言いたいことはいっぱいある
本当にいっぱいある
だけどなんでだろうね
言おうとすると言葉が口からでる瞬間
音を失くすの
色が褪せるの
無色透明どころか
何の匂いもせず
どんな感触かも
....
最近暑さが増してきて
日差しに負けそうになる日もあるけれど
大きな壁にぶつかって
めげそうになる日もあるけれど
夏が近づいて夏バテになりかけて
食べることが十分にできない日もある ....
ああ窓の外、ちょっと下のアスファルトの上
何時かの死体が落ちている
相互的なの止めようか
それじゃ結局救われない
差し出す手に価値が無いから
っぽ
の鏡像が喚いてる
....
コゲラは一番小さい啄木鳥(キツツキ) 鳴き声はギーギーで
とても聞けたものではありません でも木をつつく音はかわいくて
アカゲラやアオゲラのカンカンとは 少し違います
詩人の啄木が その音 ....
国分寺の一角に
蛍が見れるかもしれない小川があるらしいのです
都会の片田舎にそんな場所があるのです
蛍にとっては幸せでしょうか
梅雨が訪れようとして
静かな祭り囃子が聞こえてきます
消 ....
自分の責任なのは明白
ボタンの掛け違いを指摘されると
恥ずかしさで 顔に赤みがさす
赤みの数だけ 恥を捨てた
たくさんのボタンが指定席を
間違えている 間違い それは
全て含めての事 ....
短絡的な星空の下の
迷走的な時系列
ひとり 呑むのは にがい過去
モスグリーンな香りがする明日がカバンから漂う
縮小するマイ ストマック
ガラの ....
ふんわりした気持ちは
空を流れてゆく
自分を見失わないように
心が飛んで行ってしまわないように
気を強くしたくても
空を翔けて行たくて
雷に撃たれることを
夢見る一七歳の朝
旅立つこと ....
透きとおった女に
殴られた男の傷から
ながれる血は透明でなかった
くろい鍋がはっきりと置かれた
江東区亀戸二丁目のキッチン
言葉のかわりだという ....
子どもの頃、歳を取れば大人になれるのだと思っていた。
20歳を超えた瞬間に、レベルが上がるかのように違う自分になれるのだと思っていた。
経験を積み重ねることで、成長できると思っていた。
....
無になりたい
普通になりたい
死にたい
よかったら君も一緒にどう?
天国は気持ちがいいもんな〜
手を繋いで命を血に変えよう
普通の人になりたいんだ
僕 ....
題名を見ただけで
読む気が失せる
いや、作者の名前を
見ただけでとばす
何故なら
題名や名前に
センスの欠片も感じられないのに
中身が面白い訳ないからだ
せめて名前に
ケンブ ....
蒼い魚が泳いでいたオリオンの川
三つの願いはシリウスへと
今夜も回っています
思い出のメリーゴーランド
どうした兄貴
やけにセンチなフレーズをと茶化してもよいものか
文芸部 ....
茜の斜光の残像が
余韻響かせ揺れ動く
生きた理念に魂充たされ
この界に現象する未知輝く
眩暈し覚えず跪き
褪せて青澄む天仰ぐ
善いですね、花は
いつみても善いですね
たぶん神さまです
たぶんなんでもゆるします
きょうは特に会いたかったです
路傍の石っころは
決して言葉を使いません
でも 言葉を持っています
....
次第に近く聞こえてくる潮音が
夏の間近にやって来た
汗ばむうなじをフェイスタオルで拭きながら
海沿いの路をトボトボ歩いて
バス停近くの
紅い暖簾の中華そば屋にたどり着いた
一息吐いて
....
愚かな人間 ゴミに埋もれる 食欲の果てに 病に倒れる
俺達は生ゴミがあるだけで パラダイス・フューチャー
電線のカラスが醒めた目をして笑ってる
バカー カァー カァー カァー ....
葉脈の一筋一筋
陽光の留まり点灯し
くっきり浮き出す緑に
生動スル命の循環は止まず
改めて懐かしく
見慣れた細部に
生きる力を貰う
傷みを耐え凝視集中
彷徨う森の静謐な午後
....
アヤメが咲いて 瓢湖の祭りがもうすぐはじまる
この頃になるといつも気になるのは 傷ついて帰りそびれた白鳥のこと
どうやら友達らしいカモ達が なんともないのに残っている
冬でもないのに 冬の渡 ....
都市の中心は知らない間に移動する
街を行く地獄のまぶしさに賛美 賛美
君の支配者たちのうつくしいを見る目
心臓に清潔な部分はそんなに多くなくて
さようなら 祈り捧げた毎日の光
自分の ....
今日は疲れた
どうにも疲れた
仕事をしなければならないのに
こうして書物を続けてしまう
嗚呼
逃げているだけなのか
現実など糞食らえ
虚ろな闇に包まれ
嗚咽を堪え
怒 ....
ととんぱ とんぱ とんとん とぱぱぱ
スキップ踏んで
ととんぱ とんぱ とんとん とぱぱぱ
テーブルたたいて
ととんぱ とんぱ とんとん とぱぱぱ
階段登って
ととんぱ とんぱ ....
想像上の杖は今では物質化し
杖に支えられ 安らぎを得たと
思いきや それは かりそめ
杖は時に励まし 杖は時に裏切る
杖をつかなかった頃 その頃
記憶は薄れ 緑がかった
緑がかった記憶 ....
傷跡、お前は死ぬなよ
いつなの?、お前との傷だよ
死んだよ。ここはどこだろう
愛などない。泣きたくない
僕は、僕の、
僕を、僕が
狂った。鏡に君が映った。
言った。行った。いった。
い ....
僕の心と月光の温度が
凍て付くような冬の海岸で
あの場所へ連れて行って下さいと
シリウスを指差す誰かの声が
真っ直ぐに空へ伸びて響いた
内に秘めた強さはきっと何か
目指すモノがある ....
今朝あなたの手紙の上
木漏れ日が踊りました
強い日差しは濃い影を生み
風のなすまま掻き乱されて
静止なんてありえたでしょうか
いつも新鮮で
動揺は隠せなかった
なのに
身じろぎもせず
....
羽生の天才は
将棋を知らないと
ピンと来ないのかも知れない
しかし、羽生の対局を見た人は
幾度となく
リアルタイムでそれを目撃している
頭脳的な面での天才を今まさに発揮している
....
しまった
こまったなあ
おれゆうれいなんだけど
このからだ
どうしようかなあ
正直重くてじゃまなんだよな
なんだろ
成仏とかじゃないんだよな
タダだからってもらってきたけど
いら ....
このひたすら退屈かつ競争狂気の線形時計時間を切断せよ
垂直に!垂直に!
おまえの魂が未だ、
肉の感覚欲望の屈辱に屈していないのなら
紫陽花はいよいよ青を深め濃くして霊気放ち。
山の彼方の遠くから
ほら貝と鈴の音が聞こえている
白装束に包まれ
神妙と横たわる私を
私は見た
父母の往ってしまった世界からではなく
中空の狭間に漂って
その屍を見ただけのこと
....
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