアホになったことあったろうか

潮の匂いのする風に向かって
俺たちはま ....
考え事に埋め尽くされて
頭が体を超えて行くとき

私はスニーカーを履いて
ドアから飛び出す

目的地なんて関係ない
ただ走る為だ

町を抜けて
川沿いを疾走し
理由も無く走り続け ....
水と油が
分離するように

時折
私はゆらゆらと分裂する

それは
焦点がずれた映像のように
バスの窓から景色を見ている

光の帯が
賑やかな街に伸びて
ひとりの私を過去にして ....
ひび割れていく曇り空から
星の瞬きが姿を現す
雲は星の代わりに
夜空の川となり流れた

夜風に吹かれる度
川は進み
星が輝きながら返事をする
 

外では鈴虫が鳴いている
彼等の ....
星も見えない
月も無い
私を照らすのは
切れかかった街灯だけ

目を細めながら
ぼやけた夜を焼き付ける

何も無い訳じゃない
手の平の中に
あの日の言葉と
光が残っている

 ....
若輩者は
ふわふわしたことは言わずに
先人の声に耳を傾け
文句を言わず
5年頑張りなさい
そうすれば
何であろうと
形が出来てくるもんだ

自己流で
楽なこと、楽なことと
チョロ ....
決まった額面の配分に狼狽えて
冷や汗が出て来た から
雑貨のコーナーを見て頭を冷やそうと
綺麗な舶来のポストカード とか
大好きな粉引の器とか
アンティークのあるいはヴィンテージの
あるい ....
沈黙の言葉が語りかける
 響き ヒビキ 響き
歩道に落ちた蝉の死骸が語りかける
 
[生きワタシの命はバトンされタ]

叫びもなく怒りもなく耽溺もなく
 只愉しみ求め交わり苦しみ
生き ....
純粋にコマーシャルの陽気な音楽に踊らされたという理由で
白老の海が消波ブロックに砕けている傍を車で
クーラーに何かを充填しなければならなくて
充填しなければ冷房が効かない夏の日
波の音と
風 ....
日曜日はシネマ・クラブの日

イタリアやフランスの白黒映画を観る

つくづくイタリア語やフランス語ができたい

母はあまり関心がないようだ

昔の白黒映画は奥が深い

いつかイタリ ....
せみの声と鈴虫みたいな音がそろそろ合唱になる夕方

せみの死骸は
なんであんなに重量がないんだろう

木にしがみつくあの力を
重さと勘違いしているだけなのかなと
思ったことがある 遠い昔 ....
父が笑う。父が笑う。

もぎたてのきゅうりをかじり、今年の出来は上等だ。と呟いて。

父が笑う。父が笑う。

駆けよった娘達を抱き締めて
大きな手で頭を撫でながら。

父が笑う。父が ....
そりゃあかんが
山積みされた自治会
そりゃあかんの解決方法が
そりゃあかんなのだ

そりゃあかんから
自治会を辞めるぞと抗議すると
そりゃあかんと
役員側が辞める人を抗議する

市 ....
泣き腫らした女の顔は
紅潮していた
ホテルの窓の外に見える
海岸が騒々しくなってきた気がする
月はぼくらの妄想のように
闇夜に浮かぶ
血が騒ぐというのは本当だ

女 ....
街はガラスに囲まれている
反射する さまざまな夢は
灰色に熱くなったアスファルトに
焦がされて 揮発する

空調の快適な 何もない部屋で
ただ死ぬのを待っている 暇つぶし
ガラスの表 ....
山のむこうゆっくりと橙は灰
日暮れて暗く やさぐれて
苦楽の果てに捨てられた
途方に暮れてホウホウ鳴いて
ケルトの老婆アイヌの老婆
とろとろ炙る枯れた掌に
あまいこどものあたまのいたみ
 ....
格言をひとつ
「殺すも殺されるも無職少年」

強い台風とか
非常に強い台風とか言ってるけどよ
よく考えたら
強くない台風って
台風じゃねえだろ!

