浅い春が来て
きみの肩先から
ふたばが芽吹く

冬の熱量が
熱ければ熱かったほど それは
あどけなく
ふるふる
ほころぶ

目をはなしたすきに
ひとひらの蝶になって
とびたった ....
今ぢや考へられない事だが

昔の猫は
ごきぶりをよく捕らへては
夜のおやつ替はりに食べてゐたものだ
ばつちいからやめなさい、と云つても

その姿に
哺乳類の原型であると云ふ
食蟲目の ....
私の倫理
それは即ち、リンリリンリと
倫理を盾に
使はない事だ

お恥づかしながら
借金返却の督促を受けた事がある

その時、リンリンと鳴る電話に
脅迫じみた何かを感じ

以来
 ....
詩が差し迫つてくると
私の中のアラームが鳴る
排便の際の
直腸のサインと同じ事だ
その詩情はもはや老廢物である
と、肉體が云ふ譯で
この場合 精神は肉に隷属してゐる
譯で-

出して ....
まじめな世界と
不まじめな世界

光と闇と言ってもいい
こっちとあっちと言ってもいい

あっちの世界に魅かれつつも
こっちに割り込んでもらっては
困るのだ

といっても
僕は不ま ....
○「独り言」
今朝も
ボケてない証に
独り言を二言三言

○「冬田」
冬田は
今は風雪に耐えながら
地力を蓄えている
春の田植えを夢見ながら


○「極楽登山」
名山あり名湯 ....
脆弱な無意識ネットワークだから眠っている夢もあるのに、
ブラックボックスを抱えているASIのほうが安心できるのか
 
2025.01.19
夜行列車に乗り込む前に後ろを振り返ってはならない
明日という希望を叶えるために
終着駅などわからなくてもいい

天気予報では明日はおおむね曇り空らしい
朝日を浴びることが出来なくても構わない ....
風熱を
食みながら
生き始める思考、
静やかに涼やかに
銀鈴の白波の
連なり鳴らし
言の葉の群れ
次々集めながら
自らの力動貫いて

 肉体と云う
  器がしんどくなれば
   ....
朝のドラマを見終わった途端母が涙目で
「住んでいる家を売り払って財産として三分割する」と言い出した
そのドラマの内容は主人公の学生時代の友人が封建的な家制度に縛られ
横暴な夫にも悩まされた挙句そ ....
雪降る寒さに紛れて
一緒のポケットに手を入れて歩いた
絡まる指が僕に歩く勇気をくれた

ずっと一緒にいられると思っていた
けれどいつの間にか
同じ空の下で違う星を見ていた

春の大三角 ....
今眠りに落ちる私
なるものが本当
に存在するもの
かは分からない
が      私
なるものがなけ
れば落ちていけ
ぬのが夢の中で
その夢の中で愛
でた花の香だけ
が本当であるか
 ....
誰一人、針を止める者はいなかった
時間だけが、過ぎていった

誰一人、悪いことをする者はいなかった 
誰一人、互いを憎む者もいなかった
誰一人、疑問に思う者はなかった
時間だけが、過ぎてい ....
 あるとき、atom、つまり、「原子」という言葉が、ディキンスンとホイットマンの二人の詩人の詩に使われているのを発見して、これは、おもしろいなと思ったのである。それというのも、当然、この二人の詩人 .... 美しい花には棘がある
花の美しさを妬む心には
棘はないのか?

就寢前にそんな事を考へたが
直ぐに寢入つた
暢気な詩人だ
これは由々しき命題だと云ふのに

美しい花
美しい星
美 ....
 

闇空がとても静かで
星の音さえも聴こえず
一月の息はしろくて
こころには凍る想い出

あどけない罪だというわ
かたちだけ孤りかなしい
夢みがち月はしっとり
甘いうたそっと ....
人戀しさのあまり
無駄ガネを遣ふ
本当は誰も俺の事など
知つちやゐないのに
よおあけおめ(笑)なんて愛想を振りまいて
ライヴハウスの喧騒の
中に獨り
ワインが何とも澁い
舌が痺れる
 ....
一行目が二行目ならば二行目は一行目ではないこれは偽である

