黒い粒が 干からびそうな勢いで
光を集めることも忘れて 泣いている

もう良いだろう
頭を撫でてくれる先生は 休養中
冬休みは 未だ先なのに
どうしようも なくなった
僕は くるくる ....

多摩川で

モーガンフリーマンがベンチでくつろいでいた

仕立ての良いグレーのスーツにグレーの帽子をかぶり

振り向きながら
彼は言った

心配するな
全てうまくいっている
 ....
帰りなさい帰りなさい
あなたの家に
帰りなさい
そんなの川に流してしまいなさい
砂漠に捨てていきなさい

帰りなさい帰りなさい
あなたの故郷に
帰りなさい

故郷も家も捨てたなら
 ....

駅の立ち食いカツカレー

おばちゃん細まゆすっぴん怖い顔

カレーまち
ふと見上げたらカレンダー

死ぬことが情けないのではない
空しく終わる人生がやりきれないのだ

ありが ....
まっくろ雨雲ひきつれて

熱風が吹いてきます

雷さまが ごろごろ ごろん と泣いています

私も怖くて泣いています

  

夕立がふり出しました

どんぴしゃり ごろ ぴし ....
ぼくのきらいなキミの中に映像や声がたくさんはいってくる瞬間にたちあいたい
そんなキミをとりまいている勝手なワイファイに一緒にざけんじゃねーぞと叫び
そのときおとずれる眠気や無気力や無遠慮な刺激とか ....
ジムで軽く汗を流した後でも
僕は特別な人にはならない

僕の専門はロックだが
知性に裏打ちされた感性で生きてゆきたいと
思っている

ジョーきみに言いたいんだ
書を捨てて街に出よう
 ....
                160704


並四ラジオにはVRつまみは無いのだ
音量調整は
アンテナタップ切り替え
再生検波管の再生具合(ポジティブ・フィードバック量を再生バリコン ....
むかしむかし 暗黒の世界に 満月が生まれた
青白く闇を照らし 人は詩を詠むようになった
狼はその光に 遠吠えながら 仲間を呼んだ
満月の夜には 事件が起こり 語り継がれた

むかしむかし 乙 ....
木の葉がこぼれる
秋を夢見て
熱にうなされる

羽が舞うような
六月の風は
萌える緑が鼻につく

戯けたこと並べてみては
現実からの逃避を繰り返し
砂の城で余暇を持て余し

後 ....
いたく、つらく、寒くてまっくらなほど

わたしのことば跳ねあがる

深く沈みこまれて溺れていくそのときに

ばねが跳ね返ってきてわたしをひっぱたく

さあ飛んできや

なら、思い切 ....
縦横無尽に幾つもの力線の輝き走り
瞑目していた内の内底、鍵裂き状の亀裂また亀裂走行
無数の力線集束し輝き黒い円を描き 落ち着き始める 間もなく
漆黒の逸脱、突如再開し 燃える力線、
放射状に何 ....
父の死が
私の全てをひっくり返す。

独りぼっちだと悟る孤独感。
繫いでいた手を
後ろに組んでしまった。

横に居た父のことを思い出さぬよう
ぽっけの中に両手を入れたまま迎えたつい昨日 ....
タトゥーを入れているのは
ならず者か島帰りか
未開人だというのは
世界共通認識だ

ファッションだなんて
言っている奴は
それを認めたくない
根性なしだ

正々堂々、俺は
昔なら ....
花のブロウチを舐めてみた
ああこんな味か。とふに落ちて
疑問の芽がひとつ摘まれたので
多少こころよく布団へ帰る



体が眠ってしまわれたので
わたしは心と遊んでいる
鼻ですら ....
仏間に置かれた古い位牌。

昭和十九年七月二十九日、ビルマ國ニテ戦死。
薄くなった金箔の文字で
位牌の主を語っている。

この家は最後娘一人となり
今から50年以上前に血筋が途絶えたのだ ....
ある朝
ヒナのために批評している
ツバメの雛が巣から落ちたのだ
百均の店員の
みなでしつらえた
段ボール製ヒナ落下防止板の設置位置について
ヒヒョウしている
作業が遅れ
巣からな ....
昭和十九年七月二十九日、ビルマ國ニテ戦死。

