あぁ…
なんということだ
こんなになってしまって
君は渇ききってしまったんだね
ただ
残された救いは
石綿の包帯に包まれ
没薬の香りと
薔薇に抱かれて
暗い石室に
眼を閉じた
静 ....
むこうみずな青いちめんをあおぎ、すっぱいドロップを口に頬張る。すべりこみセーフしたかと思ったけど、アウトになっちゃって、セブンブリッジをダウトして、ドロップアウトだけはしたくないので、ドロップ ....
君が通りすぎたとき
羽根が一枚落ちた
真黒な羽根は美しく
光を放つほどだった
僕は心配したけれど
君は痛みを感じていなかった
僕が羽根を拾い上げても
君は驚きもしなかった
....
神経網が
少しずれて
自己は混沌の
なかに居た
可笑しなことが
次つぎ起こる
時間の前後さえ
あやふやに
脳信号の変電
神経系の情報処理の
あり方による
世界の在 ....
熱の青だ、光の熱だ、太陽の爆発だ!
何という日だろう
用水路沿いの緑、生い茂り
艶やかてらてら
木漏れ陽、歩道の日陰に
懐かしい余韻ゆらゆら
揚羽蝶、不意に眼前を
華麗に舞い飛 ....
ティッシュが扇風機の風でゆれている
少女の洋服に醤油の染みがついている
母は気付いていても知らんぷり
洋服の中へ風をおくり込む少女
窓に雨の雫がしがみついていて
少女は真似して壁にへばり ....
美味しければなんだっていいんだろう
どんなに頑張って作っても
美味しくなかったらしかめつら
怒るよ
はい肉まん食べてください
美味しいですか?
尋ねるまでもないでしょう
美味しくって ....
綺麗な涙と笑顔に包まれ 君は産声を上げて生まれ
いつか花を添えられ 僕も知らない場所に還ってく
その間にどれだけの人と 出会う事ができるだろう
触れた温もりを忘れずに 何処まで行けるだろうか
....
見慣れないスカーフを胸に
少女になり
出て行こう
テーブルの上には、昨日までの私への さようなら
きっかけは
太陽と星とがイーブンなのよ
テニスの試合でいうなら いままさに
ラブ ....
もう終わってしまったのか
傷だらけの心ひた隠し
歌ってみても
心には響かない
生きる術をなくしてしまった
存在しているだけの歪んだ心は
現実を捉えることはできず
....
幼稚園児たちは楽しそうに
短冊に願いを書く
綺麗に飾って
七夕の雰囲気が出てきた
天気も晴れてくれた
七夕の紙芝居
その輝いた世界に
引き込まれる幼稚園児たち
七夕まつり毎 ....
ゆれるゆれる 大地がゆれる
ゆれるゆれる 地球が怒っている
ゆれるゆれる 木や家が
ゆれるゆれる 野や山が
ゆれるゆれる すべてを破壊するかのように
ゆれるゆれる 地球が ....
火の樹を鎮めようとして
霧の葉が燃えてゆく
夜の曇の表情が
波の上をすぎてゆく
光の会話のほとんどが散り
眠りのなかで育とうとする
小さな音が集まりかたまり
しゃ ....
わたしのアイドルだったよチェ
だからいまもわたしのアイドルだよチェ
熱帯の原点と暗点とが存在してる接点に
稲妻に愛されたあなたは
夕立のなかを
真昼に輝るメッキみたいに
....
喰らえ 悲しみよ憂いよ
痛みを力に 変えて斬る
鮮やかな笑みや 淋しげな瞳
掠める度 冴え渡る
月光に照らされ 刹那に酔い知る
戦の真ん中へと いざ参らん
嗚呼 花吹雪 花吹雪
乱世 ....
死にかけた変なジジイが
生活保護を受けながら
クソ投稿を繰り返している
変なジジイ風の奴は
ほぼすべてこいつの変名らしい
金を集られたおばはん曰く
顔も醜くてスゲエきしょいらしい
あ ....
将来は
というか死んだら
しろい造花になろうと思っていた
それでパチンコ屋の入り口に飾られて
べかべかした電飾を受けて
しだいに埃を纏って、燃えないごみに捨てられる
生きるのが ....
風が流れる
草木を揺らし花びらを散らし
風が流れる
雲が流れる
陰りを運び雨を降らせて
雲が流れる
水が流れる
岩を削り土を掘り下げる
水が流れる
人が流れる
道が整い ....
東神奈川から仲木戸へ向かう陸橋で歌う
女のストリートミュージシャンがいる
キーボードでの弾き語りを
スピーカーでガンガンに流している
今日は、aikoの「カブトムシ」だ
この間は「オリビ ....
横浜線の
車内で立っている俺の
目の前の席に
女装した男が座っている
カチューシャをしている
花柄のワンピースを着ている
不機嫌な顔で
スマホを見ている
ものすごい速さで
文字を打ち ....
三つ編みをほどいたばかりの波が
雨上がりの森になびかれている
ステンレスの鋏を握ると
約15センチの断髪式
私はあなたの為の天の川を
これから時間をかけて
伸ばして行こう
願 ....
床に転がったおまえをどこに捨てよう
細かく切り刻んでビニル袋に詰めて
生ゴミの日にまとめて捨てよう
どこかから車を盗んできて
山の中まで連れてって埋めて捨てよう
それとも誰も来ない辺 ....
いくらかんがえても
わからんなあ
ひとりでさけでものもうかのう
両手を広げて高く掲げて
スキップして跳ねまわりたいくらい
こんな喜びをそのまま素直に
全身で表現できるような
私ではないけれど
感謝の気持ちを伝えたい
ありがとう
たった一言だけ ....
夏の夜に浮かび上がる
さそり座の心臓、火星
とうたっても
こちらの夜は星座もろくにみえやしなくて
夜空は地上に住む人の心を写す鏡だというなら
みやこのこころはどれほど滅んでいるのかしら
....
いつも優しい気持ちでいたい
そう思うのは嘘じゃない
常に穏やかな気持ちでいたい
本当にそう思っている
だのにそうはできないのは
私が悪い子だからだろうか
怒りに顔を赤らめ
哀 ....
父の詩を書くことにした。
見えない世界と繋がって
無くした親子の時間を取り戻す為に。
肩に手を置いて
にこりと笑う父の姿が見える。
「お父さんどうですか?気に入りましたか??」
私は声 ....
あなたが好き、好き あなたは言いすぎ
あかくなりしたを向いてる
ぬくもりを ぬくもりで 唯 抱きしめた
あなたが好き、好き 波うつシーツを
朝のひかりが照らすころ
も ....
今はラララ
ほんの少しの
幸せに満ちている
優しい彼がいるから
痩せては
枯れて
やがてはブラックホールに
呑み込まれてゆく
そしてパラレルワールドに生まれ変わり
前世の因果を背負い
戸惑い
流れてゆく
せめて
川面を埋め尽くす
花筏に ....
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