そんなことを
言いながらも
今 ....
一枚の紙に、今から100年分のカレンダーが載っている。

想像できるだろう。

このカレンダーのとある日に、きみは死ぬ。

想像できるだろう。

なにもしなくてもきみは死ぬ。

想 ....
詩は創作じゃないよと路傍の花がかなしげに言った おはよう世界
おはよう世界
ってもう歌わない去年の一年草たち
いまはどこに
わたしはそのどこかに行きたい
今日がどんなに暗く冷たい日でも
明日になれば空は晴れる
君はこの暖かく眩しい青空を見たかい?
台風予報、新しい一軒家、映画の予告、鉄柱、傾いたデザイン。
ビニール袋のがさがさなる音、泣きやむ18年前、立ったままするセックス
男女が対になって鏡をのぞいている、ベビーカーにつけられた玩具、 ....
生きていることをふざけたくはない
君は骨になった
わたしの父さんとおんなじの白い
割れ物の壺に閉じ込められて
息もできない骨骨骨
木の箱のなか
もしか布で包まれて
もしか素のままばら撒か ....
夕暮れとも夜明け前ともつかない薄暗さのなか
元実家近くの空き地の脇を通り過ぎようとした時
焦げ茶色の雲が空き地のすぐ上に浮かび揺れていた

静まり返った薄暗闇に浮かぶその雲は
眼を凝らしてよ ....
星座は☆の数ほどあるけど人は愛の数だけいるのかな?
この音楽は一つだけだと思いたかった一瞬
窓越しに見える空が青くなったり黒くなったりする輝き
るりいろのうみは、そのたいをふるわ
せこもりうたをうたう。
わになってあさとよるがつなが
るとき、
くおんがてすがた
をあけらわす。
しすなやかにのいずがふぇーどする。
たそがれがそらを ....
呼応する
今朝見たシリアルのコンテイナーよりも
深く
囚われた私は
招かれるままに身を委ねる

がらすは
硝子のようなそれは
きらめいて、時に泳ぐもの達を展示する
ああ わたしも一層 ....
五月の終わり
夏と同じ気温になる

台風が来たり
梅雨入りが遅れたり
いつも通りではない

控え目な夏模様
まだ早いことをわかっていて
落ち着かず辺りを彷徨う

夏の手前に梅雨が ....
溶解する脳内の炉のなかで、失われてはならないものがあった、それは長く俺の中にとどまり続けたものだったが、思い出すことさえ出来なかった、脳下垂体の下部に据え付けられたそれは、終始俺の思考にき .... 明日、その日は来るのだろう
運命と呼べる瞬間が訪れるのであろう
運命は何時だって気紛れだった
何故なら、何故、私がここに居る
何故なら、何故、私はここで泣く
何故なら、何故、私はここで復活す ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ラプラスガト5*16/8/29 2:01
脱走4*16/8/29 1:59
ターミナル4*16/8/29 1:57
明日へとつぶやく夜のうた(一日の終わりに)葉月 祐2*16/8/29 1:06
裸眼散歩3*16/8/28 22:55
ブルーベリィソース花形新次316/8/28 21:40
月末もっぷ2*16/8/28 20:47
生きる〇死ぬひだかたけし316/8/28 20:44
雨やみ上がり虹のハシまでいと電話するすると吐く恋人のサギ(ゴ ...高橋良幸1*16/8/28 19:21
シネマ・クラブfujisa...016/8/28 18:53
ソノヒグラシRabbie...4*16/8/28 17:32
ほほえみ。梓ゆい016/8/28 16:16
あかん地区自治会イオン1*16/8/28 10:14
婚姻オダカズヒコ3*16/8/28 0:28
夏の断章藤原絵理子216/8/27 21:23
夜火ただのみきや7*16/8/27 20:13
台風が去った後に残されたもの花形新次016/8/27 19:09
100年カレンダー吉岡ペペロ516/8/27 18:16
すみれもっぷ1*16/8/27 17:08
おはよう世界2*16/8/27 16:38
はれリィ1*16/8/27 15:12
稀に見る月曜日はるな216/8/27 14:03
えすえいちあいてぃー!もっぷ2*16/8/27 12:18
vision.10ひだかたけし216/8/27 11:55
オルゴールは星座のような輝き水宮うみ016/8/27 11:55
無題水星まいあ1*16/8/27 11:16
Sea (断片)2*16/8/27 10:44
夏模様夏川ゆう016/8/27 5:23
爆ぜているものは無数にあり、そのなにひとつとして伝言を残し ...ホロウ・シカ...2*16/8/27 0:44
夏のある日鷲田216/8/26 23:03

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