線香花火の火花を
ぼんやりと見ていたら
心のなかに響く声
遠い夏へ誘う
眩しい陽射し 虫取り網
三つ編みの君の
麦わら帽子 飛んでゆくよ
そっと風に乗って
何処までも
二人で ....
くだらない演奏会や お粗末なCDを買うくらいなら
パブリックドメインで 無料で聞ける
世紀の名演奏を聞くべきだ
かくいう私も最近知ったのだが シュナーベルの演奏が素晴 ....
あなたのことが好き
私がまだ知らないこと
謎めいた部分が光っている
寄り添い歩けば
街は二人だけのもの
お互いの好きな気持ち
全身で知っている
だから不安などない
アイラブ ....
キンタマ王子が
獣姦文春に
不倫をスクープされた
相手は吉田羊子さんという
牝の羊で
付き合い始めて
三年になるらしい
出会いは
牧場での焼肉パーティで
そのとき羊子さんは
....
何があっても きっと いや たぶん
大丈夫だと思えれば
つらくない
もしかしたら 終わってしまうかもしれないと思うと
眠れないほどかなしい
信じているのは
....
大切な人を
大切にしたいとおもう
そんなとき 近づきすぎて
お互いが傷ついてしまう
大切な人が
大切にしてくれているとおもう
そんなとき はからずも
涙が ....
なにも期待しない
絶望も希望も過ぎてしまった
只、人々を この界を愛している
お前に向かって野球ボールを投げたら
知らない人の家の窓を割ってしまったことがあったな
俺たちが小学校低学年の頃だったね
俺たちはやばいと思って思いっ切り走って逃げた
窓を割ったことがばれるのが ....
夏空に真っ赤な花弁が広がり
老いぼれの私を覆ってゆく
忘れかけた情熱が蘇る
ヘリコプターが燃え堕ち
子犬が吠える
勘弁してくれ!
真っ赤な 真っ赤な花が咲き誇り
情熱の世界がメ ....
地上すべてのウィンドウひかるマンションや画面いっぱいにくだけちってゆくリリックのシルエットマジ超うらやましいしほんとどーでもいいね
それぞれの少年ジャンプの中身がいっしょだから流動的少女文庫本の ....
化石の森の時計塔
ぼくはここまで来てしまったんだ
青白い大きな蛾がクヌギの蜜を舐めている
静かな夜の帳がこの胸に食い込んで
少年期の動悸を想い出させる
その頃は
当たり前だったおでんの屋台 ....
高層ビルの灯りを見つめて 黒いドレスに着がえる
サファイヤの瞳をガードして ソファーに独り寝そべる
孤独を鏡に映して 黒い口紅を舐める そして闇に消えてゆく
セクシーに足覗かせ 白い肌を ....
使われなくなった井戸の底が
モノクロームの記憶を映していた
使われなくなった
フィルムカメラを取り出して
明日は何処に行こうか
錆びれた醤油と漁港のある街へ
釣竿を持って行くのも悪 ....
君が好きだった ワルトシュタイン・ソナタ
もちろんシュナーベルの ふるいSPレコード
もうだいぶ昔になるが 君の家の前をとうるのが
いつも楽しみだった ショパンやモーツ ....
ひどく疲れた
何も考えずとも、理解できるような
楽しいニュースはないものか
そう考えては携帯の画面をみつめる
現代詩に癒しを求めては
お門違いと知る
癒しなどくれないし、妙に遠まわ ....
このモヤッとした気持ちは
涼しすぎるくらいの喫茶店に
入り浸っても晴れることはなく
湿気で充満した屋外で
無理に散歩を続けたからと言って
発散されることもなく
時間が過ぎれば自然と消失され ....
君のそろえた手のひらのくぼみに湖が
あるなら
ちょうど夜が明けて霧も晴れてきて
青い山々がすっかり見えるだろう
僕は湖畔に寝そべって
君に捧げる歌を作る
君がふっと息を吹きかけるだけで ....
丘ひだの わがやに
もう雀のさえずりが
まったくきけなくなって
しののめの窓辺に
明るみがさしたとき
指先で目やにをぬぐって ....
肉を商(あきな)って居た
チーフと言う剥き出しの足
貰い忘れの給料をとりに行き
なぜ剥き出しの足が
晩秋の夕暮れに
トイレにまで
社会保険労務士の試験の後までも
追いかけられるのか
不 ....
夜中になって冷蔵庫を漁りだすわたしの
浮腫んだ足の指と
古生代石炭紀からきたゴキブリが
であいがしらにごっつんした
このままひとおもいに踏み潰してやろうか
それともわたしの身体を ....
踵をちょっと上げてみる
アキレス腱は切れないよねって
ちょっとだけ気にしながら
背伸びしてみたいんだけど
無理する気はないから
その気を味わうために
ちょっとだけ踵を上げてみてる
それだ ....
手紙があろうと電話があろうと
メールがあろうとSNSがあろうと
ひとは別れる
医学があろうと
ひとは死んでいくのとそれはおんなじだ
会わなければいいのさ
声を聞 ....
右手は仏様
左手はぼく
ぼくを仏様に添わして
合掌
それが下がっていく
合掌した手が下がっていく
行わないと身に付かないのに
果ばかり求めて下がっていく
....
絶望とはこんな味だったか
初めて知ったくらやみの味は
どこかへ行ってしまった
私の絶望には
孤独の軽やかさと
哀しみという甘さが
もはや混じりあってしまったのだ
月日という火のもと
こ ....
微細な雨粒に濡れ
その森へと足を踏み入れる
目を凝らしさらに進む
身も心も癒されてゆく気分だ
コウモリが空を舞いとび
草むらで山鳩が鳴いている
くるくると回る空を見上げ
幻想 ....
ファッキンバラバラ殺人事件で
公園に棄てるというファッキン手口は
かなり昔、別の公園でファッキン発生して
未だにファッキン解決していないんじゃないっけ?
ファッキンクリミナルマインド
ファッ ....
気分が晴れないブルーな朝は 甘味ツアーに行きましょう
クリーム餡蜜 黒蜜絡め 至福の時を楽しみましょう
ダイエットなんて気にしない これでテンションあがるなら
....
神社の鳥居の下で倒れた
おじいさんに若さをあげたい
もう何も言わない
ぴくりともしない
髪の毛一本が風でふわりと飛んでいく
光れる救急車が
ぜえぜえ言いながら交差点を曲がり
絶叫しながら ....
わたしが無に静まるとき
意識の器を
純粋な音の響きが充たす
色彩のうねり、
輝きの形象、
音の万華鏡と化し
多様な旋律とリズム包蔵スル一音一音、
響き波紋となり広がる広がる
一 ....
魚屋の先
海から引き揚げられた
青と赤が踊つている
な、にひきで
微笑いあつて居るから
こちらでも寂しくはないのだらう
まつくらのなか
青と赤をつれて帰り
ひとりの俺の腹に泳い ....
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