にんげんはいでんしののりものだってさ
きみもぼくもいでんしののりものならば

でもぼくはきみのいでんしをあいしているわけではない
きみのえくぼがとてもすきでいつまでもみていたいから

何日 ....
速度を脱ぎ捨てては
肌から新しい速度が広がっていく
夜の残響は低く厳しく
朝の前奏は遥かに
誰かが投げ捨てた栄光を
誰かが見失った感性を
拾い集めては燃料として焚く
このひとつの大気の横 ....
もうこの世にはいないように
白い墓標の文字を眺めている
すると小さな手が払いのけて
絵本を読んでとせがんでくる

漂う意識は
もう我が子を眺めるしか
楽しみがないのかね

幽体離脱を ....
花がよろこんでいる
その横で草もよろこんでいる
草の実は手を鳴らし思い出させている
草に、わが春のことを

だってきみの靴音
みんな忘れているよここが
雪国の花野だってことを
もう見得 ....
たぶんそこには 無 すらなかった
透明 すらなかった
そのまなざしは父親には赦された
だけど母親は女の子だったから赦せなかった
のだろう(たぶん)自らを

   #

無、を得て ほし ....
1.

季節はどこからやって来るかだれもしらない
思い出がなぜあるのかもだれもしらない

外の夜のおおきな樹
だれにもみえない鳥をとまらせ
夢と夢が天の川のようにながれていく
ゴンド ....
そこには木々がありました

その向こうには海の様な空

私は風に吹かれていました

思い出が溢れるこの場所で

ここには昔の私がいました

今の私と共に風に吹かれて

 ....
同じ道を歩いた
くり返し歩き
くり返し問い
くり返し答え
水の写経のようになにも
こころの所作だけが
ただ――


くり返し祈った
石の中のロザリオ
沈黙の塵は満ちて
尚も空白 ....
ふいに風が吹いて
窓がごおごおと揺れているのがわかった
中にいるわたしは本を読むのをやめて
少し水を飲んでから
また読めもしない本に顔を戻す
本の中では狂った男が
ひとりきりで清潔な納屋に ....
一度間違えてしまったのだから
何度間違えても同じことだろう
そう思って暮らしていると
次第にばったのような顔になってくる
顔がばったのようでは外にも出られないので
その部分を消しゴムでこすり ....
まあ、簡単に言えば
売春なんだけれども
税法上
当たり障りのない
名称を考えた結果
これになったわけ

嘘だけど
母がぼくの肩に交じり
ぼくはぬるいお茶をこぼす
夢をも一度
ハ行に注ぎ入れて
湯気を吹き
そっとすする

ほら お食べ
銀のお椀に
盛り切れないほど いっぱいの
夢だよ
飲みきれ ....
風の色は透明、雨の色は透明、太陽の色は透明、景色を透明が彩る。
時間は透明、景色を揺らす。草木が輝く。透明によって色彩が歌う。
そのなかを歩いてたら楽しかった。
時間が僕を透明にしてくれるときが ....
奥歯に米粒が挟まった
虫歯の治療を途中で止めた歯だ
取ろうにも爪楊枝なんて無いし
お茶で漱ぐのも行儀が悪い

まぁそのうち取れるだろう
そう高を括ったのも随分前で
未だに奴は奥歯の奥で
 ....
目が滑る
つるつるつるつる流れていく
芸能ニュース、政治批判
アニメ感想、チラシの裏の落書き

電車の中で
道の真ん中で
布団の中で
バックライトで目を焼きながら

文字を画像を情 ....
俺たちネットサーファーは、何が何だか分からねぇが、何かが分かるようになったらいいなと思いながら、サーフィンしてるぜ。

読書サーファーも、何が何だか分からねぇが、何かが分かるようになったらいい ....
雨を呼ぶ声
空をくぐる火
曇の牢に動く影
水の径を追いつづける午後


涙で目を洗うとき
ふと片目に残る光
三日月となり常に静かに
銀と灰を重ねてゆく


多く ....
忠元公園の夜桜並木で
君に似た女(ひと)を見かけた
あれから十年
別れた時より幸せそうだった

初めてのデートも
この桜並木だった
満開の桜のような君の笑顔
お互いを見つめ合い
時を ....
◯(入れ歯)
入れ歯を入れてないワイフが
僕によく噛んで食べるように言う