仏壇の片隅に置かれた位牌の主を
私は知らない。

毎年お盆になると
固く絞った白いタオルで先祖の位牌を磨き
家族みんなで迎え火を焚く。

 ....
あたしたちはむかし
旅をしていた
ジョナサンみたいに
求めるもののある旅だ

いつか終わるとは思っていた旅を
いよいよ終えたとき
わたしたちのどちらもそれに気がつかなかった
世界は ....
かみひとえで間に合わなかった
決意の、剥製を
溶けかけた終着駅にさらしている



草が生い茂り
傾いたプラットホームの白線が
一から始まり一で終わる全てをさえぎり
オポチュニス ....
待ち遠しい


白ソックスの
四足歩行で
夏まで
渡れ

日々の汚れが
レールを漱ぎ

雨降る
早く

雨降れ
もういっそ

止まずに

線路を洗う
土砂降りの ....
朝が来れば



白い陽は裏道の吐瀉物を洗い

雨は嘘のように上がっていて

青い風が僕らを試すかのように
今日を連れてくる


それは等しく親 ....
最後まで聞くよ
君の気の済むまで
存分に話しなよ

君が正しいとも
間違っているとも
決めつけないで
耳を傾けるから

頑張れとか
こうしたらどうか
なんて励ましたり
アドバイ ....
マグカップに世界の全てを注ぎ込み

飲み干してみる

月も星も太陽も

銀河の全てを胃袋に流し込む

人類の紛争も文化も経済も

文明全てを胃袋に流し込む

天地創造の後の全て ....
殺してもいいけど
せめて愛してください
好きなら死んでやる
路上生活者のように毎日が過ぎてゆく
ランボーのように地獄の季節も創出できず
安吾のようにデカダンに遊ぶ余裕も無く
冷たい缶ビールで無聊を凌ぐ

僕の故郷であるペンギン村では
あられちゃんが ....
私は父の後を歩いた
そして 目も当てられないぐらい通りは快晴で 
何かこの店の名物らしく独特の味がした 
今日 私は 父とどじょうを食べた


私は時間に間に合った 
誰に会いに行く ....
戦いがはじまれば
君は何と戦うのだろう
ゴジラであれサイバー攻撃であれ
何と戦っているのかさえ知らされず
戦う日々が来るんだろうか
蜩が鳴いているから
この、
暑い夏を思うのかもしれ ....
こんな夜は土砂降りに撃ちつけられたい
大の字を描いて仰向けになってやろう
どうせこの小道には車どころか
野良犬だって通り過ぎはしないから
足をバタバタさせて大きな声で叫んでやろう
酔っぱらい ....
サンダルに小石が入ったので
右を脱ぐ、裸足歩道の上に
途端、俺は声上げる
うわっ 熱っ!

いよいよ猛暑襲来に意識朦朧と
短パン、Tシャツ、サンダル姿で
ドトールへふらふら向かっていたの ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
酷龍藤鈴呼2*16/7/5 17:42
 ふぁんな夜高木 しおへ...016/7/5 12:54
 いすへ216/7/5 12:46
 そば屋のババアおそロシア116/7/5 12:42
夕立星丘涙1*16/7/5 7:12
ぼくのきらいなキミモリマサ公616/7/5 2:03
君と話したい梅昆布茶1116/7/5 0:58
VR海岸あおば5*16/7/4 23:45
満月の物語星丘涙4*16/7/4 22:48
カウントダウン坂本瞳子1*16/7/4 21:58
トランポリン田中修子2+*16/7/4 21:33
魂の体験ひだかたけし116/7/4 21:30
桃。梓ゆい316/7/4 19:45
タトゥー考花形新次0*16/7/4 19:38
眠れない夜たちへ印あかり4*16/7/4 18:52
我が家の歴史。梓ゆい416/7/4 18:39
あたいずむるるりら9*16/7/4 18:24
途切れた時間。梓ゆい316/7/4 18:09
ジョナサンはるな316/7/4 17:42
密度DFW 1*16/7/4 16:29
雨降るLucy6*16/7/4 10:02
朝が来ればTAT016/7/4 7:01
気の済むまでしょだまさし216/7/3 22:05
世界征服星丘涙1*16/7/3 21:48
死ぬほどリィ1*16/7/3 21:31
新しい地平線梅昆布茶716/7/3 20:50
父と雷門で番田 316/7/3 20:05
それが永久の眠りだということをかんな4*16/7/3 19:51
土砂降りの月光を浴びて坂本瞳子0*16/7/3 19:40
思考シ.09ひだかたけし316/7/3 17:32

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