二行目が一行目ならば一行目は二行目であるこれは真である

三行目が一行目ならば二行目は二行目であるこれは偽である

四行目を平行 ....
○「マスコミ」
テレビや新聞は正義である
という神話が崩れてきている

○「親先生離れ」
子供たちが
親や先生よりも
SNSを
信じるようになった

○「刑罰制度」
罰では
更 ....
財布の中に右耳を見つけた
最近コインの音ばかりするな
と感じたのはこれだったのか
お金を取り出して
代わりに草原を入れておいた
これでいつでも
風にそよぐ草の様子を
聞くことがで ....
バッハはキリストが復活するまでの受難を描くことで
困難を乗り越える希望を描こうとした
後々の人々もお互いの違いを乗り越え
声を合わせて彼の曲を歌い継いできた
長い年月を経てどれだけの人々が流し ....
カードはカードだ
クレジットカードもその他
いろいろお国によって
多種多機能有るということだ

かるたと花札と百人一首などなど
日本にも前からいろいろあった
仕事に行き詰まったら、どれか ....
誰かの詩を読んでいてふと意識が途切れる
微かな自分の寝息に気づいて少し慌てて瞼を開いた
どうやら座布団の上に座ったまま眠り込んでしまいそうになっていたみたいだ
心なしか頭がズキっと痛くて重い
 ....
 わたしたちの 静かな部屋は 青かった

 ポケットに入れた 痛みたちは つぎの日には
 砂にまぎれ、洗濯機ゆき
 やだなぁ。

 {ルビ溢水=いっすい}を 眼にとかして
 わたした ....
冬ざれた街
物語は化石の路となり
人々は狂った時計に戸惑い
孤独という鉄鎖に縛られ
微笑みは寒空に消えてゆく

あなたの声も届かない
初めて出会った時の切なさも
セピア色に変色した写真 ....
とてー
鼻先から抜ける
夜はこんなに豊かなものを含む
とてー
夜空に浮かぶ1.2.3
うさぎの星座、からだじゅうに散りばめた赤い煌めき
その他アンタレス
あれはサイのからだね、外枠が青く ....
僕らは皆んなそれぞれに病んでます
でも、自らが病んでることに
気付けなければ、更に明るむ意識開けなければ
ダメダメ なんじゃね?

ちゃう ん?違うんかい!…〇∬
池袋まで電車で30分の處に住んでゐる
だが東京は嫌ひだ
僕の詩には
Streetはない
あるのはTownだけだ

〈大東京惑ひの末や夜鷹蕎麦 涙次〉
何故なら若い頃から
東京、と云ふと ....
外に出る時は仮面にマント
オレの正体は誰も知らない
家に帰って気づく
マントからはみ出たガーターベルト
誰かに見られていたかもしれない
仮面を外せば
瞳が見えないくらいのつけ睫毛
そんな ....
散歩から帰ってきた母と入れ替わりに私も外へ出た
6時を過ぎたばかりの夕方の空はまだ明るい
スロープ状の坂を下って土手へ降りると
むうっとした草独特の臭いがマスク越しでも鼻についた
手入れもされ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
はなうたそらの珊瑚13*25/1/20 12:44
分岐點髙任勇梓 T...125/1/20 12:20
私の倫理025/1/20 11:38
慾求 -茶色い詩-225/1/20 10:32
二つの世界りゅうさん0*25/1/20 7:10
独り言1.20zenyam...2*25/1/20 6:02
無意識ネットワーク足立らどみ125/1/19 22:03
ブルートレインレタス6*25/1/19 21:34
詩想、しんどさのしひだかたけし5*25/1/19 20:24
影響栗栖真理亜3*25/1/19 19:20
スピカ4*25/1/19 19:04
逸脱雨宮吾子225/1/19 16:52
ユートピア万歳!鏡文志1*25/1/19 16:46
語の受容と解釈の性差について──ディキンスンとホイットマン田中宏輔10*25/1/19 16:22
ウツクシサ髙任勇梓 T...125/1/19 12:01
しろいうた秋葉竹125/1/19 11:48
わが『ユリシーズ』髙任勇梓 T...025/1/19 10:32
百行詩田中宏輔11*25/1/19 8:50
独り言1.19zenyam...0*25/1/19 7:50
たもつ325/1/19 7:22
受難曲栗栖真理亜1*25/1/19 2:02
アメリカントランプ2足立らどみ4*25/1/18 22:34
午睡栗栖真理亜125/1/18 22:15
Overflow(2025.01.09)草野春心225/1/18 21:39
独りレタス4*25/1/18 21:35
グッドナイトハミングよるもと225/1/18 21:32
五行歌、ダメダメ ちゃう?(改訂)ひだかたけし425/1/18 19:41
東京髙任勇梓 T...125/1/18 19:06
正体6*25/1/18 18:41
ウォーキング栗栖真理亜1*25/1/18 17:47

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