◯(もみじマーク)
意味不明のブレーキランプに
追突しそうになる

◯(行動)
いろいろ心配するが
行動 ....
あなたの眠りを妨げるものなど、すべて眠らせてしまえばいい
色んな人が電車に乗る
あなたは何色の駅に止まりますか
あたしは、淡い色で、ぐっすり眠れる駅に泊まりたい
吐き気を催すほどの閉塞感
我慢をし過ぎるなと常に言い聞かせているのに
自分でも上限を認識できないらしい
まるで他人事のようだ
優しい気持ちをどこかに置き忘れて
目の前をすべて遮断する
独り ....
目がどろっとして
唇から唾液を垂らして
「アンニュイなんですか?」
って聞いたら、
ふふっと、微笑んで

ガラスの割れる音
犬の遠吠え
電話の呼び鈴

歯茎から血が出る
口の中が ....
少しでも面識のある人間には
すべて漏れなく出したから
お返しもらってるだけなのにさ
その数で
私は人気者なのよとか
私はこんなに認められているのよ
とかって言われても
お返しした方は
 ....
鉄格子の間に坐る、あなたは
じっと――待つ
小さい窓から射し込む
一条の光にふれる、あの瞬間を

旅人の静かな足音は
やがて…遠くから響き
あなたはゆっくり、立ちあがる

(深く澄ん ....
意識 溶け拡大していく
限りなく宇宙の楽音に共鳴し
混交する闇光 すべて受け入れ
委ねるのだ 保ち 鋼の強靱
しなやかな弓の強度に震え

私欲思考ヲ停止シ
死に思に詩の言葉の飛躍に!
 ....
浅く柔らかい雨がしばらく続いてから
夏の欠片はうっすら馴染んで見えなくなりました
私はその有様を覚えて、新しい『確かめたもの』として部屋の片隅に置きます

『確かめたもの』は割と適当に、ぽいぽ ....
小説家は冗長
でいい

詩書きは
舌足らずぐらいでいい

僕は凡人だから
そう思う

横顔の印象は
全てに繋がる

その瞳が
レーニンの
ナポレオンの
イエヤス ....
ぼくは雨がいやでたまらない

うつになってしまうからだ

死にたくなってしまう

苦しくてたまらない

しとしとふる雨粒が身体をひきさく

どうしようもない身体のだるさ

思考 ....
かん高い声の騒ぐ言葉が部屋中を這いまわっている。声の主は女と女なのだが、女と女は椅子に座っていて向かい合ったちょうど真ん中にテーブルに載った紅茶とポッド、そしてナイフで取り分けたそれぞれのビクトリアサ .... ◯(考え)
下手な考えほど
考えてしまう

◯(食べ物)
年を取ると
食べ慣れたものが
一番おいしい!

◯(理屈)
理屈で勝てば勝つほど
相手の心は離れていく

◯(理屈) ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
いでんし梅昆布茶516/9/22 7:33
朝のバス葉leaf216/9/22 6:59
絵本5or65*16/9/22 6:27
黄唯色もっぷ116/9/22 3:55
アネモネの詩 (初稿)2*16/9/22 3:51
1.Qg3!!116/9/21 23:05
ある公園にて、葉月 祐3*16/9/21 22:23
ホルンただのみきや12*16/9/21 21:38
清潔な納屋春日線香316/9/21 21:24
ばった516/9/21 20:49
性交報酬花形新次116/9/21 18:58
母がぼくの肩に交じりオイタル5+*16/9/21 18:16
透明水宮うみ3*16/9/21 15:48
米粒たいら016/9/21 12:29
まとめサイト116/9/21 12:21
ネットサーフィン水宮うみ0*16/9/21 11:38
あゆみ むらさき Ⅲ木立 悟416/9/21 9:52
伊佐の青春zenyam...016/9/21 8:49
独り言10016/9/21 7:23
眠ろう眠ろうあたしは元気水宮うみ2*16/9/20 23:10
ソリチュード坂本瞳子3*16/9/20 21:51
moleopus316/9/20 21:50
年賀状花形新次116/9/20 21:39
旅人の手服部 剛216/9/20 20:47
言 霊ひだかたけし816/9/20 20:44
満ちていくkasai0*16/9/20 20:42
正岡子規と大統領暗殺AB(なかほ...4*16/9/20 19:08
fujisa...016/9/20 18:44
騒ぐ言葉 ★atsuch...6*16/9/20 13:07
独り言集9zenyam...016/9/20 8:38

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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